2014年06月05日
アラフォー未経験者の会計事務所への転職
税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
※ご質問はここをクリック
きみえ様よりのお問い合わせです。
■年齢 39歳
■性別 女性(未婚)
■資格 日商簿記3級(2月に合格)
■職歴 18歳 販売業(正社員)
19〜25歳 引きこもり(無職)
25歳〜埼玉県の小箱のキャバクラ
28歳〜吉祥寺の大箱のキャバクラ
(在籍女性が100人いるお店で
ナンバー10に1年間入ってました。
今は寂れた店になってるみたいです)
32歳〜歌舞伎町のキャバクラ
33歳〜蒲田のキャバクラ
35歳〜工場の倉庫で梱包作業
38歳〜無職
■学歴 高卒
数学は好きです。
現在、通信制大学に入学して10単位取りました
(あと114単位取れば卒業です。10年かけて卒業を目指しています。)
■ 首都圏で1人暮らし
35歳に激太りし、見た目がびっくりするぐらい劣化したため
水商売のお店も不採用続きて働く店がなくなり、
35歳から工場で働いていたのですが 最近は工場も不採用続きです。
今更遅いとおもいつつ
人生をやり直したいと思い、通信制大学に入学し勉強を始めました。
簿記の面白を知り もっと知りたいと思い税理士事務所で働きながら勉強したいと思ったのですが
36社も書類選考落ちし、 一度も面接できません。
貯金も残り20万円しかありません。
夏ボーナス時期になるので水商売のお店もたくさんの女性を採用するはずですが不採用です。
Q.どうにか税理士事務所で働く道はないでしょうか。
A.
きみえ様が税理士事務所で働く道は
「あるかもしれないし、ないかもしれない。」
対策は
(1)特殊な税理士事務所を狙う
嘘のような話ですが、懇意にさせていただいている税理士に、メイド喫茶出身者を積極採用している方がおられます。
「お帰りなさいませ、ご主人様」をやると営業成績は上がるそうです。
また、キャバクラ・水商売専門の税理士も都内には複数おられます。
なんらかの理由でキャバクラ出身者を優先して採用する事務所はあるのかもしれません。
(2)近くの会計事務所
最近は、他の業種同様、会計事務所も採用難なので
家から近くの税理士事務所なら、もしかしたら採用されるかもしれません。
税理士法人TOTALでも徒歩・自転車10分圏から応募の方にはかなり甘いです。
(3)ダイエットする
ダイエットについては、私も「やるやる詐欺」になっているようになかなか容易ではないですが…。
見た目をきれいにできれば就職も有利になります。
お茶出し、接客は営業の基本ですから。
やれることを、悔いのないように頑張ってください。
ここから先は大きなお世話ですが、
連続して書類落ちして面接に進めないように、30代後半になったらキャリアチェンジは一般的には難しいでしょう。
アラフォーの転職は、原則としてそれまでしてきた仕事を評価して即戦力として何ができるかで採用することが多く、事務系の仕事をしたことがないのは大きな減点になります。
上記対策等でも難しい場合は、一定のところで見切りをつけた方がいいかもしれません。
過去を振り返ったり、不利を嘆いても始まりません。
40歳を過ぎると、前を向いて何が出来るかを考えて人生を選び取っていく覚悟も必要になります。
数学が得意だと、簿記の勉強は楽しいですよね。
残念なことに、この10年で一番減った職種が会計事務だといわれています。
コンピューターの普及が仕事を変えていっているのです。
大学での勉強を含めて、自分の将来を考えて何を学んでいくか、学ぶべきことを再検討してもいいかもしれません。
そういえば、以前、30歳前後のキャバクラ嬢の方とお話ししたときに
(接待されました。自腹で払える余裕はありません。愛妻家?ですし、子供と遊んでいる方が気が楽です)
