2016年11月29日
会計事務所のスタッフ構成:年齢・男女別・受験比率
東京都・千葉県の税理士法人TOTAL代表
税理士の高橋寿克です。
1、良い会社の年齢構成
一般論として「良い企業」の社員構成は
(1)社歴が長く成長率が低ければ
→各世代が満遍なくいる。
(2)社歴が短く、成長率が高ければ
→各世代がおり、ピラミッド型で若い世代ほど多い。
が望ましいです。
若い人ばかりの会社は
社会人経験者はご存知でしょうが
若い人ばかりの企業は就職時には、活気がありそうで人気がありますが
実際には、働く人にはつらい危険な企業が多いのは一般企業と同じです。
社歴が長い人ばかりで若手がいない会社は
お客様が増えず、業務レベルが低い可能性が高いです。
(良い仕事をしていれば、お客様は紹介等で増えます)
2、男女別構成
当たり前ですが、半々に近い方が理想です。
地球上には男性と女性が半々ずついますので。
ただ、実際には、間接要員・バックオフィス要員が多いため
女性の方がやや多い、男女比 4:6 くらいが普通でしょう。
(1)スタッフは女性ばかりで、男性スタッフなし
→男性が定着しない。待遇、人柄・教育・業務レベル等に問題がある。
男性は避けた方が無難。
男性にいてもらうためには制度をきちんと整える必要があります。
男性に何度も退職されると、「やめない女性」ばかり採用します。
根本的な問題は放置されます。
女性にとっても良い事務所とは限りません。
所長が女性税理士ならやむをえない面もありますが
男性の所長だとしたら確信犯的です。
(2)スタッフは男性ばかりで、女性スタッフが庶務総務程度しかいない
→所長が男尊女卑
巡回監査・お客様まわりを男性に限っている。
お客様は女性の担当では納得しないと思っている。
成長意欲がある女性はフラストレーションがたまるでしょう。
→仕事が忙しすぎて結果として男性ばかり残った。
女性は避けた方が無難。
男性は、体育会系男社会のノリがOKなら可
3、受験生の比率
受験に対する姿勢は、会計事務所によって違います。
(1)受験を仕事に持ち込むな!型
仕事をきちんとすれば、無資格者でも評価されます。
税務のみならず、営業も求められるかもしれません。
技術や理屈より、作業スピードや結果が優先されます。
税理士受験生の比率が低く、自分しか受験を真面目にやっている人がいないような状況だと、合格へのモチベーションが落ちます。
所長や番頭さん、お局さんの中には試験の邪魔をする人すらいます。
できれば税理士有資格になってから、少なくとも3〜4科目合格してから入社しましょう。
(2)受験生を支援します!型
税理士試験は期間が長い試験なので、先が見えないと仕事に対するモチベーションが続きにくい面があります。また、実務と試験は受験生が感じる以上に直結しています。
このため、税理士合格を積極支援する会計事務所も多いです。
受験生の比率、合格実績、試験休み、有給の取得状況等を確認すれば
本当に受験生を支援しているかが分かるでしょう。
隣の席の仲間兼ライバルと競り合うように受験できれば効率も良いですよね。
最近では、働きながらの大学院進学を認める会計事務所も増えています。
=============
税理士法人TOTALは、男性は有資格者以外、全員受験生です。
お昼休みに勉強しているスタッフもよく見かけます。
また、大学院進学も選別の上、授業料負担もしています。
できれば全員に税理士になってもらいたいと思っています。
=============
受験生にとってはありがたいことですが、その分、給料は高くなりにくいのが欠点です。
※なお、ご質問はここをクリック
また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら
税理士の高橋寿克です。
1、良い会社の年齢構成
一般論として「良い企業」の社員構成は
(1)社歴が長く成長率が低ければ
→各世代が満遍なくいる。
(2)社歴が短く、成長率が高ければ
→各世代がおり、ピラミッド型で若い世代ほど多い。
が望ましいです。
若い人ばかりの会社は
社会人経験者はご存知でしょうが
若い人ばかりの企業は就職時には、活気がありそうで人気がありますが
実際には、働く人にはつらい危険な企業が多いのは一般企業と同じです。
社歴が長い人ばかりで若手がいない会社は
お客様が増えず、業務レベルが低い可能性が高いです。
(良い仕事をしていれば、お客様は紹介等で増えます)
2、男女別構成
当たり前ですが、半々に近い方が理想です。
地球上には男性と女性が半々ずついますので。
ただ、実際には、間接要員・バックオフィス要員が多いため
女性の方がやや多い、男女比 4:6 くらいが普通でしょう。
(1)スタッフは女性ばかりで、男性スタッフなし
→男性が定着しない。待遇、人柄・教育・業務レベル等に問題がある。
男性は避けた方が無難。
男性にいてもらうためには制度をきちんと整える必要があります。
男性に何度も退職されると、「やめない女性」ばかり採用します。
根本的な問題は放置されます。
女性にとっても良い事務所とは限りません。
所長が女性税理士ならやむをえない面もありますが
男性の所長だとしたら確信犯的です。
(2)スタッフは男性ばかりで、女性スタッフが庶務総務程度しかいない
→所長が男尊女卑
巡回監査・お客様まわりを男性に限っている。
お客様は女性の担当では納得しないと思っている。
成長意欲がある女性はフラストレーションがたまるでしょう。
→仕事が忙しすぎて結果として男性ばかり残った。
女性は避けた方が無難。
男性は、体育会系男社会のノリがOKなら可
3、受験生の比率
受験に対する姿勢は、会計事務所によって違います。
(1)受験を仕事に持ち込むな!型
仕事をきちんとすれば、無資格者でも評価されます。
税務のみならず、営業も求められるかもしれません。
技術や理屈より、作業スピードや結果が優先されます。
税理士受験生の比率が低く、自分しか受験を真面目にやっている人がいないような状況だと、合格へのモチベーションが落ちます。
所長や番頭さん、お局さんの中には試験の邪魔をする人すらいます。
できれば税理士有資格になってから、少なくとも3〜4科目合格してから入社しましょう。
(2)受験生を支援します!型
税理士試験は期間が長い試験なので、先が見えないと仕事に対するモチベーションが続きにくい面があります。また、実務と試験は受験生が感じる以上に直結しています。
このため、税理士合格を積極支援する会計事務所も多いです。
受験生の比率、合格実績、試験休み、有給の取得状況等を確認すれば
本当に受験生を支援しているかが分かるでしょう。
隣の席の仲間兼ライバルと競り合うように受験できれば効率も良いですよね。
最近では、働きながらの大学院進学を認める会計事務所も増えています。
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税理士法人TOTALは、男性は有資格者以外、全員受験生です。
お昼休みに勉強しているスタッフもよく見かけます。
また、大学院進学も選別の上、授業料負担もしています。
できれば全員に税理士になってもらいたいと思っています。
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受験生にとってはありがたいことですが、その分、給料は高くなりにくいのが欠点です。
※なお、ご質問はここをクリック
また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら