2015年06月

2015年06月28日

30代半ばからの税理士事務所就職と税理士試験受験

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

税理士法人TOTALでは、
TACの合同就職説明会2015夏 東京
日時 8月23日(日) 13:00〜16:00
場所 ベルサール東京日本橋
に参加します。

今夏は大原簿記学校の就職説明会は出ないことになりました <(_ _)>

最近の求人難を見越して、危機感を持って、例年より早めに、秋採用に向けて面接を行ってきました。
それでも、まだ、東京(秋葉原)本部、さいたま本部、所沢・東村山本部、西東京(田無)本部は急募中です。
その他に、船橋駅前と池袋の給与計算事務のスタッフが不足しています(未経験者歓迎)。

もちろん、それ以外のエリアの方も、いつでもお待ちしています。
ご応募お待ちしています。



採用活動に忙しく?(言い訳です)
記事の更新が滞りがちで遅くなって済みません。



ご質問はここをクリック

アース様よりのお問い合わせです。
■年 齢 34歳(独身)
■性 別 男
■資 格 なし 簿記2級勉強中
■職 歴 家電量販店勤務→新幹線車内のワゴン販売職
     →外貨両替所の窓口勤務(現在)
     合計約12年接客・販売業に従事
■学 歴 関関同立 文学部
■会計事務所経験 なし
■居住地 関西
■その他 留学経験がありTOEICは800以上

はじめまして。これから税理士を目指そうと考えております。

具体的には、今年中に簿記2級を取得し、取得後には税理士事務所の税理士補助を目指して転職活動を始めようと考えております。

そして税理士補助として税理士事務所での実務経験を積みながら税理士科目の勉強をし、40歳までを目処に官報合格をし、その後は税理士として働きたいと思っております。

しかし年齢的にも30代半ばになるので、今から年内に簿記2級を取得したとしても、まず税理士補助としての就職先があるのか不安です。
また運よく税理士補助としての働き口があり、その後経験を積みながら官報合格ができたとしても、税理士として働ける可能性は低いように思っています。

Q.
高橋先生は以上のような私の考えについてどのように思われますか?
年齢的や経歴も踏まえると、このような挑戦はお勧めできないでしょうか?

お忙しい中恐れ入りますが、ご意見を頂けましたら幸いです。
どうぞ、よろしくお願い致します。

A.
男性にとって税理士試験の良い点は、
30代半ばまではキャリアチェンジが可能なことです。

普通の仕事は、新卒でどこに就職したかに大きく依存します。
大きなキャリアチェンジは、20代後半までにすべきですし、
経験を生かした転職も30代前半までの方が安全です。

私の周りでも、30代半ばスタートで、
独立開業した税理士もたくさん見てきましたし、
税理士法人に勤務している税理士やメーカー経理に転職した税理士もいます。
税理士法人TOTALにも在職してくれたスタッフももちろんいます。
40歳前後で税理士資格を取れさえすれば、その時点で3年以上の実務経験があれば、税理士事務所、税理士法人で働くことは簡単です。
専門家としてキャリアを積むことはもちろん、アース様の場合、接客・販売経験があり、店長としてパートナーにしたい税理士法人も出てくるでしょう。

ただ、1年1科目、5年で5科目、税理士事務所で正社員として働きながら合格するのは、
30代半ばスタートではかなり難しいと思います。
専門学校の広告を鵜呑みにするのは危険です。
税理士試験は、難関の国家試験です。
10代、20代の若者とも、記憶力、速さを競うことになります。
一定の集中力または、集中的な時間の投入がないと年齢的に不利です。
30代半ばからスタートというのは、他の方より5年くらいスタートが遅いので、その分きちんとした集中した努力が必要になるのです。

可能なら、1年間の受験専念期間が欲しいですね。
簿記2級の勉強は8月までにして(簿記2級の受験は後でも良いし、しなくてもいい)、
秋から簿記論、財務諸表論、消費税法を受講する。
来夏、3科目受験後に就職活動をして税理士事務所で経験を積む。
この形なら、採用もされやすいですし、
試験も当初の3科目までは比較的合格しやすいでしょう。
残り2科目は、合格状況や仕事の状況を考えて、
官報合格が駄目でも大学院進学まで視野に入れれば、アラフォーで税理士資格を取れるような気がします。

受験専念は、リスクはありますが、自分に対する投資ですから…。
独身で、ある程度預金をお持ちなら可能だとは思いますがいかがでしょうか。
場合によっては親を頼るのも手です。

それが経済的に難しい場合、会計事務所に就職することになります。
簿記2級レベルでは率直に言って年齢的に男性の正社員就職は楽ではありません。
その後の人生を背負ってあげられるか、会計事務所の経営者は考えます。
(扶養家族がいない女性の場合は、問題ありません)
採用されるとしたら、

(1)採用に苦しんでいる零細事務所
もっとも、このうち50代後半以上の所長の事務所だと、慣れたら忙しくなくてかえって勉強するには都合が良いかもしれません。
まずは就職して、数年後、科目合格が進んだら、実務のレベルが低く学ぶべき点がないと思った時点で、転職も視野に入れるといいでしょう。

(2)営業中心の事務所
アース様の接客・販売経験を評価する営業中心の事務所はあるかもしれません。
このタイプの事務所は、クレドや経営理念を使ったり、明るさ・楽しさを前面に出して、洗脳的に長時間労働をさせたり又は時間外の社内イベントが多く受験との両立には向かないところが多くなります。
(これらの手法は、モチベーション高く働いてもらうためには優れた手法で批判する意思はありません。受験との両立には向かないかもしれないと言っているだけです)
「税理士試験受験を評価しない」と公言していたり、科目合格不問・資格不問を強く押し出しているところは疑ってみる必要があります。

税理士は、男性にとってはキャリアチェンジになりますし、女性にとっては身近で家庭との両立が図りやすい点が良い仕事になります。経験が、専門知識の蓄積や人間関係を通じてキャリアアップにつながります。
長く安定して働ける良い仕事です。お客様に感謝され精神的にも満たされます。
その分、最初のうちは給料が安いのは事実ですし、特に男性の場合、税理士資格を取らないと経済的には報われないかもしれません。
不幸にして資格を取れない場合は、会計事務所経験者は経理職への転職が可能です。アース様のように語学ができれば会計事務所経験があれば外資系経理という選択もあり得ます。
いずれにせよ、あまり勉強が進まないうちに長時間労働を続けるのは、資格取得には不利になります。

このため、簿記論・財務諸表論の2科目受験前に働くなら、正社員ではなく、パート・アルバイトで働くという選択もあり得ます。
残業がほとんどない、時間や日数も相談に応じてくれる会計事務所もあるでしょう。

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税理士法人TOTALでは、税理士試験の受験を始めて間もない方の受験を支援するため、「受験スタッフ」の制度を設けています。
詳しくは税理士法人TOTAL 採用ページをご覧ください。
もっとも、正直に言うと、「受験スタッフ」制度は 新卒採用がうまくいかなかったような20代の若者にチャンスを与えようという趣旨なので30代での採用は難しいかもしれません。
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インターネットで顔が見えない方に適切な回答をするために、 質問の書式にご協力いただけると幸いです。 情報が不足する場合には回答できないことがあることはご留意ください。

また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
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銀行(金融機関)経験者と会計事務所の求人票

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。


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はる様よりのお問い合わせです。
■年 齢 31歳
■性 別 女
■資 格 簿記3級
■職 歴 一般事務1年→現在銀行のパート1年未満
■学 歴 高卒
■居住地 地方

初めてまして。
私は21歳で結婚し、子ども2人に恵まれずっと専業主婦でした。

29歳の時に一般事務へ就職をし、経理も補助的でしたがしており、そこで経理の楽しさを覚え簿記3級を取りました。
そして将来の夢、税理士を目指したいと考えるようになり、何もなかった主婦でしたので経理の経験も積みながら簿記2級を目指し会計事務所への就職を考えておりました。

しかし上司とウマが合わず1年で退職し、会計事務所のパートを探そうと思っていた所、銀行の後方事務のパートに受かり今働いております。

今の仕事はすぐに辞めるつもりはないのですが、働きながら簿記2級、1級を取りたいと思っているのが現状です。

そこで質問なのですが

Q.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として少しでもプラスになるのでしょうか?

