BIG4(4大税理士法人)

2016年09月12日

BIG4から上場企業経理を目指す方へ

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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たわし様からのお問合せです。
■年齢  24歳
■性別  男
■資格  H27 簿記論 財務諸表論 取得
    TOEIC 700
    今年 法人 消費 受験
■職歴 なし
■学歴 今年の3月に某旧帝大工学部を卒業
■会計事務所経験 なし
■居住地 都内
■その他 10月よりBIG4税理士法人

初めまして。いつもブログ拝見させて頂いております。
この度は今年の税理士試験を踏まえて自分の将来を相談をさせていただければと思います。よろしくお願い致します。
卒業論文に追われつつも何とか乗り切り卒業後かなり追い込みをかけて専門学校で二科目とも合格確実圏まで到達することができたのですが、今年の試験の結果は不合格になってしまうだろうという手応えとなってしまいました。
ただ落ち込んでばかりもいられないので、今後について先生の御意見を頂ければと思います。

Q.1
現在税理士として独立したいと考えておりません。しかし、租税の考え方に興味があることや語学力の向上を目指したいことから今は国際税務を主軸としたキャリアを積みたいと考えております。
ただずっとBIG4に従事するということは現実的ではないため、将来的には上場企業の経理等の転職も視野に入れているのですが、この場合事業会社への転職の際、税理士資格が必須になる場合が多いのでしょうか?
もし必要である場合、消費税法のみ来年受験し、タイミングを見計らって大学院も視野に入れております。

Q.2
税理士法人内での出世は内勤が多いとされる大規模な税理士法人であっても有資格>経験という序列が一般的なのでしょうか?

Q.3
事業会社において上場企業に対する税務業務の経験は評価されるものなのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

A.1
若ければ必須ではないでしょう。
たわし様の場合、学歴的に上場企業のポテンシャルにおそらく達しています。
上場企業の経理・財務の枠は原則としてプロパーの社員が当てられます。
例外的に公認会計士やBIG4の出身者が中途で採用されます。
むしろ、何年もかけて税理士資格を取ってじっくり経験を積むよりも、
上場企業に行くなら第2新卒枠で入って経理に希望を出した方が良いような気がします。

A.2
マネージャ職等、ある一定以上の役職に達するとそこから上は、有資格が要求されることが増えるはずです。
対外的に営業上必要であること、それによって仕事の幅が広がること、部下の統率もしやすいことなどです。
資格だけでなく、(経験というよりは)仕事ができることは当然の前提です。

A.3
中途の経験者採用なら、(一定のポテンシャル・学歴を前提に、)業務の経験がないと経理では採用されないと思います。

=============
個人的な感想ですが、上場企業の経理をキャリアの目標にするなら、
旧帝や早慶レベル以上の人は、税理士試験の勉強をしてBIG4に行く意味はあまり感じません。
就職活動を最初からしっかり準備してやって、新卒や第2新卒でそのまま上場企業に進んだ方がよほど採用されやすいし、企業選択の幅も広くなります。
新卒でなら財閥系にしろ業界最上位にしろ可能性はありますが、BIG4から中途では、もしかしたら上場企業の中でも下位に属する企業か、上場子会社で後悔することになるかもしれません。
出世だって明らかにプロパーの方が中途より有利でしょう。

日東駒専レベル以下や、コミュニケーション能力が劣っていて就職活動に失敗して、税理士資格とBIG4経験で補強して上場企業に入りたいというならありうる選択だとは思いますが。

勉強したことを結果に結び付けたいという気持ちはわかりますが、
本当に求める未来が何なのかはよく考えてみてください。
サンクコストの呪縛に縛られないように。
=============



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2015年08月15日

Big4(4大税理士法人)の勤務経験と独立

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

税理士法人TOTALでは、
TACの合同就職説明会2015夏 東京
日時 8月23日(日) 13:00〜16:00
場所 ベルサール東京日本橋
に参加します。

税理士法人TOTALは年間30%近い成長を続けています。
このため、各本部ではいつでもご応募お待ちしています。


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ソラ様よりのお問合せです。

■年齢 31歳
■性別 男
■資格 税理士 法人税合格 2科目税法免除
     英検準1級、toeic800点台
■職歴 新卒時Big4税理士法人にて5年勤務
     上場会社経理部に1年勤務
     現在、新卒時とは別のBig4税理士法人にで勤務
■学歴 MARCH 国立大学院卒
■会計事務所経験 主にSPC税務、M&A税務、企業税務、国際税務をメインに7年程税務を経験しています。
■居住地 東京都

現在、Big4系税理士法人で勤務しておりますが、将来的には独立を考えております。ただ、職務経歴に書かせて頂きましたが、Big4と企業経理部での職務経験しかなく、独立をした場合に必要と考えられる税務経験を自分は有していないのではないかと考えています。

税務は7年程新卒時から経験しておりますが、特に所得税や相続税といった個人向けの税務経験がありません。

Q. 1
独立を考えた場合には、資産税や個人税務を経験できる事務所に転職し、経験を積んだ後に独立というステップが良いでしょうか。

Q.2
独立の場合に、国際税務やM&A、SPC税務、企業向け税務の経験を活かしていくのはやはり難しいのでしょうか?
「国際税務 税理士」でネット上で検索しても独立している税理士の方は資産税などと比較してもあまり出てこないので、独立して国際税務を行っていくのはやはり難しいのかと考えています。こ多忙のところ、大変お手数ですが、アドバイス頂けますと幸甚です。


A.1
資産税や個人税務を経験できる事務所に転職し、経験を積むというステップは独立のためには特に必要ないと思います。

(1)個人税務
個人の確定申告は技術的には簡単で、ご自身で申告する人の方が多いです。
大規模事業なら法人化しますので、個人事業主は必然的に中小零細事業主が多くなり、顧問料は安くなります。確定申告は2月から3月前半という特定の時期に集中し、スタッフが疲弊するので、中堅以上の会計事務所では受けたくないと思っている事務所が多いのが実情です。
納税者の方が税理士に頼まなくても出来ている確定申告ですから、税理士資格をお持ちのソラ様なら普通の申告は資料を見れば難しくありません。

個人税務を中心としている会計事務所は、医科・歯科系がほとんどです。
医科は、単価が高く、業績も安定しています。ただし、大きな会計事務所や、営業ルートを持っている専門の会計事務所以外の参入障壁はかなり高いです。

歯科は、医者に比べると単価は下がりますが、標準化が容易なので、メーカーや問屋と組んだ税理士事務所を中心に専門事務所があります。

それ以外の個人事業はあまりありませんが、美容室、タクシー、コンビニ、生命保険の営業、農業(北海道限定)などの話は聞いたことがあります。最近は飲食も出てきました。
特別な営業ルート・営業力をもって業界ごと抱えるイメージです。

ちなみに、私が勤務していた税理士事務所は、タクシー運転手の申告を年700人分行っており、私自身半日かからずに平均15人分処理していました。

(2)資産税
資産税は、年間1件も相続税の申告をしない税理士の方が多く、従来は、集客が難しいとされていました。税理士の多くは、技術・経験が足りず、敬遠している方も多くおられます。

