2012年07月31日
高校卒業20代後半の会計事務所就職
税理士事務所・会計事務所の就職情報
税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。
税理士試験が本日から始まりました。受験生のみなさん、がんばってください。
税理士試験が終わると、採用シーズンです。
税理士法人TOTALも、今回は大原簿記学校の就職説明会に参加します。
船橋本部希望者は選考の上、即日面接をします。東京本部、新宿本部希望者は履歴書をお預かりしたうえで数日中に面接のご連絡をいたします。
(採用が集中する時期ですので、早めに面接を行う予定です)
K様よりのご質問です。
内容
■年齢 26歳
■性別 男
■資格 簿記論合格
■職歴 アルバイトのみ
■学歴 高校卒業
■会計事務所経験 なし
■居住地 不明(ご記入いただけると幸いです)
前年 財務諸表論A判定で、法人税法・財表学習中に両立が困難になり、不本意ながら6月に財表に絞りました。
Q.
今は財務諸表論合格が当面の課題ですが、試験後すぐに就職するか、法人税法の勉強を続けるか悩んでいます。
この1年、法人税法を勉強してみて、自分の能力では、正社員で働きながら法人税合格は到底無理だと痛感します。年齢等のことを考えると、早く就職する方が良いとは思いますが、私の条件で就職した場合、合格科目の範囲でしか仕事をさせてもらえないとすると、躊躇します。
税理士事務所や会計事務所に就職したら、法人税に合格していなくても、指導して頂きながら税務の仕事を覚えることは可能なのでしょうか。
A.
法人税法を合格してから会計事務所に入る人は多くありません(税理士法人TOTALで数えてみましたが、入所時点での必須税法合格者は3割いませんでした)。
法人税法に合格していなくても、多くの会計事務所では、会計入力、資料作成、社内研修、OJTを通じて税務の仕事を順にこなしていけるようになります。
税理士試験で法人税を6月まで勉強したなら一定の知識はあるはずです。
中小、零細事務所ならおそらくそれほど業務に制限はしないことが多いでしょう。
中堅以上の税理士事務所は、事務所の方針によります。事務所によっては、経験を積めば一定の責任ある仕事をしてもらうところもあります。
また、そういう期間が与えられなければ会計事務所を移ることを考えればいいのかもしれません。
法人税法が合格しにくいのは事実で、税理士試験最大の難関です。
私自身2年目で合格しましたが、初年度なぜ落ちたか、2年目どれくらいで合格できたのかわからなかった記憶があります。
K様の受験が今年2年目なら、もう一年、受験に専念しても構いませんが、3年目以降なら早めの就職をお勧めします。
受験専念は3〜4年が普通は限界だろうと思います。それ以上だと、コミュニケーション能力を磨く機会が失われ社会復帰ができにくくなる危険性が増えます。
特にK様の場合は、高校を出てから長く、きちんとした社会人経験がないだけに遅くても来年には就職する必要があるように思います。
仕事は若くして始めた方の方が圧倒的に成長しますし、有利です。考えすぎる前に働いてみるのも良いかもしれませんよ。
税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。
税理士試験が本日から始まりました。受験生のみなさん、がんばってください。
税理士試験が終わると、採用シーズンです。
税理士法人TOTALも、今回は大原簿記学校の就職説明会に参加します。
船橋本部希望者は選考の上、即日面接をします。東京本部、新宿本部希望者は履歴書をお預かりしたうえで数日中に面接のご連絡をいたします。
(採用が集中する時期ですので、早めに面接を行う予定です)
K様よりのご質問です。
内容
■年齢 26歳
■性別 男
■資格 簿記論合格
■職歴 アルバイトのみ
■学歴 高校卒業
■会計事務所経験 なし
■居住地 不明(ご記入いただけると幸いです)
前年 財務諸表論A判定で、法人税法・財表学習中に両立が困難になり、不本意ながら6月に財表に絞りました。
Q.
今は財務諸表論合格が当面の課題ですが、試験後すぐに就職するか、法人税法の勉強を続けるか悩んでいます。
この1年、法人税法を勉強してみて、自分の能力では、正社員で働きながら法人税合格は到底無理だと痛感します。年齢等のことを考えると、早く就職する方が良いとは思いますが、私の条件で就職した場合、合格科目の範囲でしか仕事をさせてもらえないとすると、躊躇します。
税理士事務所や会計事務所に就職したら、法人税に合格していなくても、指導して頂きながら税務の仕事を覚えることは可能なのでしょうか。
A.
法人税法を合格してから会計事務所に入る人は多くありません(税理士法人TOTALで数えてみましたが、入所時点での必須税法合格者は3割いませんでした)。
法人税法に合格していなくても、多くの会計事務所では、会計入力、資料作成、社内研修、OJTを通じて税務の仕事を順にこなしていけるようになります。
税理士試験で法人税を6月まで勉強したなら一定の知識はあるはずです。
中小、零細事務所ならおそらくそれほど業務に制限はしないことが多いでしょう。
中堅以上の税理士事務所は、事務所の方針によります。事務所によっては、経験を積めば一定の責任ある仕事をしてもらうところもあります。
また、そういう期間が与えられなければ会計事務所を移ることを考えればいいのかもしれません。
法人税法が合格しにくいのは事実で、税理士試験最大の難関です。
私自身2年目で合格しましたが、初年度なぜ落ちたか、2年目どれくらいで合格できたのかわからなかった記憶があります。
K様の受験が今年2年目なら、もう一年、受験に専念しても構いませんが、3年目以降なら早めの就職をお勧めします。
受験専念は3〜4年が普通は限界だろうと思います。それ以上だと、コミュニケーション能力を磨く機会が失われ社会復帰ができにくくなる危険性が増えます。
特にK様の場合は、高校を出てから長く、きちんとした社会人経験がないだけに遅くても来年には就職する必要があるように思います。
仕事は若くして始めた方の方が圧倒的に成長しますし、有利です。考えすぎる前に働いてみるのも良いかもしれませんよ。