学歴、年齢、未経験な事もあり焦りばかりがあります。
無知な私ですが、どうかよろしくお願いします。

A.
銀行の仕事は会計事務所への就職・税理士を目指す人間として大いにプラスになります。

銀行で求められる資質と、会計事務所で仕事上求められる資質はほとんど一緒です。
 お金に関する仕事なので、公正・潔癖で不正を行わないこと、
 ある程度上品で親身な印象を与えられること(窓口、電話応対、接客等)、
 事務が早くて正確なこと、
 簿記に関して一定の知識があること、
 組織で働くことに慣れている(組織適性が高い)、
 真面目で根気強いこと…。
 
仕事が出来るだけでなく、銀行に採用され、そして一定期間勤務していた(通用した)という事実は、
銀行が身元を保証してくれているようなもので、会計事務所の求人に応募する上でかなり高く評価されます。

なお、バックオフィス経験者でなく、フロントの営業担当者の場合、
上記に加えて、資金繰り・融資の知識があり、法人営業の即戦力となる点が加点事由です。

銀行だけでなく、損害保険、生命保険、その他金融(クレサラを除く)も「金融機関経験者」としてほぼ同様な評価になります。

実際、会計事務所の求人票を見ると
「会計事務所経験者」と並んで「金融機関経験者」(と「経理経験者」)が記載されていることが多いのに気付くことでしょう。


税理士試験の受験資格は、簿記1級を取らなくても、職務経歴で可能です。
「税理士業務の補助の事務」に加えて、「銀行等における貸付け等に関する事務」、「法人の会計に関する事務」も列挙されており、2年の実務経験でOKです。
銀行のパートや会計事務所では、簿記1級は(メーカーの経理と異なり)苦労の割には評価されないかもしれません。
証明書を現職で出してもらえそうなら(おそらく可能だと思います)、簿記2級の後は、簿記1級をやめて税理士試験の「簿記論」の勉強をすることも検討してみてください。

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税理士法人TOTALでも、金融機関経験者はもちろん高く評価されます。スタッフの1割以上は金融機関出身者です。都市銀行、地方銀行、生命保険、損害保険、公的金融機関出身者が、まんべんなく在籍してくれています。
そういえば、9拠点の本部長のうち、生命保険、地方銀行、都市銀行出身者が各1名で、3分の1が金融機関出身者ですし、グループの司法書士事務所TOTALを率いている妻も損害保険出身です。
やはり、会計事務所、士業事務所は金融機関出身者が多いですね、
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2015年06月23日

BIG4税理士法人への就職 大学院の価値

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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I 様からのお問合せです。


■年 齢 20歳
■性 別 男
■資 格 簿記一級 TOEIC805点 TOEFL78点
■職 歴 なし
■学 歴 関関同立 (3回生)
■居住地 京都

始めまして。
いつもサイトを拝見させていただいている者です。

今回Big4への就職に関して質問があり、始めて投稿いたしました。

私は将来Big4と呼ばれる企業に就職したいと考えております。
過去の記事を参考にしますと、もし一年づつ科目合格が出来れば新卒での就職も可能なのではと感じました。

しかし、私には不安な点が一点あります。
それは、学歴です。

私は、関関同立でも下位の大学に通っています。
ただ、英語は得意で外人とのコミュニケーションもほとんどの場合出来ます。

そこで、次の様な質問をお伺いしたいのですが、、、

Q.1
私の学歴でBig4に就職することは可能ですか?

