2016年02月11日
40歳未経験女性の税理士事務所就職
税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
ご質問はここをクリック
はま娘 様からのお問合せです。
■年齢 40歳
■性別 女
■資格 簿記3級 現在2級取得中
■職歴 正社員にて営業事務/ 契約社員にて現場事務/現在は派遣にて総務事務(給与事務補佐含む)
■学歴 専門学校(事務系)
■会計事務所経験 無
■居住地 神奈川県
初めまして。
経理系の仕事にチャレンジしたく、簿記3級取得後、現在2級取得を目指しています。
現在は派遣にてちょっとした経理的な処理(支払いや請求発行)をやっています。
今後、経理や税理士・会計事務所で補佐的でも良いので、簿記資格が活かせる仕事をしていきたいと思っていますが、経理経験も無い、年齢的な面でも厳しい事は承知しています。(非正規からの正規雇用が望ましいですが、特にこだわってはいません)
Q.
2級取得後、何か勉強しておくと良い資格はありますか?
いろいろなサイトによると、1級より税理士の科目受験を奨める内容が多いのですが、専門卒で受験資格があるか?も曖昧です。(ちなみに日商簿記3級の授業は1年間、週1でありましたが…)
FPも気になっています。
A.
一般企業の経理についてはコメントする立場にありませんので税理士事務所について書かせていただきます。
1.資格の勉強
(1)税理士試験
残念ながら、はま娘さんは、
「法人又は事業を営む個人の会計に関する事務」(職歴)2年の職務経歴書がもらえないと税理士試験の受験資格がないかもしれません。
参照) 「税理士試験の受験資格」
(2)FP
私自身、CFPを持っていますし、FPの勉強会(SG)に参加することもありますが、
生命保険の営業マンの信用補完のアクセサリーとしては意味がありますし、勉強もそれなりに面白いのですが、知識を広く浅くというスタイルなので会計事務所の内勤女性事務員に求められるものと違うので、税理士事務所の採用ではあまり評価されないでしょう。
(3)簿記1級
しいて言うと、はま娘様の場合は、この後勉強するなら 簿記1級でしょう。
(簿記1級は、大企業向きの工業簿記の原価計算の比率が高く、
商業簿記中心の税理士事務所には重すぎるのですが…)
他には法人税や消費税の実務講習のようなものもありますが、お金や時間をかけてもその分評価されるかは微妙です。
2.就職活動
私は、30代前半までにできるだけ勉強してほしいと思っていますが、
アラフォーになったら、勉強よりも、今までのキャリアを生かしていかに就職活動をするかの方が重要な気がします。
若いうちは、どこまで伸びるのか、ポテンシャルで人を評価しますが、
30代後半以降は、今まで何をやってきて、今後実際に何ができるかが問われます。
就職活動は、認識なさっているように楽ではありませんが、
確率を上げるためには、
(1)家の近くの会計事務所
安定した事務仕事なので、辞めない女性を求める会計事務所は多いです。
通勤30分以内の事務所なら辞めにくいので採用されやすくなります。
(2)年配の所長の会計事務所
若さを売りにしている事務所には採用されにくいですが、
年配の所長なら40歳の事務職経験者を求めているかもしれません。
(3)給与計算や事務代行もやっている総合事務所
会計事務所の中には、最近では給与計算に取り組む事務所も増えてきています。
また、事務代行として、経理だけでなく営業事務の一部や振込代行も行う事務所も増えています。
はま娘様の場合、経理は未経験ですが、給与や事務代行なら即戦力です。
最近はどこの事務所も人不足に悩んでいます。
経験者採用をあきらめて、新卒採用にチャレンジする事務所も増えています。
今後は、40代の女性事務員の採用を検討する事務所も増えてくるかもしれません。
あきらめずに就職活動を続けてみてください。
参照 「あきらめずに会計事務所に就職する方法」
=============
TOTALグループは、「お客様訪問をする」スタッフは、未経験者の場合は受験スタッフ(受験生パートです)を除くと税理士試験2科目以上合格が基本になります。
バックオフィスも、経験者採用ができればいいのですが…、
大募集中ですが、どうしても不足します。
未経験でのバックオフィスの採用は、女性が多く、主として30代前半までの方を採用して総務・会計や給与入力から始まって、徐々に技術やコミュニケーションスキルを磨いてもらっています。バックオフィスは受験勉強よりも人柄とポテンシャルを重視しています。
新卒の方も、4月に去年に引き続き2名入社してくれます。若いスタッフと働くのを楽しみにしています。
=============
※なお、この件に関するコメントは下記のコメント欄をご利用ください。
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インターネットで顔が見えない方に適切な回答をするために、 質問の書式にご協力いただけると幸いです。 情報が不足する場合には回答できないことがあることはご留意ください。
また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら
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記事を商業利用するには、高橋寿克の事前の明示許諾が必要です。
商業利用(おまとめサイト等を含む)は原則として有料になります。
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税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
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■年齢 40歳
■性別 女
■資格 簿記3級 現在2級取得中
■職歴 正社員にて営業事務/ 契約社員にて現場事務/現在は派遣にて総務事務(給与事務補佐含む)
■学歴 専門学校(事務系)
■会計事務所経験 無
■居住地 神奈川県
初めまして。
経理系の仕事にチャレンジしたく、簿記3級取得後、現在2級取得を目指しています。
現在は派遣にてちょっとした経理的な処理(支払いや請求発行)をやっています。
今後、経理や税理士・会計事務所で補佐的でも良いので、簿記資格が活かせる仕事をしていきたいと思っていますが、経理経験も無い、年齢的な面でも厳しい事は承知しています。(非正規からの正規雇用が望ましいですが、特にこだわってはいません)
Q.