このため、銀行と取引のある大手税理士法人や、ごく少数の資産税専門の事務所があるのみで、彼らにとっては非常に付加価値がとりやすい状態でした。

数年前から、一部若手や中堅の税理士法人が、ネット、新聞、テレビ等のメディア広告や地道なアナログ営業を活用して非常な勢いで伸びてきています。
法人マーケットの過当競争、医療系の参入障壁に対し、相続税の改正というフォローの風もあり、資産税は税理士業界のラストリゾートとしてみんなが参入してきています。

今日では、ネットで「相続税 税理士」で検索すると大量の広告が出てきます。
みんなが気づいて、みんなが参入してくると過当競争になり、価格は急速に下がります。
「会社設立」費用が20年前の価格の5分の1〜10分の1になり、大手の寡占が進みつつあるように、
「相続」マーケットも、ネットで検索して決めるプチ富裕層については、価格は劇的に下がるでしょう。「相続税申告10万円〜」が当たり前なんて時代ももう間近です。
利益が上がりにくくなり、ネットで伸びてきた若手の資産税専門税理士法人は、すでにネット広告を大幅に減らしています。

今から、ソラ様が仕事で使う頻度が低くて競争が激しい資産税の経験を積むために転職する必要はあまりないような気がします。心配なら書籍・専門学校等で体系的に学べばいいでしょう。

そんな中、依然として大型の資産税案件は高付加価値です。ここを狙うなら高い技術と経験を得るための転職が必要です。ただ、その案件を獲得できるかは、信用・規模感が重要になり、営業は容易ではありません。

A.2
Big4(4大税理士法人)は、世界的なネットワークに支えられ、ブランド力は絶大です。
特別なソフトウェア、世界に広がる情報網、たくさんの優秀な会計士・税理士…。
国際税務上場関連・外資系企業向け税務は、Big4が圧倒的に優位です。

個人事務所では技術的にも扱いにくく、クライアントから選ばれにいので参入障壁があり、高い価格を維持できています。
これにより、Big4は都心の超一等地に広いオフィスを構えても従業員に高い給与を払うことができるのです。

なお、SPC税務は必ずしもBig4独占ではなく、同等かそれ以上に強い専門の会計事務所(平成会計社 等)があります。ただし、SPCの仕事はソラ様もご存知のようにやり続けて面白いものではありませんし、寡占状態で、堅い金融機関が発注元になるだけに、個人税理士が今から独立して取れるマーケットでないことはむしろ他の分野以上です。

M&Aは、一部の案件以外はBig4の独占ではありませんし、寡占化も進んでいません。最近、中小企業のM&Aは増え続けています。
M&Aは、案件の発掘が重要です。営業会社が熾烈に争っています。ただ、デューデリジェンス・バリュエーション等は、税理士よりも株式評価に対する信頼度が高い公認会計士の方が選ばれやすいでしょう。

なお、中央経済社の税務弘報の今月号(平成27年9月号)に国際税務、M&A、事業再生等のスペシャリスト業務が特集されています。参考にしてみてください。

ちなみに、私もインタビューを受けていますが ご興味がある方は

       ↓

トップランナーに学ぶ 税理士成功の条件



Big4で培ったキャリアが生きるマーケットで、Big4に勝つ方法は2つ考えられます。
(1)Big4と同品質又はより良いサービスを、安く提供する
Big4の欠点は間接経費や見栄えのため高コストで値段が高すぎること、小回りが利かないことです。集客できる人脈や信用(マネージャークラスの方ならあるかもしれません)、仕組み、営業力があり、業務品質を維持できれば、価格によっては対抗可能です。

==============
税理士法人TOTALは、複数の有名な上場企業の国際税務(インバウンド)を受託しています。お客様を直接訪問し、よりお客様に寄り添った提案をし、価格もBig4に比べるとだいぶ安くなっています。Big4出身の会計士や税理士もいて一定の事務所規模に達しているため、当社の国際税務は今後も増えると思います。
==============

(2)Big4 があまり手を伸ばしていないマーケットで勝負する。
例えば、国際税務のうちインバウンドではなく、アウトバウンド・海外業務で勝負する。
開成高校の後輩の会計士は、ベトナムがまだ注目されていない10年以上前に進出して、今ではベトナム最大級(100人超)の日系企業支援の会計事務所を経営しています。
今なら、例えば、イラン、インド、フィリピン、インドネシア、メキシコなどこれから伸びそうな国で独立する。
他に、中小企業のM&Aや事業再生も営業力があれば面白そうです。

ただ、ソラ様の先輩や同僚の(公認会計士でない)税理士で、
独立して成功した方はどれくらいおられますか?
その方はBig4時代と同様の業務をしていますか?
率直に言って、特殊業務で成功している税理士はあまり多くないのではないかと思います。
独立して成功できるかどうかは、作業処理能力・技術力よりも、最初は営業力=お客様を獲得する力にかかっていると思います。
内勤中心で、外の人間とのやり取りはメールや書類が多く、直接お会いして話す機会が比較的少ないBig4の税理士にとっては難易度がやや高いでしょう。

Big4の業務での独立が難しい場合、キャリアチェンジをして、「普通の」税理士として一般的な企業をターゲットにすることも考えられます。身近で、親身な話し相手として、Big4や公認会計士より、税理士の方が有利になります。上場関連や外資系でない同族中小企業の税務は、税理士業務の主力です。
この場合は、Big4の経験は、しっかりした教育を受けて条文を読める、論理的に考えられる、ハードワークに耐えられることが役に立つでしょう。
ただ、「大は小を兼ねる」は当てはまりません。使う技術やコミュニケーション方法が違いすぎるのです。(独学で試行錯誤して学ぶか、)普通の会計事務所に数年間勤務することになります。独立する修行なら、お客様から遠い最大手税理士法人よりは、独立税理士を多数輩出している中堅の税理士法人か、逆に、町の10人以下の個人税理士事務所がお勧めですが、Big4や上場企業経理よりも待遇・環境は悪くなり(3割ダウンを覚悟してください)、既婚者だとつらいですね。
このため、最近ではBig4出身者の独立は減って、成功する人も少数になっています。

ソラ様の場合も、英語力を生かして、外資系企業の経理に転じるか、独身なら海外に行く手もあるかもしれません(話半分 話1/4以下で聞いてくださいね)

もっとも、どんな時代でも成功する人はいます。

私が独立した時、
「士業を産業化して最低1000人、出来れば1万人の事務所を作りたい」
と言ったら、Big4(4大税理士法人)に在籍している税理士の方から、
「Big4でも(TAXは)数百人だから不可能だ」と笑われました。
(当時としてはもっともな反応です。)
その当時の私はBig4 が何たるかもよく知りませんでしたが…。

税理士法人TOTALはまだまだ成功していませんが、少なくとも1000人の士業事務所までは中期的な視野に入ってきましたし、既にBIG4より大きい税理士法人も出現しています。


禅問答のようで恐縮ですが、
国際税務やM&A、SPC税務、企業向け税務の経験を活かしての独立は
難しいと思う人には難しく、簡単だと思う人には簡単です。

「Big4出身で成功する人が少なくて、独立する人が少ないのは天の恵みだ」
と心から思えて、あきらめずに努力し続けられるなら、独立は成功するでしょう。


==============
最近はBig4への就職の質問が多くなっています。若い方が大手の安定・高待遇を求めるのは理解できます。ただ、Big4の条件が良いのは、他の税理士事務所との競争にさらされにくいマーケットで勝負しているからです。言い方を変えると、Big4に行くと(公認会計士ではない)税理士は独立がしにくい構造になっています。