看護師の学校に通っているという方が多くてしっかりしているなあと思ったことを思い出しました。
看護学校のレベルもかなり上がって、お金と若さも必要そうなのでアラフォーではきつい気がしますが。
きみえ様の場合、接客も得意なようですし、向学心もあるので、
たとえば、介護系の資格を取れば(難易度は低いです)、就職は比較的容易でしょう。
おじいちゃん、おばあちゃんという生身の人間を扱うので、接客能力が必要なこと、
若者の流入が少なく、資格のレベルが高くなりにくく取りやすいこと、
需要は当面増加し続け、慢性的な供給不足で40代からの就職も容易なことなどがあります。
以前は給与の安さが嫌われていましたが、色々な業種の生の数字を知っている税理士から見て、介護業界は特に給料が低い職場だとは思いません。
(国から給与アップのための手当が出ていますし、他の産業との差は詰まってきました)
他の業界も含めて、自分に向いている仕事は何か、社会で必要とされている仕事は何かを考えてみても良いでしょう。
======================
仕事については、私は、35歳までに何をしてきたかが重要だと思っています。
専門職は、知識の蓄積や一定の密度が必要なのでその傾向が強くなります。
税理士試験の受験中は、仕事と勉強の両立が大変です。合格への気力を持ち続けてがんばってもらいたいですね。
その後、税理士有資格者(主婦を除く)になったら、受験生と違って心置きなく仕事に精進してもらいたいと思います。
30前半までの若い人は体力もあるし、家庭環境も許すでしょうからこの時期にこそ仕事は頑張ってほしいです。
また、スタートが遅れて35歳未経験で入社した場合には、
他の人が早く帰っている時でも、あえて仕事量を増やして
「3年くらいは無理しても頑張ってね」と言っています。
今しか追いつく機会がないかもしれないのです。
若いうちの知識・経験の蓄積が「専門家」として生きていくためには重要です。
もっとも、その後もアップデートはもとより、いっそうの研鑽を求められ続けるのですが…。
仕事を楽しめる人が「専門家」には向いています。
======================
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税理士法人TOTAL 高橋寿克です。
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きみえ様よりのお問い合わせです。
■年齢 39歳
■性別 女性(未婚)
■資格 日商簿記3級(2月に合格)
■職歴 18歳 販売業(正社員)
19〜25歳 引きこもり(無職)
25歳〜埼玉県の小箱のキャバクラ
28歳〜吉祥寺の大箱のキャバクラ
(在籍女性が100人いるお店で
ナンバー10に1年間入ってました。
今は寂れた店になってるみたいです)
32歳〜歌舞伎町のキャバクラ
33歳〜蒲田のキャバクラ
35歳〜工場の倉庫で梱包作業
38歳〜無職
■学歴 高卒
数学は好きです。
現在、通信制大学に入学して10単位取りました
(あと114単位取れば卒業です。10年かけて卒業を目指しています。)
■ 首都圏で1人暮らし
35歳に激太りし、見た目がびっくりするぐらい劣化したため
水商売のお店も不採用続きて働く店がなくなり、
35歳から工場で働いていたのですが 最近は工場も不採用続きです。
今更遅いとおもいつつ
人生をやり直したいと思い、通信制大学に入学し勉強を始めました。
簿記の面白を知り もっと知りたいと思い税理士事務所で働きながら勉強したいと思ったのですが
36社も書類選考落ちし、 一度も面接できません。
貯金も残り20万円しかありません。
夏ボーナス時期になるので水商売のお店もたくさんの女性を採用するはずですが不採用です。
Q.どうにか税理士事務所で働く道はないでしょうか。
A.