2級取得後、何か勉強しておくと良い資格はありますか?
いろいろなサイトによると、1級より税理士の科目受験を奨める内容が多いのですが、専門卒で受験資格があるか?も曖昧です。(ちなみに日商簿記3級の授業は1年間、週1でありましたが…)
FPも気になっています。
A.
一般企業の経理についてはコメントする立場にありませんので税理士事務所について書かせていただきます。
1.資格の勉強
(1)税理士試験
残念ながら、はま娘さんは、
「法人又は事業を営む個人の会計に関する事務」(職歴)2年の職務経歴書がもらえないと税理士試験の受験資格がないかもしれません。
参照) 「税理士試験の受験資格」
(2)FP
私自身、CFPを持っていますし、FPの勉強会(SG)に参加することもありますが、
生命保険の営業マンの信用補完のアクセサリーとしては意味がありますし、勉強もそれなりに面白いのですが、知識を広く浅くというスタイルなので会計事務所の内勤女性事務員に求められるものと違うので、税理士事務所の採用ではあまり評価されないでしょう。
(3)簿記1級
しいて言うと、はま娘様の場合は、この後勉強するなら 簿記1級でしょう。
(簿記1級は、大企業向きの工業簿記の原価計算の比率が高く、
商業簿記中心の税理士事務所には重すぎるのですが…)
他には法人税や消費税の実務講習のようなものもありますが、お金や時間をかけてもその分評価されるかは微妙です。
2.就職活動
私は、30代前半までにできるだけ勉強してほしいと思っていますが、
アラフォーになったら、勉強よりも、今までのキャリアを生かしていかに就職活動をするかの方が重要な気がします。
若いうちは、どこまで伸びるのか、ポテンシャルで人を評価しますが、
30代後半以降は、今まで何をやってきて、今後実際に何ができるかが問われます。
就職活動は、認識なさっているように楽ではありませんが、
確率を上げるためには、
(1)家の近くの会計事務所
安定した事務仕事なので、辞めない女性を求める会計事務所は多いです。
通勤30分以内の事務所なら辞めにくいので採用されやすくなります。
(2)年配の所長の会計事務所
若さを売りにしている事務所には採用されにくいですが、
年配の所長なら40歳の事務職経験者を求めているかもしれません。
(3)給与計算や事務代行もやっている総合事務所
会計事務所の中には、最近では給与計算に取り組む事務所も増えてきています。
また、事務代行として、経理だけでなく営業事務の一部や振込代行も行う事務所も増えています。
はま娘様の場合、経理は未経験ですが、給与や事務代行なら即戦力です。
最近はどこの事務所も人不足に悩んでいます。
経験者採用をあきらめて、新卒採用にチャレンジする事務所も増えています。
今後は、40代の女性事務員の採用を検討する事務所も増えてくるかもしれません。
あきらめずに就職活動を続けてみてください。
参照 「あきらめずに会計事務所に就職する方法」
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TOTALグループは、「お客様訪問をする」スタッフは、未経験者の場合は受験スタッフ(受験生パートです)を除くと税理士試験2科目以上合格が基本になります。
バックオフィスも、経験者採用ができればいいのですが…、
大募集中ですが、どうしても不足します。
未経験でのバックオフィスの採用は、女性が多く、主として30代前半までの方を採用して総務・会計や給与入力から始まって、徐々に技術やコミュニケーションスキルを磨いてもらっています。バックオフィスは受験勉強よりも人柄とポテンシャルを重視しています。
新卒の方も、4月に去年に引き続き2名入社してくれます。若いスタッフと働くのを楽しみにしています。
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