2015年04月

2015年04月19日

32歳 ゼロからの税理士挑戦

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

税理士法人TOTALは、関東では店舗数が2番目です。
出店を続けていると、
「儲かってて良いねえ」
と言われる方がいます。


はっきり言います。


儲かってません!」(キッパリ)


普通にスタッフに給料払って、
無理な残業はさせずに、
受験生に勉強できる環境、
専門学校の学費も払って
大学院行ける環境(人によっては学費も)
主婦に家庭・育児と仕事を両立できる環境
を整えて、
成長しながら出店する

 儲かりません。

今年はだいぶ、借金が増えました
(父と銀行さんからです)
利益が安定して出るようになるには、まだ数年かかります。

それでも何で前に進むのか?

中小企業、資産家、医師の成長を支える
社会のインフラとして
「日本一の総合士業事務所」を目指しているからです。

やるなら、世のため! 人のため!

数年後から、関東を飛び出して、全国に出店をする予定です。
大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌、…。
最近は全国から本部長候補生や若いスタッフが入社してきてくれています。

税理士法人TOTALに入社して、仲間と切磋琢磨して仕事を覚えつつ税理士試験に合格する
彼ら・彼女たちの成長していく姿を見るのが楽しみです。

 〜あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい〜


ご質問はここをクリック


ヤマト 様からのお問合せです。

■年齢 32歳
■性別 男
■学歴 MARCH(経営学部)
■資格 なし
    (簿記二級勉強中)
■職歴 内資系製薬会社勤務後、
     外資系製薬会社に転職、在職中。
     合計10年 営業担当(MR)
■会計事務所経験 なし
■居住地  関西
■特記事項 妻、子2人
 現職退職後は妻の実家がある関東に移住予定。
 未就業3年程の生活費+大学院進学費用程度の貯金あり。

ブログ大変参考にさせて頂いております。非常に初歩の質問で恐縮ですがご回答頂ければ幸いです。

高橋先生の今までのご回答を拝読致しますと、この年齢での全くゼロから税理士になる挑戦は非常に無謀かと感じております。しかしながら、なんとか挑戦したいと考え、簿記二級から勉強を始めております。

未経験、知識もない現状では業界に入ることすら正直かなり難しいと感じております。
家族の生活も考える最短距離で税理士資格取得へ向かいたいと考えておりますが、年齢も踏まえ会計事務所への就職もアルバイトを含め早い方が良いと考えております。
また大学院進学なども選択肢に入れております。
まずは簿記二級を取らないことには何も始まらないと考えておりますが、今後の自分がどこにどのような順序で目指せば良いのか方向性が定まりません。
もちろん現職を続けることは可能ですが、税理士になりたいという考えは変わらない為、どのような手段を取れば良いのか必死に考えています。
現職では物理的な労働時間、業務上の勉強時間もかなり必要な為、税理士試験への勉強時間は大きくは取れません。

Q.
どのような順序で進めば今後会計業界で税理士として働くことができる可能性が出てきますか?

大変お忙しい中とは存じますが、アドバイスを頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。


A.
MRはかなりの高年収ですから、税理士を目指すとしたら、
奥さまの実家が会計事務所を経営しているのでしょうか
それとも、税理士という資格をもった「先生」としての仕事又は独立をしたいと感じておられるのでしょうか。

税理士試験は18歳〜30代半ばにスタートする方がほとんどです。
暗記と速記の試験で、記憶力とスピードは若さが有利です。

ヤマト様のスタートはやや遅くなります。
それでも、個人的には、ぜんぜん
無謀だとは思いません
仕事をきっちりこなして、結果を出してきているからです。
時間の使い方、お金の価値を知り、
<背水の陣>を敷いて人生の勝負に出られる強い覚悟をお持ちですよね。

私の受験仲間でも33歳スタートで2年で官報合格をした既婚男性がおられました。
税理士法人TOTALのスタッフでも、2〜3年受験3科目合格で35歳入社、翌年官報という税理士有資格者もいます(お子さんは2人)。
守るべき人がいる人は強いものです。

(1)一番最初にやるべきこと
奥さま(場合によっては奥さまの両親も)の全面協力を取り付けることです。
子供はかわいいと思いますが、最低2年は勉強に専念する時間が欲しいです。
(おそらくここまでは済んでいますよね)