きみえ様が税理士事務所で働く道は
「あるかもしれないし、ないかもしれない。」
対策は
(1)特殊な税理士事務所を狙う
嘘のような話ですが、懇意にさせていただいている税理士に、メイド喫茶出身者を積極採用している方がおられます。
「お帰りなさいませ、ご主人様」をやると営業成績は上がるそうです。
また、キャバクラ・水商売専門の税理士も都内には複数おられます。
なんらかの理由でキャバクラ出身者を優先して採用する事務所はあるのかもしれません。
(2)近くの会計事務所
最近は、他の業種同様、会計事務所も採用難なので
家から近くの税理士事務所なら、もしかしたら採用されるかもしれません。
税理士法人TOTALでも徒歩・自転車10分圏から応募の方にはかなり甘いです。
(3)ダイエットする
ダイエットについては、私も「やるやる詐欺」になっているようになかなか容易ではないですが…。
見た目をきれいにできれば就職も有利になります。
お茶出し、接客は営業の基本ですから。
やれることを、悔いのないように頑張ってください。
ここから先は大きなお世話ですが、
連続して書類落ちして面接に進めないように、30代後半になったらキャリアチェンジは一般的には難しいでしょう。
アラフォーの転職は、原則としてそれまでしてきた仕事を評価して即戦力として何ができるかで採用することが多く、事務系の仕事をしたことがないのは大きな減点になります。
上記対策等でも難しい場合は、一定のところで見切りをつけた方がいいかもしれません。
過去を振り返ったり、不利を嘆いても始まりません。
40歳を過ぎると、前を向いて何が出来るかを考えて人生を選び取っていく覚悟も必要になります。
数学が得意だと、簿記の勉強は楽しいですよね。
残念なことに、この10年で一番減った職種が会計事務だといわれています。
コンピューターの普及が仕事を変えていっているのです。
大学での勉強を含めて、自分の将来を考えて何を学んでいくか、学ぶべきことを再検討してもいいかもしれません。
そういえば、以前、30歳前後のキャバクラ嬢の方とお話ししたときに
(接待されました。自腹で払える余裕はありません。愛妻家?ですし、子供と遊んでいる方が気が楽です)
看護師の学校に通っているという方が多くてしっかりしているなあと思ったことを思い出しました。
看護学校のレベルもかなり上がって、お金と若さも必要そうなのでアラフォーではきつい気がしますが。
きみえ様の場合、接客も得意なようですし、向学心もあるので、
たとえば、介護系の資格を取れば(難易度は低いです)、就職は比較的容易でしょう。
おじいちゃん、おばあちゃんという生身の人間を扱うので、接客能力が必要なこと、
若者の流入が少なく、資格のレベルが高くなりにくく取りやすいこと、
需要は当面増加し続け、慢性的な供給不足で40代からの就職も容易なことなどがあります。
以前は給与の安さが嫌われていましたが、色々な業種の生の数字を知っている税理士から見て、介護業界は特に給料が低い職場だとは思いません。
(国から給与アップのための手当が出ていますし、他の産業との差は詰まってきました)
他の業界も含めて、自分に向いている仕事は何か、社会で必要とされている仕事は何かを考えてみても良いでしょう。
======================
仕事については、私は、35歳までに何をしてきたかが重要だと思っています。
専門職は、知識の蓄積や一定の密度が必要なのでその傾向が強くなります。
税理士試験の受験中は、仕事と勉強の両立が大変です。合格への気力を持ち続けてがんばってもらいたいですね。
その後、税理士有資格者(主婦を除く)になったら、受験生と違って心置きなく仕事に精進してもらいたいと思います。
30前半までの若い人は体力もあるし、家庭環境も許すでしょうからこの時期にこそ仕事は頑張ってほしいです。
また、スタートが遅れて35歳未経験で入社した場合には、
他の人が早く帰っている時でも、あえて仕事量を増やして
「3年くらいは無理しても頑張ってね」と言っています。
今しか追いつく機会がないかもしれないのです。
若いうちの知識・経験の蓄積が「専門家」として生きていくためには重要です。
もっとも、その後もアップデートはもとより、いっそうの研鑽を求められ続けるのですが…。
仕事を楽しめる人が「専門家」には向いています。
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