Big4に就職する場合、税理士2世で継ぐ税理士事務所が決まっている方や公認会計士を除くと、
(自分で道を切り開く自信のない)普通の税理士は、Big4で頑張り出世するか、上場企業経理に転職するのが良い、独立はあきらめても良いし、独立するときは相当遠回りでも仕方がないと割り切った方が良いかもしれません。

Big4に残るなら、アラフォーくらいまでは繁忙期は連日深夜まで働くのが当たり前というハードワークに耐えて、優秀な公認会計士や税理士と出世を争うことになります。
(そのかわりパートナーになれれば相当高給です)
上場企業経理に転職すれば、給与・福利厚生はBig4以上のところもあるでしょう。ただ、事業会社では、経理はわき役に過ぎませんし、専門性が生きる場面も少ないかもしれません。プロパーの優秀な社員や、監査法人出身の公認会計士との出世争いは容易ではないかもしれませんし、安定の代わりに仕事に熱意はもちにくいかもしれません。
不安定なのを承知で外資系の経理に再度転職する人も出てきます。

何かを選択するということは何かを捨てるということです。

税理士法人TOTALでもBig4出身者は多数面接し、採用し、(退職し)、在籍してくれています。
給与で比べられると、Big4とうちでは勝負になりません。近づく努力はしていますが、すぐには難しいでしょう。Big4からすぐに転職する方よりは、Big4の後に事業会社や複数の会計事務所で苦労して挫折を経験してきてくれた公認会計士・税理士の方が比較的頑張ってくれているように感じます。
当社は公認会計士がすでに4人在籍しています。今後は、国際税務・上場関連等も伸ばして、BIG4のキャリアを生かせる受け皿も目指す必要があります。
一般法人だけでなく、医療本部、資産税本部、国際税務、上場関連と専門の部署も作り、また営業職、マネジメント職も作り、スタッフ一人一人の経験や能力が生きる適材適所の人事を行って、スタッフの成長を支援していきたいと思っています。

たくさんの税理士を輩出し、税理士法人TOTALに残ってくれている方(現在在籍してくれている税理士・有資格者はあわせて28名)も多いし、独立した方もすでに15名います。独立組はすでに成功した方も、今も成功目指してあるいはマイペースで頑張っている方もいます。
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2015年06月23日

BIG4税理士法人への就職 大学院の価値

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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I 様からのお問合せです。


■年 齢 20歳
■性 別 男
■資 格 簿記一級 TOEIC805点 TOEFL78点
■職 歴 なし
■学 歴 関関同立 (3回生)
■居住地 京都

始めまして。
いつもサイトを拝見させていただいている者です。

今回Big4への就職に関して質問があり、始めて投稿いたしました。

私は将来Big4と呼ばれる企業に就職したいと考えております。
過去の記事を参考にしますと、もし一年づつ科目合格が出来れば新卒での就職も可能なのではと感じました。

しかし、私には不安な点が一点あります。
それは、学歴です。

私は、関関同立でも下位の大学に通っています。
ただ、英語は得意で外人とのコミュニケーションもほとんどの場合出来ます。

そこで、次の様な質問をお伺いしたいのですが、、、

Q.1
私の学歴でBig4に就職することは可能ですか?

Q.2
大学院での学歴が関関同立以上の場合、Big4の就職活動時に評価されますか?

Q.3
TOEICの点数にとどまらず、過去の留学経験や英語のスピーキング能力は評価されるのか?
です。

長文・駄文で申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

A.1
私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。
このため、税理士法人TOTALのスタッフ(8名のBIG4出身者が入社してくれました。20代半ばでBIG4に転職なさった方も1名)からの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。
記事が間違っている場合は、具体的に修正したご指摘の書き込みをいただければ適宜対応いたします。
お気軽にご連絡ください。

4大税理士法人(BIG4)とは

=================
再掲になりますが、従来、一般的には
4大税理士法人の採用条件は、

 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は受験生:20代半ば、官報:20代までが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは問題ない。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳くらいまでしか経験者も採用されない)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行等金融出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

また、BIG4監査法人からの転籍等もあるため、会計士の就職状況に影響され、会計士の就職が買い手市場の時は採用されにくく、売り手市場の時は採用されやすくなる傾向があります。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
=================


外部環境としては、
会計士受験生が今年も減少しており2015年は、公認会計士の就職は、売り手市場になっています。
また、税理士業界も、受験生の減少、特に若年高学歴の方の減少が著しくなっています。
会計業界の人不足は深刻です。
このため、BIG4の採用基準は若干下がっているでしょう。

I 様の場合、年齢・学歴もおおむねクリアしています。
英語力は加点されるでしょう。
若いですし、20代前半までに法人税法を含む3科目以上合格していれば、人柄に特に問題がなければ、関関同立の中でも下位の大学でも採用される可能性の方が高いでしょう。

学歴を気にされているようですが、学歴は、面接に進むための一つの目安に過ぎません。
人柄、本当の能力等を採用担当者はじっくり見ています。
これは、BIG4でも、他の会計事務所でも同じです。
あくまでもその会計事務所に合う、必要な人間を採用しているのです。

=================
税理士法人TOTALでも、学歴はかなりバラエティに富んでいます。
普通高校・商業高校卒、専門学校卒(会計はもちろん、ITや飲食も)、短大卒、大卒(私大・国立、文系・理系・芸術系)、大学院卒…。
=================

A.2
理系の院卒は、どの研究室で(主任教授は誰で)、何を研究してきたかまで、就職に影響するそうです。

文系の場合は、大学院での学歴は就職活動にはほぼプラスになりません。
学歴ロンダリング出来るのは有名ですし、修士はぬるいので
関関同立以上でも、(極端な話、東大文系院卒でも、学部が他の大学だと)
就職活動時にほとんど評価されません。

強いて言えば、大学院免除をどう考えるかという問題にすぎません。
(BIG4では、法人税法がないとややマイナス評価でしょう)

A.3
プラスになると思います。
希望すれば、国際関連の部門への配属も考えられます。

=================
そういえば、このサイトでもBIG4関連の質問が増えています。
安定志向の税理士試験受験生が増えているのでしょうか。

逆に、税理士法人TOTALではBIG4出身の公認会計士を採用することが増えてきています。
税理士業界はもちろん、公認会計士からも優秀な方が入ってきてくれてありがたいことです。
=================







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また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
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zeirisisyusyoku at 07:30コメント(1) この記事をクリップ!

2015年02月28日

BIG4税理士法人への転職 20代後半MARCH卒

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

ご質問はここをクリック


TED 様からのお問合せです。
■年齢 28歳
■性別 男 
■資格 簿記論、財務諸表論、法人税法合格
     TOEIC700点
■職歴  会計事務所5年
■学歴  MARCH
■会計事務所経験 25名
   1年パート、4年社員
■居住地 千葉

転職活動につきましてぜひアドバイスいただきたいと思いまして投稿します。

Q.1
より規模の大きい企業の仕事をしてみたいと考えBIG4への転職を検討しておりますが上記の経歴での採用可能性はありますでしょうか。

Q.2
退職後の転職活動はやめたほうがよいのでしょうか。
アドバイスよろしくお願いします。

A.1
私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。
このため、税理士法人TOTALのスタッフ(6名のBIG4出身者が入社してくれました。20代半ばでBIG4に転職なさった方も1名)からの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。
記事が間違っている場合は、具体的に修正したご指摘の書き込みをいただければ適宜対応いたします。
お気軽にご連絡ください。

4大税理士法人(BIG4)とは

=================
再掲になりますが、従来、一般的には
4大税理士法人の採用条件は、

 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は受験生:20代半ば、官報:20代までが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは問題ない。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳くらいまでしか経験者も採用されない)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行等金融出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

また、BIG4監査法人からの転籍等もあるため、会計士の就職状況に影響され、会計士の就職が買い手市場の時は採用されにくく、売り手市場の時は採用されやすくなる傾向があります。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
=================


外部環境としては、
会計士受験生が減少しており2015年は、公認会計士の就職は、売り手市場になっています。
また、税理士業界も、受験生の減少、特に若年高学歴の方の減少が著しくなっています。
会計業界の人不足は深刻です。
このため、BIG4の採用基準は若干下がっているでしょう。

TED様の場合、年齢・合格科目・学歴もおおむねクリアしています。
英語力は加点されるでしょう。
人柄に特に問題がなければ、採用される可能性の方が高いように思います。

A.2
(質問の意味を読み間違っていたらごめんなさい)

最近では在職中の転職活動が一般的です。
次を決めないと空白期間が長くなり、経済的にも辛いですし、転職活動も不利になるからです。

ただ、責任ある地位の方は繁忙期は転職活動する時間も取りにくかったりします。
TED様のような経験者は、直近では会計業界は売り手市場ですし、退職後の転職活動でも問題無いと思います。

TED様には、大変ですが試験と仕事の両立をがんばって、ぜひ素晴らしい税理士になってもらいたいと思います。

=================
ここから先は、会計事務所経営者の愚痴です。
読み飛ばしていただいた方がいいかもしれません。

最近、このサイトでもBIG4への就職に関する相談が増えてきました。
税理士事務所の男女比とBIG4の就職状況
BIG4の就職事情(東京一工)

BIG4のクライアントは、上場関連企業や外資系企業が多く、規模も平均すると大きくなります。
街の会計事務所の経験は客層が異なるため、あまり役に立たないし、
条文の解釈、新しい事案の検討、国際課税や上場関連等、若くて切れるタイプが有利です。

BIG4(税理士法人)には、BIG4(監査法人)から転籍をする公認会計士、最初から税理士法人に入りつつ、監査実務も行う公認会計士もいます。
彼らは、将来の独立も視野に入れつつ向上心を持って入ってきます。若くて優秀な方がたくさんいます。その中で法人に残る人間とポジションを争うことになります。
公認会計士もいる UP or OUT(昇進するか、さもなくば、辞めるか)の出世競争は大変で、残れなそうな場合は、アラサー、遅くとも30代前半のうちに、上場関連経理やコンサル等への転職を検討し始めることになります(BIG4出身者は、会計士を除くと独立組は少数派になります)。
それ以上の年齢ではキャリアの積み上げが、転職時には加齢と合わせてマイナス評価されかねません。
BIG4は都心部にしかオフィスが無く、終電がなくなるような日もあるため、郊外在住アラサー3科目の叩き上げタイプの方は、(家賃は上がりますが)引っ越すか、勉強時間が減るのを甘受するかという問題も抱えます。

このため、TED様のような方は、(当社でも欲しいですし)従来は、普通の税理士事務所で30代前半までに官報合格して税理士になるのが一般的でした。

25名規模の事務所なら中堅のそれなりの事務所でしょう。このクラスの事務所から、BIG4を目指す郊外在住アラサ―の方が増えているとしたら、(私を含めて)会計事務所経営者が「普通の税理士業務」の魅力を伝えたり、将来展望を見せたりすることが出来ていないのでしょう。

税理士は、小さくても一生懸命会社を経営している社長・経営者と直接お会いし、継続的に信頼関係を築け、お客様のために行動して、直接「ありがとう」と言ってもらえます。
(これは、書類、メール、電話のやり取りを関係部署とするBIG4より面白い点です)

資格を取れば「先生」として一定の社会的な評価もされますし、経験・技術の蓄積が生きるので40代、50代、人によっては60代でも成長を続けられる仕事です。

20代前半のスタートダッシュでリードしなくても、30代でも人生のやり直しが出来る数少ない仕事でもあります。

税理士法人TOTALでは、今週、2名の求職者の方に内定を出しました。
一人は内定をたくさん持っていた方ですが、当社を選んでくれました。ありがたいことです。
彼女の在籍している会計事務所には他に税理士試験を受験している人がいないそうです。最近は、受験生を歓迎しない事務所も増えてきました。うちは、有資格者と主婦以外は(庶務・総務の方を除くと)受験生が圧倒的に多くなっています。
もう一人の方は、当社のみを第一志望で受けてくれました。これもまたありがたいことです。
彼の在籍している事務所は、正社員が未経験者しかおらず、入退社する人も多く、落ち着いて仕事と勉強に取り組む雰囲気がないとのこと。
税理士資格の取得を本気で応援する、応援できる会計事務所は残念ながら多くはないのかもしれません。

私もいつのまにか独立から17年目を迎え、半数近い約60名のスタッフがキャリアが5年以上あります。
(成長率が高いため、新しいスタッフも多いのは課題ですが)
たくさんの優秀なスタッフに恵まれています。
年上の部下も12名います。今月は当社初の定年退職者も出ました。Kさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

一人でも多くの素晴らしい税理士・会計人や他の資格者を輩出し、もって社会の発展に寄与することが
我々の使命だと思っています。

〜あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい〜






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2014年12月31日

4大税理士法人(BIG4)とは

4大税理士法人とはBIG4(DTT・E&Y・PwC・KPMG)と提携する税理士法人を言います。

BIG4とは、4つの国際的大監査法人
世界中の主要な上場企業、またはグロ−バル展開をする非上場企業をクライアント(顧客)とし、会計・監査・税務・コンサルティングといったプロフェッショナルサービスを提供しています。
 ・PricewaterhouseCoopers(PwC)
 ・Ernst & Young(EY)
 ・KPMG
 ・Deloitte Touche Tohmatsu(DTT)
   なお、Tohmatsuは日本の「等松」に由来します。

そのメンバーファームとして、日本の監査法人・税理士法人が提携しています。海外との関係や監査法人・税理士法人間には資本関係・親子会社はありません。
ただし、一定の金銭(ロイヤリティ・加盟料)等の支払はあります。

日本の4大監査法人
 ・新日本監査法人(EY)
 ・監査法人トーマツ(DTT)
 ・あずさ監査法人(KPMG)
 ・PwCあらた監査法人(PwC)

4大監査法人の一角だったみすず監査法人(旧 中央青山監査法人、PWC系)は足利銀行の会計不祥事、カネボウの粉飾決算、日興コーディアルグループの会計不祥事による上場廃止騒動を受けて、自主廃業。その結果、クライアントの多くは他の3つの大監査法人に移りました。その後、PWC系のあらた監査法人を加えて4大監査法人となりましたが、あらた監査法人は規模の面では他の3法人よりも小さいです。