Q.2
大学院での学歴が関関同立以上の場合、Big4の就職活動時に評価されますか?

Q.3
TOEICの点数にとどまらず、過去の留学経験や英語のスピーキング能力は評価されるのか?
です。

長文・駄文で申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

A.1
私自身は町の税理士事務所出身で、BIG4で働いたことはありません。
このため、税理士法人TOTALのスタッフ(8名のBIG4出身者が入社してくれました。20代半ばでBIG4に転職なさった方も1名)からの聞き取り、同業者(BIG4現役・OB)との会話、BIG4出身者の採用面接の結果等から書いているため一定の限界はあることをご了承ください。
記事が間違っている場合は、具体的に修正したご指摘の書き込みをいただければ適宜対応いたします。
お気軽にご連絡ください。

4大税理士法人(BIG4)とは

=================
再掲になりますが、従来、一般的には
4大税理士法人の採用条件は、

 ・法人税を含む3科目以上の合格が望ましい
  (即戦力が必要、かつ繁忙期の仕事がきつく
   税理士試験受験との両立が難しいため)
 ・年齢は受験生:20代半ば、官報:20代までが望ましい
 ・学歴は早慶以上が望ましく、MARCHまでは問題ない。
  (学歴は官報合格者等なら必須ではありません)
 ・英語はTOEICで一定以上ならプラス評価される
 ・零細会計事務所の職歴は若くないとあまり評価されない
 (30歳くらいまでしか経験者も採用されない)
 ・上場企業の職歴はあまり評価されない
 (銀行等金融出身者を除く)。
 ・大学院免除は若干不利(法人税法合格者を除く)。

一般企業の採用条件に近い気がします。それに専門性の高い即戦力を求める分を追加した感じですね。

また、BIG4監査法人からの転籍等もあるため、会計士の就職状況に影響され、会計士の就職が買い手市場の時は採用されにくく、売り手市場の時は採用されやすくなる傾向があります。

もちろん、採用は企業との相性です。学歴を含む条件が多少劣っても、法人(採用担当者)が求めるものと一致すれば上記条件は必ずしも必要ではありません。参考程度と思ってください。
=================


外部環境としては、
会計士受験生が今年も減少しており2015年は、公認会計士の就職は、売り手市場になっています。
また、税理士業界も、受験生の減少、特に若年高学歴の方の減少が著しくなっています。
会計業界の人不足は深刻です。
このため、BIG4の採用基準は若干下がっているでしょう。

I 様の場合、年齢・学歴もおおむねクリアしています。
英語力は加点されるでしょう。
若いですし、20代前半までに法人税法を含む3科目以上合格していれば、人柄に特に問題がなければ、関関同立の中でも下位の大学でも採用される可能性の方が高いでしょう。

学歴を気にされているようですが、学歴は、面接に進むための一つの目安に過ぎません。
人柄、本当の能力等を採用担当者はじっくり見ています。
これは、BIG4でも、他の会計事務所でも同じです。
あくまでもその会計事務所に合う、必要な人間を採用しているのです。

=================
税理士法人TOTALでも、学歴はかなりバラエティに富んでいます。
普通高校・商業高校卒、専門学校卒(会計はもちろん、ITや飲食も)、短大卒、大卒(私大・国立、文系・理系・芸術系)、大学院卒…。
=================

A.2
理系の院卒は、どの研究室で(主任教授は誰で)、何を研究してきたかまで、就職に影響するそうです。

文系の場合は、大学院での学歴は就職活動にはほぼプラスになりません。
学歴ロンダリング出来るのは有名ですし、修士はぬるいので
関関同立以上でも、(極端な話、東大文系院卒でも、学部が他の大学だと)
就職活動時にほとんど評価されません。

強いて言えば、大学院免除をどう考えるかという問題にすぎません。
(BIG4では、法人税法がないとややマイナス評価でしょう)