(2)今年4月半ば〜8月
。儀邀講の国税徴収法か酒税法のどちらか一つを申し込みます。
 この2科目は簿記の知識はいりません。
 (消費税4月開講は今からでは簿記の知識がないこともありつらいと思います)  
 税法は暗記科目なので、きっちり覚え切る必要があります。
⊆験願書も忘れずに提出してくださいね。
J孫圓靴栃躓2級まで学習を進めてください。

(3)今年9月〜来年8月
簿記論、財務諸表論、法人税法を受講する。
12月の結果発表を待って、不合格なら法人税法とミニ税法について検討する。
来年は3〜4科目受験。

(4)来年9月〜再来年8月
仝饗Г箸靴道弔辰寝別椶箸△硲渦別椶鯆媛辰靴憧永鵑鯡椹悗后
∪破,療性がないと思ったら、科目数を増やさず、
  確実に3〜4合格を目指す。

(5)再来年9月〜
9月から会計事務所にアルバイトではなく正社員として就職する。
就職は、勉強と両立できることを最優先にします。
大学院進学の可否も確認する。

ヤマト様は、MRで結果を残しています。
営業は得意ですし、医療部門なら即戦力です。
就職は(希望給与を下げられれば)困らないと思います。
うちも含めて欲しい税理士法人は多いでしょう。

12月に官報なら最高。
ハードワークで実務経験を!)
4科目なら最後1科目で官報合格を目指す。
3科目ならあきらめて大学院進学。
不幸にして2科目なら軽い科目での3科目合格を目指す。

さらにもう一年の受験専念はあまりお勧めしません。

これで、30代のうちには税理士になれると思います。
その後は、パートナーとして欲しい税理士法人も多いでしょうし、独立も可能です。
ポイントは、再来年までに3科目以上合格できるかです。

税理士試験の勉強、頑張ってください。



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2015年04月17日

何科目で税理士事務所に就職するべきか?

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。


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大阪の田舎者 様からのお問合せです。

■年齢 25歳
■性別 男
■学歴 関関同立(一浪)
■資格 簿記論、財務諸表論、
    (今年法人税法初受験)
■職歴 なし
■会計事務所経験なし
■居住地 大阪府

初めまして。いつも拝見させていただいています。

私は新卒で就活し内定をいただいたのですが、将来を考えるにあたって手に職をつけようと思い税理士を目指すことにしました。内定を辞退しそのまま大学を卒業、現在はアルバイト(税理士業界と関係のない飲食店)をしながら通学で法人税法を勉強しています。
今年法人税法を受験のあとは結果に関わらずに、現在のアルバイトを続けながら所得税法、消費税法を勉強する予定です。働きながらの勉強は過酷と想像していますので就職は4科目揃ってからにしようと考えています。なので就職は20代後半になることが考えられます

そこで質問です。

Q.1
社会人経験のない私は何歳までが就職するのに限界なのでしょうか。4科目と待たずに就職した方が良いのでしょうか。就職は中規模以上の事務所を希望しています。

Q.2
社会人経験がないため、社会人常識、マナー等の研修があればありがたいのですが、税理士業界には新卒という概念がない?ためそういった研修はあるのでしょうか。

よろしくお願いします。

A.1
「働きながらの勉強は過酷と想像」 ですか…

「韓非子」の中に「人希見生象也。而得死象之骨、案其図以想其生象也」とあります。
人が生きている象を見ることは希(まれ)である。だから、死んだ象の骨を見て、生きた象はこういう形をしていただろうと「想像」した。
「想象」が「想像」と言う言葉になったというお話です。

まだ正社員としての社会人経験がありませんので、どうしても想像が膨らんでしまいます。
実際には、会計事務所の仕事は一部の事務所を除くと、きつくありません。
だから、全国どこでも主婦に人気があるのです。

ネット上には、良い書き込みをする人は少ないので、どうしてもネガティブな表現が目立ちます。
受験生は、実務経験も、勉強時間も、待遇も同時に求めますが、さすがにそれを同時に満たせる事務所は多くありません。それでも、一般的な中小企業の平均からすると恵まれた業界ですし、士業の中では安定しています。
身近にご覧になっている飲食店の正社員に比べてきつい会計事務所はかなり少ないでしょう。