また、監査法人は2009年頃から実質赤字決算となることが増え、新日本、トーマツ、あずさの順で2010年以降に100人単位、全体では1000人以上の公認会計士のリストラをすすめました。その後は会計士試験合格者数の減少に伴って、採用難になったりしています(2014年現在)。

4大税理士法人
 ・EY税理士法人
 ・デロイト トーマツ税理士法人(DTT)
 ・KPMG税理士法人(KPMG)
 ・税理士法人プライスウォーターハウスクーパース(PwC)

外資系企業の日本子会社上場企業の子会社等が主要なクライアント(顧客)。また、外資系企業の社員の給与計算等も行う。
クライアントが、決算書まで作成するため、申告書の別表調整が多く、決算期(最近は4半期決算で年を通じて忙しいですが)は特定時期に集中し、期間的余裕がないため、その時期の仕事はかなりきつい。繁忙期(1〜5月前半)は連日のように終電まで働き、タクシー帰りという人もいる。

英語は、できるに越したことはないが、入社時には必須ではない。
ただし、外資系企業の日本子会社関連や国際税務(海外取引に係る税務)などの部署は、英語、語学力は必須。

給料は税理士業界の中では突出して高い(感覚的ですが20〜30%くらい違う)。少数ですがパートナーになれれば監査法人以上の給料も可能。
会計業界には珍しく、新卒教育もしっかりしている。

 ただ、BIG4はUP or OUT(昇進するか、さもなくば、辞めるか)の文化です(下記参照)。
国際業務をしたい、法人内で出世したい場合はもちろん
長く在籍したいなら、英語を入社後に学び続ける方が良いでしょう。

なお、上場企業本体は、自社内の経理部門が申告書の作成と申告・納税まで行っているので、4大税理士法人はあまり関与しません。上場企業・大企業などの本体の顧問税理士は、国税のOB税理士(元高官)なども多いようです。

法人税については、(税理士法人TOTALのような普通の会計事務所では、中小企業は月次監査が当たり前ですが、)外資系企業や上場企業の子会社を担当する場合は、決算書がすでにできあがっていて、大量の税務調整を行って申告書を作成するのがメインです。
また、非上場の中小企業や個人事業者のクライアントはほとんどないし、対外的な折衝がほとんどなくお客様との接点がメールや電話に偏っているので、町の税理士として独立するには向かないでしょう(公認会計士を除く)。
また、BIG4から通常の会計事務所への転職は、業務内容・給与水準が違いすぎて難しいので、
転職先は一般企業の経理、コンサルタント等も多くなります。

このため、税理士として独立しようというより、
 ・給料はできるだけ高い方が良い人
 ・福利厚生がしっかりしているところで働きたい人
 ・英語力を生かしたい人
 ・法人内で出世したい人
  (公認会計士を含めた競争になります)
 ・同族・オーナー企業は嫌な人
に向くでしょう。

4大税理士法人の処遇については、気にするほどの大きな違いはないようです。
それぞれの法人の特色は、提携する監査法人による面も多少はありますが、
(しいて言えば、監査法人は、新日本は大きくて官僚的、トーマツが熱血体育会系、あずさが女性にやさしい、あらたが国際的という言われ方もします)
どの部署で、どんな働き方をするかの方が評価・処遇には影響しそうです。

BIG4(税理士法人)には、BIG4(監査法人)から転籍をする公認会計士、最初から税理士法人に入りつつ、監査実務も行う公認会計士もいます。
彼らは、将来の独立も視野に入れつつ向上心を持って入ってきます。若くて優秀な方がたくさんいます。その中で法人に残る人間とポジションを争うことになります。税理士法人内の出世は、公認会計士と競うことになります。
公認会計士もいるUP or OUT
(組織のピラミッド構造を維持するため、ランクごとに一定年限までに出世できないと退職勧奨される)
の出世競争は大変です。
実際、BIG4のトップ4人のうち3人が公認会計士であり
(もう一人は外資系金融機関、BIG4を渡り歩いた海外経験者)、
BIG4を含めて監査法人系の税理士法人では、税理士の出世は楽ではないでしょう。

残れそうにない場合は、アラサー、遅くとも30代前半のうちに、上場関連経理やコンサル等への転職を検討し始めることになります(BIG4出身者は、会計士を除くと独立組は少数派になります)。
それ以上の年齢ではキャリアの積み上げが、転職時には加齢と合わせてマイナス評価されかねません。
外資系の文化であり、日本的企業のようにステイしてのんびりマイペースで働く(法人にしがみつく)という選択ができないのはつらいところです。

4大税理士法人の採用条件については、、
 ・税理士試験2科目以上で選考対象ですが、
  法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は20代半ばまでが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは選考される。
  売り手市場の時期は日東駒専でも可
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳くらいまでしか会計事務所経験者でも採用されないことが多い)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行等金融出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

また、BIG4監査法人からの転籍等もあるため、会計士の就職状況に影響され、会計士の就職が買い手市場の時は採用されにくく、売り手市場の時は採用されやすくなる傾向があります。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。



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2014年12月20日

税理士事務所の男女比とBIG4の就職状況

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

冬の就職シーズンは佳境を迎えています。税理士法人TOTALでもまだまだ大募集中です。

ご質問はここをクリック

それでは、コマ様からのお問合せです。

■年齢  不明 22歳?
■性別  女性
■資格  簿記論、財務諸表論、法人税法
■職歴  なし
■学歴  中堅私大(偏差値56程度)
■会計事務所経験 なし
■居住地 関東
■その他 英語系資格は特になし

いつも楽しくブログ拝見させていただきいてます。
私自身実務経験もなく周りに税理士等の知り合いがいないため毎回ブログ、とても参考になります。
この度は私の質問にもぜひご回答いただきたく連絡させていただきました。
よろしくお願いします。

大学4年の者で、現在進路に悩んでいます。今までは大学院に進学し(院免は元々考えていません)院在学中に官報合格しその後税理士法人就職、というのをプランニングしていましたが、ここにきて大学卒業後、院に行かず8月まで専念してその後就職というのも良いのではないかと思ってきました。
学生で実務経験もないため、このような税理士法人で働きたい!という明確なビジョンはまだないのですが、出来るならばBIG4等大手の法人で働けたらうれしいなとは漠然と考えてます。

具体的には下記2点質問させてください。

Q.1
(1)官報合格まだ、(2)一流大学ではない、(3)英語力ない私が3科目合格の時点でBIG4への内定可能性はあるのでしょうか?

Q.2
(変な話ですが)学校やバイト等女だらけの世界にいて煩わしい思い、怖い思いをした結果、今でも女性と察するのが苦手でどちらかというと男性との方が上手くコミュニケーションをとることができます。
私は働くにあたっては人間関係を重視したいと考えているので職場も出来れば男性が多い法人で働きたいと考えています。
そのような法人はありますか?またあるとしたらそういう法人はこういう業界に多い、このような規模の法人に多い等何か特徴はあるのでしょうか?