A.3
プラスになると思います。
希望すれば、国際関連の部門への配属も考えられます。

=================
そういえば、このサイトでもBIG4関連の質問が増えています。
安定志向の税理士試験受験生が増えているのでしょうか。

逆に、税理士法人TOTALではBIG4出身の公認会計士を採用することが増えてきています。
(この1年間で3名、来月からはもう1名入社してくれます)
税理士業界はもちろん、公認会計士からも優秀な方が入ってきてくれてありがたいことです。
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2015年06月22日

子供の出産予定と税理士事務所の就職

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

税理士法人TOTALでは、就職説明会(大原簿記学校とTAC)はあまり出ていませんでしたが、最近の求人難を見越して、今年は出るつもりでした。
危機感を持って、例年より早めに、秋採用に向けて面接を行っています。
ありがたいことに、今年は出足が早く、たくさんの採用・内定者がおられ、おおむね順調に採用できています。

このため、大原簿記学校の就職説明会はキャンセルが間に合って出ないことになりました。
大原さん、ありがとうございます <(_ _)>
TACはキャンセルが間に合いませんでした(泣

もちろん、良い人がいれば、エリアにこだわらず、いつでもお待ちしています。


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桃様からのお問合せです。
■年齢 27歳
■性別 女
■資格 簿記2級 普通自動車運転免許
    TOEIC 900
■職歴 メーカー営業(正社員)2年
    外国語関連の事務
    (現在は週5フルタイムのアルバイト)2年〜
■学歴 早慶 社会科学系の学部(商・経済・法・政治経済)
■会計事務所経験 なし
■居住地 首都圏
■その他(特殊事情等)
8歳年上の男性と結婚予定です。
相手の年齢を考慮し、早期に出産を希望しています。


現在の仕事は、外国語関連の事務、法人・顧客対応・一部クレーム対応などで、大したキャリアにはならないものの、産休・1歳までの育休取得は可能です。

ありがたいことに職場でも仕事ぶりを評価されており、試験勉強に配慮していただいて、試験前の有給消化による5日程度の休暇取得が可能で、残業は一切ありません。通勤時間は片道20分で、子供の発熱などによる急な欠勤等にも対応していただける環境です。

私は新卒で就職後、体調を崩して退職しましたが、徐々に回復し、現在はフルタイム勤務の傍ら、専門学校の通信講座にて税理士試験の勉強(簿記論)をしています。

今後、結婚・出産をするにあたり、どのタイミングで会計事務所に就職すべきか悩んでおり、相談に乗っていただければ幸いです。


Q.大まかな事情は上記の通りですが、
自分の中では、以下の2パターンで悩んでおります。


<プラン1>

「勉強を続けながら、なるべく早くに出産する。
育休・産休取得後、子供が6歳になる頃に会計事務所に未経験として入所する。場合によっては途中で大学院免除も検討する。」

メリット:子育てに理解のある職場なので、ブランクを空けずに仕事を続けることができます。

デメリット:
(1)入所前にどれだけ科目を集められるかが勝負ですが、フルタイム勤務で家事もあるため、思うように勉強時間が取れるか不安です。(週3・週4日など、勤務日数を減らすことは不可です)。

(2)子供が6歳になるころにはスムーズにいって35歳になっており、未経験での入所は年齢がネックになるかと思います。

会計業界が求職者にとって売り手市場の今、業界に入るべきではないかと不安です。


<プラン2>
「2年程度、受験に専念した後、会計事務所に就職活動をする。
数年勤務した後、出産し、可能であれば復帰し、働き続ける。」

メリット:未経験でありながら、科目合格(うまくいけば)して就職活動することができます。

デメリット:
(1)出産が遅くなります。相手の年齢を考慮すると、今後のマネープランを考えたときに、第2子はほぼ望めなくなります。

(2)就職した事務所が子育てに理解がある環境であるかは分かりません。
もちろん、実家のサポートを可能な限り利用し、責任をもって仕事はしますし、そもそも採用時に既婚子なしの状態なので、事務所側も将来的な出産を想定しているだろうとは思うものの、「続けられるか」に不安が残ります。

