2015年06月28日
銀行(金融機関)経験者と会計事務所の求人票
税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
ご質問はここをクリック
はる様よりのお問い合わせです。
■年 齢 31歳
■性 別 女
■資 格 簿記3級
■職 歴 一般事務1年→現在銀行のパート1年未満
■学 歴 高卒
■居住地 地方
初めてまして。
私は21歳で結婚し、子ども2人に恵まれずっと専業主婦でした。
29歳の時に一般事務へ就職をし、経理も補助的でしたがしており、そこで経理の楽しさを覚え簿記3級を取りました。
そして将来の夢、税理士を目指したいと考えるようになり、何もなかった主婦でしたので経理の経験も積みながら簿記2級を目指し会計事務所への就職を考えておりました。
しかし上司とウマが合わず1年で退職し、会計事務所のパートを探そうと思っていた所、銀行の後方事務のパートに受かり今働いております。
今の仕事はすぐに辞めるつもりはないのですが、働きながら簿記2級、1級を取りたいと思っているのが現状です。
そこで質問なのですが
Q.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として少しでもプラスになるのでしょうか?
学歴、年齢、未経験な事もあり焦りばかりがあります。
無知な私ですが、どうかよろしくお願いします。
A.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として大いにプラスになります。
銀行で求められる資質と、会計事務所で仕事上求められる資質はほとんど一緒です。
お金に関する仕事なので、公正・潔癖で不正を行わないこと、
ある程度上品で親身な印象を与えられること(窓口、電話応対、接客等)、
事務が早くて正確なこと、
簿記に関して一定の知識があること、
組織で働くことに慣れている(組織適性が高い)、
真面目で根気強いこと…。
仕事が出来るだけでなく、銀行に採用され、そして一定期間勤務していた(通用した)という事実は、
銀行が身元を保証してくれているようなもので、会計事務所の求人に応募する上でかなり高く評価されます。
なお、バックオフィス経験者でなく、フロントの営業担当者の場合、
上記に加えて、資金繰り・融資の知識があり、法人営業の即戦力となる点が加点事由です。
銀行だけでなく、損害保険、生命保険、その他金融(クレサラを除く)も「金融機関経験者」としてほぼ同様な評価になります。
実際、会計事務所の求人票を見ると
「会計事務所経験者」と並んで「金融機関経験者」(と「経理経験者」)が記載されていることが多いのに気付くことでしょう。
税理士試験の受験資格は、簿記1級を取らなくても、職務経歴で可能です。
「税理士業務の補助の事務」に加えて、「銀行等における貸付け等に関する事務」、「法人の会計に関する事務」も列挙されており、2年の実務経験でOKです。
銀行のパートや会計事務所では、簿記1級は(メーカーの経理と異なり)苦労の割には評価されないかもしれません。
証明書を現職で出してもらえそうなら(おそらく可能だと思います)、簿記2級の後は、簿記1級をやめて税理士試験の「簿記論」の勉強をすることも検討してみてください。
=================
税理士法人TOTALでも、金融機関経験者はもちろん高く評価されます。スタッフの1割以上は金融機関出身者です。都市銀行、地方銀行、生命保険、損害保険、公的金融機関出身者が、まんべんなく在籍してくれています。
そういえば、9拠点の本部長のうち、生命保険、地方銀行、都市銀行出身者が各1名で、3分の1が金融機関出身者ですし、グループの司法書士事務所TOTALを率いている妻も損害保険出身です。
やはり、会計事務所、士業事務所は金融機関出身者が多いですね、
=================
※なお、この件に関するコメントは下記のコメント欄をご利用ください。
新規のご質問はここをクリック してください。
インターネットで顔が見えない方に適切な回答をするために、 質問の書式にご協力いただけると幸いです。 情報が不足する場合には回答できないことがあることはご留意ください。
また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
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■年 齢 31歳
■性 別 女
■資 格 簿記3級
■職 歴 一般事務1年→現在銀行のパート1年未満
■学 歴 高卒
■居住地 地方
初めてまして。
私は21歳で結婚し、子ども2人に恵まれずっと専業主婦でした。
29歳の時に一般事務へ就職をし、経理も補助的でしたがしており、そこで経理の楽しさを覚え簿記3級を取りました。
そして将来の夢、税理士を目指したいと考えるようになり、何もなかった主婦でしたので経理の経験も積みながら簿記2級を目指し会計事務所への就職を考えておりました。
しかし上司とウマが合わず1年で退職し、会計事務所のパートを探そうと思っていた所、銀行の後方事務のパートに受かり今働いております。
今の仕事はすぐに辞めるつもりはないのですが、働きながら簿記2級、1級を取りたいと思っているのが現状です。
そこで質問なのですが
Q.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として少しでもプラスになるのでしょうか?
学歴、年齢、未経験な事もあり焦りばかりがあります。
無知な私ですが、どうかよろしくお願いします。
A.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として大いにプラスになります。
銀行で求められる資質と、会計事務所で仕事上求められる資質はほとんど一緒です。
お金に関する仕事なので、公正・潔癖で不正を行わないこと、
ある程度上品で親身な印象を与えられること(窓口、電話応対、接客等)、
事務が早くて正確なこと、
簿記に関して一定の知識があること、
組織で働くことに慣れている(組織適性が高い)、
真面目で根気強いこと…。
仕事が出来るだけでなく、銀行に採用され、そして一定期間勤務していた(通用した)という事実は、
銀行が身元を保証してくれているようなもので、会計事務所の求人に応募する上でかなり高く評価されます。
なお、バックオフィス経験者でなく、フロントの営業担当者の場合、
上記に加えて、資金繰り・融資の知識があり、法人営業の即戦力となる点が加点事由です。
銀行だけでなく、損害保険、生命保険、その他金融(クレサラを除く)も「金融機関経験者」としてほぼ同様な評価になります。
実際、会計事務所の求人票を見ると
「会計事務所経験者」と並んで「金融機関経験者」(と「経理経験者」)が記載されていることが多いのに気付くことでしょう。
税理士試験の受験資格は、簿記1級を取らなくても、職務経歴で可能です。
「税理士業務の補助の事務」に加えて、「銀行等における貸付け等に関する事務」、「法人の会計に関する事務」も列挙されており、2年の実務経験でOKです。
銀行のパートや会計事務所では、簿記1級は(メーカーの経理と異なり)苦労の割には評価されないかもしれません。
証明書を現職で出してもらえそうなら(おそらく可能だと思います)、簿記2級の後は、簿記1級をやめて税理士試験の「簿記論」の勉強をすることも検討してみてください。
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税理士法人TOTALでも、金融機関経験者はもちろん高く評価されます。スタッフの1割以上は金融機関出身者です。都市銀行、地方銀行、生命保険、損害保険、公的金融機関出身者が、まんべんなく在籍してくれています。
そういえば、9拠点の本部長のうち、生命保険、地方銀行、都市銀行出身者が各1名で、3分の1が金融機関出身者ですし、グループの司法書士事務所TOTALを率いている妻も損害保険出身です。
やはり、会計事務所、士業事務所は金融機関出身者が多いですね、
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