長くなってしまい恐縮ですが、回答いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします


A.1
私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。
このため、税理士法人TOTALのスタッフからの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。

税理士法人TOTALには、BIG4出身者もそれなりの数の方が在籍していましたし、逆に、BIG4に転職なさった方もいます。

そう言えば、税理士法人TOTALには、BIG4出身の公認会計士も2名在籍して頑張ってくれています。この後、連結納税、IPO、国際会計(IFRS)等で頑張ってもらいたいと思います。

以前、BIG4関係と思われる匿名の方に、「働いたこともないのなら書かないように」という旨の書き込みをいただきました。

お気持ちもわからなくはありませんが、税理士業界の就職情報を適切に提供しているところが少なく受験生と税理士事務所のミスマッチが起きやすくいなっている現状では、税理士業界の就職情報を提供するのは税理士事務所に働こうと思っている方のため、ひいては税理士業界の健全な発展のために一定の意味があるのではと思って書かせていただいています。

もちろん、記事が間違っている場合は、具体的に修正したご指摘の書き込みをいただければ適宜修正いたします。
お気軽にご連絡ください。

4大税理士法人(BIG4)とは

=================
再掲ですが 一般的には
4大税理士法人の採用条件は、

 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は受験生なら20代半ば、官報でも20代までが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは選考される。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳くらいまでしか会計事務所経験者でも採用されないことが多い)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行等金融出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

また、BIG4監査法人からの転籍等もあるため、会計士の就職状況に影響され、会計士の就職が買い手市場の時は採用されにくく、売り手市場の時は採用されやすくなる傾向があります。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
=================

(1)官報合格か科目合格か
官報合格済は激務なだけに、ありがたいけれど、法人税を含む3科目合格なら問題ない。
専門職の方のうち半数くらいが税理士登録者ですが、残りは有資格者・科目合格者です。

(2)学歴
私の知り合いのBIG4の方はほぼ、一橋、早慶、(法政を除く)MARCHでした。
会計士を除くと、一人だけ、中堅私立(偏差値53レベル)の方がいますが、地方大学、大学院免除済み、実務経験ありの20代半ばの方でした。
もっとも、私の交友範囲が狭いせいかもしれません。

(3)英語力
英語力がなくても問題ない。あれば国際的な仕事がきやすい、そういうセクションに配属されやすいという程度でしょう。
外資系・国際企業でない上場関連企業も多いでしょう。
 ただ、BIG4はUP or OUTの文化です(男性は特にその傾向が強い)。
国際業務をしたい、法人内で出世したい場合はもちろん
長く在籍したいなら、英語を入社後に学び続ける必要はあるでしょう。

そうすると、問題になるのは(2)学歴になります。

外部環境としては、
会計士受験生が減少しており2015年夏時点では、公認会計士の就職は、売り手市場になると予想されます。
このため、以前よりも採用されやすいでしょう。

また、税理士業界も、受験生の減少、特に若年高学歴の方の減少が著しくなっています。
人不足は深刻です。人材情報・採用サイトが著しく増加しています。
人材ドラフトさんは、空前の好景気です。
税理士事務所経営者の間では
「人がいないなあ。特別にいい人じゃなくて、普通でいいんだけどなあ。」
という会話が交わされています。

BIG4でもこの影響は受けて、日東駒専(偏差値50代前半)レベルまでは来夏は内定可能性はあると思います。
(来夏の予想ですから、鬼が爆笑中です)

A.2
(税理士法人TOTALでは男女差別はありませんが)
ステレオタイプの2元論は違和感はあり、例外はいくらでもあるとは思いますが、一定の性差は、生物的にも、社会的にもあるのかもしれません。

女性が多いと、会話を合わせる、気を使う必要性がやや多いということはありそうですね。

女性が有利な仕事は、記帳代行、給与計算等の手続きです。こまかい作業を正確に速く、飽きずに繰り返す必要があります。女性は、居心地や人間関係をより重視します。
また、既婚女性は、家事・育児と仕事の両立を求められるので、自宅に近い郊外の方が便利ですし(郊外には事務系の安定した仕事の求人は税理士事務所くらいしかなかったりします)、長時間残業はできません。

この逆が、男性が多い税理士法人になります。

(1)所長が男尊女卑で女性は補助仕事中心(居心地が悪い)
(2)自計化が進んでいて作業が総務・庶務くらいしかない
(3)長時間残業が常態化していて深夜残業もある
などです。

(1)は女性は嫌でしょうが、(2)は問題ないでしょう。(3)はその分給料が高ければ、独身者はいいのかも。

また、都心3区(千代田区・中央区・港区)の駅に近い高層ビルは、一部資産税系を除き男性が多くなります。
オフィス賃料が高いため、付加価値が高い仕事をできる無理がきく男性を優先採用するためです。

規模的には、小さい税理士法人は、仕事を選びきれないので、作業の比率が多くなり、女性が多くなる傾向はあります。
税理士事務所で一番多いのは、所長税理士+奥さん+女性パートという形態です。

BIG4は、3つが千代田区、KPMGが港区六本木の高層ビルにあります。
記帳代行は少なく、長時間残業するのは男性と独身女性が多くなります。
もっともBIG4(TAX)でも、SPC業務・ペイロール(給与計算)等の手続がメインの仕事は、時間に制約がある主婦をあてていて、既婚女性もたくさん活躍なさっています。

===================
税理士法人TOTALでは、東京本部、新宿本部、横浜本部といった都心部は男性が多く、
郊外の本部は、女性が多くなります。
===================

コマ様の場合、夏まで専念でもいいと思います。その場合は、がんばって2科目同時合格を目指してください。

 
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2014年09月23日

BIG4の就職事情(東京一工)

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

ご質問はここをクリック

冷凍みかん様からのお問合せです。
■年  齢  22歳(現大学三年)
■性  別  男
■資  格  日商二級
       TOEIC600ちょっと
■職  歴  学生のため塾講などのアルバイトのみ
■学  歴  東京一工
■居住地  東京都
■その他  大学受験の際浪人を経験
       簿記論、財務諸表論、消費税法 学習中

初めまして。
税理士のキャリアパスを調べていくうちに先生の就職質問記事を見かけたので、質問させていただきたいと思います。

大学三年生で大学の忙しい山場を終え、一旦自分が本当にしたいことは何かを問い続けた結果、現学部からは大分内容が離れてしまうのですが、専門性が強く、また自分の能力をずっと高めていけてやりがいのある仕事がしたいと思い、兼ねてから頭の隅にとどめていた税理士を目指そうと思い、残りの大学生活を全て掛けて挑もうと単位をかき集め決意し、今勉強に励んでおります。

また、自分としてはまず国際色が強く大きい案件に携わりたいと考えており、Big4(忙しいのは重々承知です)に入社したいと考えております。

そこで質問なのですが、

Q.1
残りの大学生活で税理士受験以外にしておくべきことは何かありますか?

また、

Q.2
現科目受験を経て大学卒業四ヶ月後法人税法+αを受験を経てからBig4への出願を希望したいのですが、(Big4では一般法人色の強い採用で自分は浪人等ありますが)可能性はありますでしょうか?