ちなみに、夫は激務で、家事・育児を主に担うのは私になる見込みです。

(3)ブランクができます。また、その間無収入となり、主婦になって夫が一生懸命働いて稼いでくれたお金を使うことに罪悪感があります。
以上です。

現在は試験前の追い込み期間というのに、就職のことで思い悩んでしまっています。

可能な限り、出産のタイミングは夫の希望を叶えてあげたいとは思うものの、大黒柱にはなれなくても、少しでも夫を経済的にも支えたいと思っております。

女性としてのキャリアについて、お手数ですが、何かアドバイスを頂ければ幸いです。


A.
ちょっと早いけど、ご結婚おめでとうございます。
「素敵な奥さん」になりそうですね。

昨日は、「父の日」でした。
子供たちからプレゼントをもらいました。
父にはプレゼントを贈りました。
親子3代で、食事会です。
子供は、人生にとって「宝」です。
夫婦が仲良く、そして子供に恵まれた人生ほど幸せなものはありません。

「大黒柱にはなれなくても、少しでも夫を経済的にも支えたい」
なんて言われると男性は助かります。
子育てには経済的なコストがかかりますが、
それ以上の幸せをもたらしてくれます。
2人でも3人でも希望のお子さんが授かると良いですね。
夫婦2人で働けば、経済的には問題ないと思いますよ。

現職は、仕事と家庭、受験の両立をする上で大変恵まれていますね。

個人的には<プラン1>に近く、現職にとどまって、働きながら 又は 産休・育休を取りながらしばらく勉強するのがお勧めです。

今の職場の給与水準が低くなければ、理解がある現職在職中のうちに、産休・育休を(場合によっては2回以上)取りたいですね。
<プラン2>の場合、転職する会計事務所が子育てに理解があるかは確信が持てませんし、受験状況によっては正社員での就職にならないかもしれません。
出産のタイミングが意図通り進むかもわかりません。
育休・産休は上手に使いましょう。

相対的に<プラン1> の方がリスクが少ないような気がします。

なお、せっかく英語ができても、残念ながらBIG4は3科目の時点で年齢制限に事実上引っかかるし、その年代からの転職では子育てとの両立にはそもそも向かないでしょう。
それ以外の税理士事務所は、優秀な女性にとって、売り手市場かどうかはあまり採用の際に問題にならないでしょう。

ただ、お子さんが6歳になるまで待つ必要はないように思います。
独立志向が強ければ、若くして税理士になった方が有利です。
女性の場合、子育て中に税理士として独立するのは結構大変です。
桃様がどちらかというと、家庭との両立を重視するなら、
3科目合格できたら、予定より早めに会計事務所に働き始めるのも手だと思います。
この場合は、出産が終わり、産休・育休を取った後なら、
正社員にこだわらず、パートでの勤務で両立しやすくするのもいいでしょう。
(正社員で担当を持つと、「営業」の要素が強くなり、仕事に対して真面目な人だと切り替えができにくくて受験との両立が苦しくなります)

会計事務所は、正社員とパートの区別が厳格でなく、自身の状況によってはフレキシブルに変えられることができます。
また、いったん会計事務所「経験者」になってしまえば、女性の転職は比較的容易です。
この辺が、子育てやご主人の仕事に影響されやすい主婦に、会計事務所が人気がある理由でしょう。

子供は出来れば2人欲しいけれど…
  実際は一人しかいない。
  なかなか授からなくて不妊治療を受ける。
こういった夫婦が多くおられます。
晩婚化、第1子出産年齢の高齢化が理由だという意見があります。
私は36歳の時に第1子が生まれました。
少し遅いかなと心配しましたが、ちょうどよかったのかもしれません。

