2018年12月25日
平成30年度(第68回)税理士試験合格者発表と新卒採用
税理士事務所 求人・採用・就職情報
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
平成30年度(第68回)税理士試験の結果が発表になりました。
税理士試験の受験者数は前年比6.5%の減少でした。
一方で、官報合格者は672名で、前年比123名、15%も減少しました。
ただ、昨年は一昨年より39名も合格者が増加しており、一昨年と比較すると受験者数比で似たような数値ですから、昨年合格者が多かった反動が出ているものと思われます。
科目別では、昨年は財務諸表論の合格率が約3割(29.7%)と過去最高レベルの高さでしたが
今年は13.4%と半分以下に落ち込みました。水準調整をしたのでしょう。
どの科目もみな10%台前半の合格率でした。
==============
税理士法人TOTALは、今年も官報合格者を輩出できました
(これで8年連続官報合格者を輩出しています)。
また、4科目合格者の方で今年2科目受験(合計6科目受験)をして1科目合格(もう1科目は不合格)したため、税理士試験に最終合格となった方も出ました。
この場合、試験合格ですが残念ながら官報には名前が載りません。
実は私も、試験合格ですが同様に官報に名前が載りませんでした。
今年の官報合格者と最終合格者は2名ともマネージャーでした。仕事と受験の両立はかなり大変だったはずで頭が下がります。
科目合格者の中には、出産明けのママさんスタッフもいます。
主婦の時間のやりくりの上手さは男性も見習わないといけないですね。
その他に、税理士法人TOTALにかつて在籍していた方も2名官報合格しました。
Nさん、受験お疲れさまでした。
そう言えば、今年は、在籍者の中から社会保険労務士試験2名、司法書士試験も1名合格者が生まれました。
合格した皆さん、
おめでとうございます!
試験の結果、来春は3名の方が大学院に進学することになりそうです。
(その他に税理士が1名、年明けから一緒に働いてくれることになっています)
今年から、A、B、C、Dという評価ではなく
点数が発表されるように変更になりました。
60点以上で合格のところ、実に3人も59点で不合格になっていました。
非常に残念です。こうなると点数が発表されるのが良いのかどうか…
慰める言葉も見当たりません。
50点台で不合格になる方もそれ以外にもいて、そのせいか、税理士法人TOTAL在籍者の今年の科目合格率は、例年を下回ってしまいました。
(働きながら受験していることを考えるとそれでも立派ですが)
来年は、捲土重来を期してもらいたいものです。
なお、税理士法人TOTALの受験生支援制度は、
・税理士試験の専門学校の学費の全額負担
・税理士試験受験料の負担
・大学院進学費用の全額負担
・試験休み制度(6日)
・有給休暇の活用
・自習室の確保
・担当割の工夫(試験前にあまり担当をつけない)
・受験メインのパートである「受験スタッフ」制度
といった形になっています。
=============
税理士試験の結果が出る12月は、8月に次ぐ受験生の転職時期でもあります
今年の転職市場の特徴は、昨年同様、人手不足で極端な売り手市場ということです。
最近は、税理士試験受験生の高齢化が進み、30代後半以降が合格者も受験生も過半数です。
このため、若い税理士試験受験生は大人気です。
ただ、そもそも税理士受験生が減っています。
アラサー受験生に頼る従来の巡回監査モデルは成り立たなくなってきています。
税理士事務所の経営者は、
・会計業界未経験者
・勉強があまり進んでいない受験生
をどうやって育てていけるかが求められています。
他産業も人手不足で、中途採用は人の取り合いです。
このため、最近では新卒をいかに採用するかに注力する事務所も増えてきています。
新卒にきちんと選ばれる企業、会計事務所になることが
生き残っていくために必要になってきました。
==============
税理士法人TOTALも、本気で新卒採用をはじめました。
来春には3名の新卒採用が予定されています。
早めに合流して、パートで働いてくれている人もいます。
新卒のスタッフは、一人一人が個性的です。
みんなちがって、みんないい。
大事な若者たちをきちんと育てていきたいと思います。
==============
※なお、この件に関するコメントは下記のコメント欄をご利用ください。
新規のご質問はここをクリック してください。
インターネットで顔が見えない方に適切な回答をするために、 質問の書式にご協力いただけると幸いです。 情報が不足する場合には回答できないことがあることはご留意ください。
また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら
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税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
平成30年度(第68回)税理士試験の結果が発表になりました。
税理士試験の受験者数は前年比6.5%の減少でした。
一方で、官報合格者は672名で、前年比123名、15%も減少しました。
ただ、昨年は一昨年より39名も合格者が増加しており、一昨年と比較すると受験者数比で似たような数値ですから、昨年合格者が多かった反動が出ているものと思われます。
科目別では、昨年は財務諸表論の合格率が約3割(29.7%)と過去最高レベルの高さでしたが
今年は13.4%と半分以下に落ち込みました。水準調整をしたのでしょう。
どの科目もみな10%台前半の合格率でした。
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税理士法人TOTALは、今年も官報合格者を輩出できました
(これで8年連続官報合格者を輩出しています)。
また、4科目合格者の方で今年2科目受験(合計6科目受験)をして1科目合格(もう1科目は不合格)したため、税理士試験に最終合格となった方も出ました。
この場合、試験合格ですが残念ながら官報には名前が載りません。
実は私も、試験合格ですが同様に官報に名前が載りませんでした。
今年の官報合格者と最終合格者は2名ともマネージャーでした。仕事と受験の両立はかなり大変だったはずで頭が下がります。
科目合格者の中には、出産明けのママさんスタッフもいます。
主婦の時間のやりくりの上手さは男性も見習わないといけないですね。
その他に、税理士法人TOTALにかつて在籍していた方も2名官報合格しました。
Nさん、受験お疲れさまでした。
そう言えば、今年は、在籍者の中から社会保険労務士試験2名、司法書士試験も1名合格者が生まれました。
合格した皆さん、
おめでとうございます!
試験の結果、来春は3名の方が大学院に進学することになりそうです。
(その他に税理士が1名、年明けから一緒に働いてくれることになっています)
今年から、A、B、C、Dという評価ではなく
点数が発表されるように変更になりました。
60点以上で合格のところ、実に3人も59点で不合格になっていました。
非常に残念です。こうなると点数が発表されるのが良いのかどうか…
慰める言葉も見当たりません。
50点台で不合格になる方もそれ以外にもいて、そのせいか、税理士法人TOTAL在籍者の今年の科目合格率は、例年を下回ってしまいました。
(働きながら受験していることを考えるとそれでも立派ですが)
来年は、捲土重来を期してもらいたいものです。
なお、税理士法人TOTALの受験生支援制度は、
・税理士試験の専門学校の学費の全額負担
・税理士試験受験料の負担
・大学院進学費用の全額負担
・試験休み制度(6日)
・有給休暇の活用
・自習室の確保
・担当割の工夫(試験前にあまり担当をつけない)
・受験メインのパートである「受験スタッフ」制度
といった形になっています。
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税理士試験の結果が出る12月は、8月に次ぐ受験生の転職時期でもあります
今年の転職市場の特徴は、昨年同様、人手不足で極端な売り手市場ということです。
最近は、税理士試験受験生の高齢化が進み、30代後半以降が合格者も受験生も過半数です。
このため、若い税理士試験受験生は大人気です。
ただ、そもそも税理士受験生が減っています。
アラサー受験生に頼る従来の巡回監査モデルは成り立たなくなってきています。
税理士事務所の経営者は、
・会計業界未経験者
・勉強があまり進んでいない受験生
をどうやって育てていけるかが求められています。
他産業も人手不足で、中途採用は人の取り合いです。
このため、最近では新卒をいかに採用するかに注力する事務所も増えてきています。
新卒にきちんと選ばれる企業、会計事務所になることが
生き残っていくために必要になってきました。
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税理士法人TOTALも、本気で新卒採用をはじめました。
来春には3名の新卒採用が予定されています。
早めに合流して、パートで働いてくれている人もいます。
新卒のスタッフは、一人一人が個性的です。
みんなちがって、みんないい。
大事な若者たちをきちんと育てていきたいと思います。
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