よろしくお願い申し上げます。

A.
私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。このため、税理士法人TOTALのスタッフからの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。

(そう言えば、税理士法人TOTALには、BIG4出身の公認会計士も2名在籍して頑張ってくれています。この後、連結納税、IPO等で頑張ってもらいたいと思います)

A.1
私が、学生時代にやっておくべきだったと後悔していることは、
海外への「卒業旅行」です。
後で海外に行っても、学生時代のように人生を語る・思い出に残るのんびりとした旅行にはなりません。
新婚旅行の際にも、(何度目かの海外旅行でしたが)慣れてなくて苦戦しました。

でも、「残りの大学生活を全て掛けて挑もうと」なさっているのですし、
さすがに、残りの単位を取りながら税理士試験3科目受験をするのはきついでしょう。
(仮に東京工業大学ならなおさらです)

大学卒業のための単位取得 と 税理士試験受験のための勉強
それ以外には何かをする余裕はありません。

A.2
法人税を含む3科目合格なら、面接でよほどコミュニケーション不足や組織適性がないと判断されない限り採用されるでしょう。
法人税以外の3科目合格でもかなり高い確率で採用されるでしょう。

4大税理士法人(BIG4)とは
はご覧になっていただいていますよね。

再掲になりますが、
<4大税理士法人の採用条件>については、、
 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は20代半ばまでが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは選考される。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで600以上ならプラス評価される
(・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されな
  30歳くらいまでしか会計事務所経験者でも採用されないことが多い)
(・上場企業の職歴はあまり評価されない
  銀行等金融出身者を除く)。
(・大学院免除は若干不利
  法人税法合格者を除く)。
一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

見事なまでに、きれいに条件を満たしています。
これで採用されないなら誰を採用するのでしょう。

税理士業界は、税理士試験受験者数の減少もあり、人手不足で悩まされています。
しばらくの間、極端な売り手市場が続くと思います。

一部の激務の会計事務所や、一部のマネジメントが下手な若手か高齢な所長の会計事務所に勤務した方がインターネットに書き込み、過度に反応されているように感じます。
成長率の高いベンチャー企業の20~30代の経営者や、昔ながらの60代以上の経営者が労働問題を軽視するのはどこの業界でも見られることです。
会計業界は特に労働環境が悪い業界ではありません。むしろ、地域と密着した、女性にとっては働きやすい職場です。

先日、銀行・証券の支店長と食事をしましたが、だいぶ、労働時間が短くなったといはいえ、
・銀行は7時過ぎ出社、7時半退社 12時間半拘束で、お昼は時間がないので、支店内の食堂で急いで食べる。
・証券会社は7時過ぎからお客様の電話はかかってくるし、拘束時間は銀行以上とのことでした。
それでも、「セブンイレブン」と言われていた昔よりはだいぶ楽だとおっしゃっていましたが。

一部にはもっと働いている事務所もあるでしょうが、金融業界は会計事務所の平均よりも労働時間は長いようです。
ただ、他の業界と違って、会計業界は、最大手も必ずしも労働環境が整っておらず、コンプライアンスをしっかりと守っているとはいえないところが弱点ではありますが。
それでも、最大手クラスには数年前から労働基準監督署が入って、だいぶルールを直してきています。
人材採用のためにも、夜の残業、居残りを制限する税理士法人は増えてきています。

===================
税理士法人TOTALも、夜、私が声をかけたり電話をして、あまり残らないように確認していますし、休日残業は事前届け出制にしています。
===================

このため、どこの税理士事務所も採用基準を下げてきています。
BIG4税理士法人も例外ではありません。人が採用しにくくなったという声を聞いています。

冷凍みかん様は、一浪ですか。
浪人が就職で不利になるか気にしなくてはいけない社会が来るとは…。

私の頃は、 「『一浪』とかいて『ひとなみ(人並み)』と読む」 と言われていました。
実際、母校の早稲田大学政経学部は、当時は浪人が6割以上でした。
2浪、3浪もそれなりにいました。
今では、現役が6割以上です。
(地方)国立大学なら、圧倒的に現役が多いでしょう。
代々木ゼミナールの経営が傾くはずです。

それでも東大は浪人が3割前後いるはずです。
早稲田全体なら半分近く浪人です。
今でも、一浪ならそこまで就職に不利にならないと思います。
もしも、まだ誕生日前で二浪だとしても他の条件が良いので大丈夫な気がします。

冷凍みかん様が望まれる「国際色が強く大きい案件」は、事実上、BIG4でしかできません。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」です。
まずは、受験勉強をしっかりして、3科目以上合格したら、BIG4で頑張ってもらいたいと思います。




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2013年12月15日

BIG4への就職(元SE)と残業時間

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

ご質問はここをクリック

S様よりのご質問です。
■年齢 26歳
■性別 男
■資格 日商簿記1級、税理士4科目合格済(簿財相消)
■職歴 システムエンジニア(正社員)3年、転職歴なし
■学歴 旧帝大卒
■会計事務所経験 なし
■居住地 東京
■その他 TOEIC650点、PC作業が得意

 初めまして。
 専門性・難易度が高い仕事がしたいと思い、また安定して待遇の良いと言われるBig4への転職を目標としております。
 大学卒業後、SEとして働きながら簿記知識ゼロから試験勉強を開始し、2年で4科目合格いたしました。
また、英語にも力を入れており、TOEICの得点は上記のとおりです。
現在はSEとして、残業時間が最大で月100時間以上と比較的忙しい仕事をしています。

以上を基にご質問なのですが、
Q.1
 Big4に転職できる見込みはあるでしょうか?
Q.2
 転職活動をするとしたらどのタイミングがベストでしょうか?
 A.今すぐ
 B.来年8月の本試験直後
 C.来年、官報合格後
Q.3
 Big4も忙しいと伺っていますが、SEのように月100時間以上の残業は普通にあるでしょうか?

お忙しいところ恐縮ではありますが、よろしくお願いします

A.1
 私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。このため、税理士法人TOTALのスタッフからの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。
(そう言えば、新日本アーンストアンドヤング税理士法人がEY税理士法人に社名変更していたのもこの原稿を書くまで知りませんでした)

リーマン・ショック後、BIG4は、主要顧客である外資系企業の業績不振もあり、リストラ・人減らしをしたようですが、最近では人が減りすぎて仕事が忙しく、直近では増員をはかる必要がある状態のところが多いようです。

S様の場合、法人税を多少勉強していれば(いなくても)、コミュニケーション等で特に問題がなければ当然採用されるでしょう。

激務のSEとして働きながら2年で4科目とはおそれいりました。よほど地頭が良いか、時間の使い方が上手なのでしょう。

A.2
個人的にはBです。
法人税法を合格レベルまで仕上げておいた方が良いと思います。過去の両立実績から、官報合格を待たずとも最悪、両立できるような気がします(普通の人には必ずしもお勧めしませんが)。

A. 3
繁忙期(1〜6月)は普通に100時間以上の残業の方もいるようです。深夜残業・タクシー帰り、休日出勤も珍しくありません。残業代については比較的付けやすいので、残業代で給料を稼ぐ面もあります。
このため、試験と勉強の両立は普通は難しいと思います。ただ、Sさんは時間的には変わらない忙しさのSEご出身なので、頭の切り替えさえできれば(この点はSE以上に難しいかもしれません)何とかなるのでしょう。

S様はPC処理も早いので、重宝されて他の方よりアサインが増え、仕事量が多くなるかもしれません。

税理士法人TOTALのBIG4出身者のうち、
男性は繁忙期に体調を崩し、女性は出産後に時短ありの軽い部署に移ったとお聞きしています。

==================
労災上は1月でも100時間を超えたり、2か月連続80時間以上の残業が続くと過労死の危険性が増すとされています。
ちなみに税理士法人TOTALでは月100時間以上の残業の人はパートナー以外は昨年一年間は一人もいませんでした。80時間を記録した月がある方が2名で、連続2か月はいませんでした。
==================