順調にお子さんが生まれると良いですね。
抱え込み過ぎず、親や保育園を巻き込んで子育てを頑張ってみてください。

子育ては計画通りにはいきません。
子供にも個性があり、親の思う通りにはどうせいきません。
そこがまた、子育ての、そして人生の楽しみになります。

子供が生まれたら、受験や、仕事は、あまり決めつけすぎず
子育てを楽しみましょう。


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2015年06月02日

社員教育ができる税理士事務所

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

先日、大御所の超有名先生から横浜本部の移転祝いにお花をいただきました。
大変恐縮です。ありがとうございました。

ご質問はここをクリック

めがち様からのお問合せです。
■年 齢 31歳
■性 別 男
■学 歴 早慶
■資 格 簿記論・財務諸表論・消費税法・AFP
■職 歴 営業1年→経理4年→経理1年半
■居住地 名古屋
■その他 現在受験専念で、今年の夏法人税法と固定資産税を受験します。

いつも楽しく読ませてもらっています。
経理職に就きながら税理士試験の勉強を続けておりましたが、昨年の今頃受験に専念するために退職いたしました。
今年残りの二科目を受験してから会計事務所に就職したいと考えています。
そこで質問があります。

Q.1
前職は1年半と短期間で退職してしまいました。理由は粉飾決算を強要されていたからなのですが、この退職理由を面接で伝えると「守秘義務が守れない奴」と思われ不利になるでしょうか。
また、粉飾決算を行う会計事務所はどのくらいの割合であるものでしょうか。

Q.2
先生は常々「中堅事務所」か「所長が50代くらいの事務所」を勧めていらっしゃいますが、中堅事務所の基準は何でしょうか。(人数?売上高?)
また、これらの求人はどのように探すのがよいでしょうか。
(ハローワーク、紹介会社、専門学校の紹介等)

よろしくお願い致します。

A.1
粉飾決算は、会社が不正な会計処理を行って内容が虚偽の財務諸表を作成し、報告することを言います。
粉飾決算は、上場企業の場合は、大問題になります。

上場関連会社の経理担当者でしたら粉飾を嫌い、おそれるのは普通のことでしょう。

監査法人による監査は、株主・投資家のために、財務諸表の財務情報の信頼性を保証するのが目的です。
このため、粉飾決算に加担したり見逃したりすると厳しいペナルティが待っています。
かつて4大監査法人の一つだった中央青山監査法人は、カネボウの粉飾決算等がもとで金融庁から監査業務の停止命令を受けて解散しています。

これに対して、税理士のお客さまである非上場の中小企業の場合、経営者が大株主で、親族以外には株主がいないということがほとんどです。会社と対立する株主・投資家は存在しません。
一方、中小企業は資金繰りが厳しいところが多く、融資が重要になります。また、入札は経営審査のスコアに依存します。安定した黒字が上場企業同様に必要になることがあります。

中小企業は詐欺的でない限り、粉飾そのものを罰されることはきわめてまれです。
このため、粉飾決算は中小企業の方がより広くみられます。

どのくらいの会計事務所が粉飾決算をしているかという統計はありません。
ただ、税理士同士の飲み会の雑談等から推測するに、
「粉飾決算」の定義を、恣意的な会計処理基準の変更等、軽いものまで含めれば、粉飾決算を行う会計事務所は8割に上るかもしれません。
逆に、問題になるほどの悪質な粉飾をする会計事務所は、1割も無いでしょう。税理士が金融機関等から詐欺で訴えられたと聞いたことはほとんどありませんから。

言い方さえ気を付ければ、「守秘義務が守れない奴」と思う所長はそれほど多くないかもしれません。
それよりは、「粉飾決算に厳しいうるさい奴」と思う所長の方がやや多いかもしれません。

一般的な傾向としては、中規模以上の税理士事務所・税理士法人は、小さな税理士事務所や個人会計士事務所よりも脱税や粉飾に対して厳しい姿勢のところが多くなります。規律をしっかりしないと組織が統制が取れないで危険ですから。