一方で閑散期は部署によっては定時帰りも普通で、有給は普通に取得できるので、比較的長期の海外旅行等も行きやすいようです。

もちろん、パートナー(役員相当)の方針や部署によって残業時間の多少の違いや残業代の付けやすさの差はあります。

参照) BIG4(4大税理士法人)とは


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2011年11月13日

BIG4(4大税理士法人)への就職 (既卒・未経験)

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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s.k 様よりご質問です。

■年齢 23才
■性別 男性
■資格 簿記2級  受験歴等 簿財受験結果待ち
■職歴 なし
■学歴 関関同立商学部卒(2011年3月)
■会計事務所経験 なし
■居住地 兵庫県
■その他

BIG4で仕事をしたいと考えているのですが、無職期間が続くことに不安を感じています。
現在は既卒1年目で簿財受験で結果を待っている状態です。9月から法人・消費を勉強します。
また金銭的な問題から、週に18時間程、会計・税務とは関係のないアルバイトをしています。

Q.
会計事務所の正社員やアルバイト(この場合は地方なので小規模な事務所になります)へ転職した方がよいのか、それとも現在のように通常のアルバイトを続け短期で4科目以上の科目合格を狙うべきか悩んでいます。

BIG4へ就職するにはどのようなキャリアパスがよいのか、無職期間はどれくらいまでなら不利にならないか、評価される英語力のレベル、学歴の問題などについてご助言頂けると幸いです。

A.
私はBIG4への就職経験がないので採用活動や友人等からの話が中心になります。このため、若干不正確な面もあることはご理解ください。

BIG4(4大税理士法人)への就職は、安定、高給与、福利厚生で依然として若年者・高学歴者を中心に人気がありますね。
=========================
税理士法人TOTALでは、高給は大企業相手でないだけに難しいですが、安定した良い職場を作る努力をしていきたいと思います。
=========================

過去の記事とかぶりますが
(量が多くなりすぎて読みにくくてすみません)

BIG4(4大税理士法人)への就職
http://zeirisisyusyoku.livedoor.biz/archives/51349603.html

BIG4への就職(公認会計士試験からの転身)
http://zeirisisyusyoku.livedoor.biz/archives/51644811.html

再掲になりますが

4大税理士法人の採用条件については、
 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は20代半ばまでが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは普通。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳前までしか会計事務所経験者でも採用されないことが多い)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
ただ、最近(この記事は、公認会計士の就職難がピークを迎えた2011年のものです。以後、注意してお読みください)では、監査法人のリストラ、公認会計士試験論文合格者の就職難もあって、公認会計士や20代後半の論文合格者と争う場面が増えており、BIG4への就職はより狭き門になっています。

関関同立商学部は学歴的には普通だと思います。
その条件なら今の厳しい状況では、あと1年で4科目程度以上合格する気持ちが必要な気がします。
それでも採用は保証されません。

厳しいようですが、20代の関関同立の公認会計士論文式試験合格者でも監査法人に半分くらいしか就職できていないようです。
論文式試験合格者にも4大税理士法人を目指す人もいるため、現在、4大税理士法人の中には、4大監査法人とあまり変わらない難関になっている法人もあります。

追記)2014年現在、公認会計士の就職難は解消し、売り手市場になっています。BIG4の税理士法人は、公認会計士試験の合格者数、会計制度の変更等によって就職状況が著しく変化します。

4大税理士法人に入るのが「絶対」の希望なら、
1年間、親に泣きついても、アルバイトをしないで来年官報合格するくらいの気持ちで勉強できませんか。

現実的に経済的に無理で働きながら受験するなら
優先順位は
(1) 会計事務所で時間的に融通が利くところ。
     単純作業中心ならなおよい
     職歴の評価を若干でも上げるため。
(2) 通常のアルバイト
(3) (1)以外の会計事務所

4大税理士法人は希望ではあるがこだわりはそれほどでもないというなら
(1)(3)(2)の順でしょう。
 (3)の方が4大税理士法人に採用されなかった場合に選択肢が多くなります。

==================
税理士法人TOTALでは、元公認会計士受験性は複数在籍し、中には短答合格者の方もいます(監査法人勤務経験者もいます)。
現在、公認会計士及び論文式試験合格者の方を募集しています。

追記)2012年1月 公認会計士を1名採用しました。
==================

個人的にはBIG4(4大税理士法人)に入るのに向いているのは、
 ・公認会計士(論文合格者を含む)で独立希望者又は監査が好きでない人
 ・在学中に3科目以上合格した人
 ・新卒では大企業に勤務して3年程度の在職中に3科目くらい合格する人
だと思います。

遅くなってすみませんでした。よろしくお願いします。

※なお、
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2011年02月11日

BIG4への就職(公認会計士試験からの転身)

税理士事務所・会計事務所の就職情報
税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。

確定申告時期になり、当法人もスタッフが忙しく頑張ってくれています。
税理士法人TOTALでは、お客様の安定した増加(最近では月間10社以上増えています)により一年中スタッフを募集しています。
勉強の進んだ方(2科目合格レベル以上)、実務経験がある方又はポテンシャルの高い方のご応募お待ちしています。

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T様よりご質問です。

■年齢:28歳
■性別:男性 
■資格 簿記1級 会計士短答合格
■職歴:東証一部上場、営業関連4年半
■学歴:首都圏中堅国立大学
■会計事務所経験:なし
■居住地:東京
■その他特殊事情:なし

Q.
会計士試験の求人状況が非常に悪化しているので公務員試験を受験し、平行して税理士簿記論、財表を受験しようと考えています。地方公務員として勤務しつつ30歳までに法人税まで取得して税理士法人への転職をしようかと考えています。

30歳、31歳という年齢で英語力があり(これから英検等の取得を考えています)、税理士科目3科目あればBIG4への転職は可能でしょうか?

A.
20代後半の短答合格者は、学力が高いのに就職状況がきびしく大変悩まれていることと思います。

4大税理士法人(BIG4)への就職については
「4大税理士法人(BIG4)とは」を参照してください。

再掲ですが

4大税理士法人の採用条件については、
 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は20代半ばまでが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは選考される。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳前までしか会計事務所経験者でも採用されないことが多い)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
ただ、最近では、監査法人のリストラ、公認会計士試験論文合格者の就職難もあって、公認会計士や20代後半の論文合格者と争う場面が増えており、BIG4への就職はより狭き門になっています。

30前後というBIG4への就職では若干不利な条件ということを考えると
T様が、学歴で言うなら、一橋、東工大、横浜国大等くらいまでで
職歴や人物に優れていれば、可能性はそれなりにあると思います。
もちろん英語は加点事由ではありますが、それよりも
面接で評価されるだけのポテンシャルや人物的魅力も必要とされる時代になってきました。

==================
税理士法人TOTALでは、元公認会計士受験性は複数在籍し、中には短答合格者の方もいます(監査法人勤務経験者もいます)。
公認会計士論文合格者の方に最近、内定を出しましたが、ご辞退されてしまいました。非常に残念です。
より、魅力的な会計事務所を目指さないといけませんね。
もちろん、引き続き、公認会計士の方、論文式試験合格者の方も募集しています

追記) 2012年1月に公認会計士の方を採用しました。期待しています。



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