最近も、ゞ篋造寮罵士が風俗店に脱税指南したり、⊆験生には有名な公認会計士が詐欺で逮捕されたり、C羞税理士法人の代表が脱税で有名な業界向けに脱税(租税回避?)スキームを作ったりして問題になっています。
中には、同情すべき点もあるようですが…。

FIFAの幹部は、公務員ではないのに、民間も取り締まるというアメリカ独自の法律に基づいて逮捕者が多数出ています。
私たちTOTAL NEXTグループもコンプライアンスにはかなり気を付けているつもりなのですが、時代の要求はきびしくなっており、しっかりやらないといけないのでしょう。経営者としては怖いです。


A.2
私が「中堅事務所」や「所長が50代くらいの事務所」を勧めるのは、社員教育や社内の仕組みが整っていることが多いからです。

上場企業から会計事務所に転職すると、教育が行われていない、ルールがない、仕組みがないことに驚かれると思います。

実際には、個別の事務所によって、働く環境は異なります。所長(や直属の上司であるお局さん、番頭さん)次第です。
ただ、ロシアンルーレットでは困るので、ややステレオタイプに分類して書いています。

<所長の年齢>
30代の税理士は、最近ではひとりでこじんまりと業務を行う方が増えています。人を採用するような所長は営業力は強いはずです。忙しいし、社員教育している暇はありません。

40代の所長は、何度も痛い思いをして試行錯誤をしながら、人の使い方を学んでいきます。
個人差が大きい年代です。

50代になると教育の技術やマネジメント能力を身に着け、安定して人を使える所長も増えてきます。
(パートさんや少人数のスタッフしか使ったことのない所長を除く)

<中堅税理士事務所>
売上は、外部からはわかりません。働こうと思う方が手に入れられるデータは従業員数になります。

従業員10人までの事務所は、ルールも癸欧發い蠅泙擦鵝所長は背中を見せて突っ走っていけます。

従業員10人を超えると所長の代わりに内部を見てくれる人(お局さん、番頭さん等)が必要になります。
30人くらいまでは簡単なルールがあればでマンパワーで何とかなります。

従業員30人を超えてくると、複数拠点ならルールが必要になります。
ワンフロアの場合でも、ルールを決めた方が効率よく教育・マネジメントができます。

私がイメージする働きやすい「中堅税理士事務所」は
(「就職」を考え、社員教育ができるかを中心にした定義です。)
所長が30代なら従業員が30名を超えた規模です。
所長が50代なら従業員は15名程度でもOKです。
(最近の方が、広告の解禁、情報化社会の進展により
会計事務所を大きくしやすくなっています)

使う媒体ですが、
ハローワーク、専門学校の就職説明会、人材ドラフトの登録、近所の会計事務所のホームページの検索等、
どれかというよりは、どれも使ってみると良いと思います。

あまり使ってほしくないのは 紹介業者です。
年収の数十%というように、紹介手数料が高く、
実務経験がある「即戦力」でないとかえって内定が出にくくなります。


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私は、30前半で独立、
最初は社員教育なんてありませんでした。
「前のを見てやっといてね」 
見て覚えろ! 真似て覚えろ! の職人の世界です。

40歳過ぎに社員教育で壁に当たりました。
文書化・標準化しようとして反発を受け、お辞めになったスタッフも多数いました。

この10年間、試行錯誤を続け、150人を超える組織に成長しました。
今秋で私も50歳になりますが
(若いつもりでも早いですね)、
どうやったら、働く人が、
付加価値を高められるか
楽しく働いてくれるのか
資格を取らせてあげられるのか
うちは、まだまだ、まだまだ足りない部分は多いです。

〜あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい〜

40歳過ぎで社員教育が出来る所長もおられるようですが、
私はそこまで人間ができていません。
教育やマネジメントは、それが得意なスタッフにまかせる方向で進めています。
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