(労働時間という意味で)過酷な会計事務所は
 ・BIG4や最大手会計事務所
 ・所長が40代前半以下の成長著しいベンチャー会計事務所
など、ごく一部に限られます

くわしくは、
税理士試験の勉強がしにくい税理士事務所の特徴

大阪の田舎者 様のいう「中規模以上の事務所」の定義によって、
何科目で税理士事務所に就職するべきかは変わります。

(1)BIG4 
  来年の受験で最低3科目、できれば官報が良いと思います。
  年齢が高い社会人未経験者は採用されにくいでしょう。
(2)最大手 
 年齢は30代でもいいですが、
 試験を考えると官報後の方が良いかも。
‥社 → 最大手
 税理士法人TOTALに3年在籍していたスタッフが
 あと1科目になりステップアップを考え最大手に転職
 きつくて勉強できないと、半年で辞めて受験に専念。  
∈蚤膽蝓、 当社
 新卒で最大手に入った方が1年できつくて退職。
 当社に入社して、かなり頑張ってくれていますが、
 私:「無理しないで」
 彼:「前職に比べれば大丈夫です」
 そんな彼も、今年税理士登録をします。
(3)それ以外のほとんどの会計事務所
  30代前半2科目でも就職できます
 (アルバイト経験だけなので30歳前が安全ですが)
 税理士事務所の特徴は30代前半までキャリアチェンジが可能な点です。
 採用されないとしたら、年齢でも科目でもなくコミュニケーション能力や人柄の問題です。
  
大阪の田舎者 様が、中堅事務所としてどのレベルの事務所を念頭に置いているのかによりますが、
最大手やそれに準ずる激務の一部事務所ではないなら

おすすめは、
 来年の夏まで専念して、法人税法を含む3〜5科目合格を目指す。
 来年の秋に就職です。
 両親の支援が可能なら、飲食のバイトをやめてもいいと思います。

A.2
会計事務所の教育と退職理由」に詳しく書きましたが

会計事務所は、最大手でも数百人、ほとんどが零細中小事業所です。
このため、多くは、所長や番頭さん、お局さんからOJTで学ぶことになります。

会計事務所業界の社員教育は
(1)BIG4 
(2)スタッフ30人以上、設立15年以上、所長が45歳以上65歳以下の事務所
ただ、(2)は当たり外れもあり、個別にきちんと調べないとわからないところもあります。
それ以外の会計事務所だと、システム的な教育は確率的には期待しにくいのが現状です。
それ以外では、50代くらいの所長税理士で15人程度までの穏やかな方の事務所がお勧めです。

今なさっている飲食のアルバイトは、
元気なあいさつと気遣いは学べると思いますが、
それ以外のフォーマルなあいさつ、名刺交換、文章の書き方、服装等、
いわゆるビジネスマナーを学ぶことは少ないと思います。

地方だと、新卒採用中心でビジネスマナーを教える事務所もあります。
(税理士法人TOTALでも最近、新卒の方を毎年採用をしています)
大阪はどうでしょうか?
全国有数の価格競争が行われている地域なので、社員教育にコストはかけづらく、一部を除き厳しいかもしれません。
そうも言ってられない人不足ではありますが…。

全国的にもほとんどの会計事務所ではビジネスマナー研修はありません。
OJTで、現場で学ぶというところも多いと思います。
自主的に書籍等で補う必要があります。

=============
税理士法人TOTALでは、9月入社組は、新人の集合研修を行っています。
それ以外の時期は、個別対応で正直苦しいです。
社会人未経験者は9月入社が一番ありがたいです。
新卒者は4月入社になります。
社会人経験がない方は、人によっては外部のビジネスマナー研修に行っていただいています。

大阪は、競争が激しいですが、数年後には出店してみたいですね。
=============




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2015年04月11日

税理士試験の勉強がしにくい税理士事務所の特徴

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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tkoh6803様からのお問合せです。

■年齢:23歳
■性別:男
■資格:日商簿記2級
■職歴:昨年6月まで会社員
    どうしても税理士の夢を諦めきれず退職。
    新聞配達(夕刊)のアルバイトをしています。
■学歴:経営学部経営学科卒業(会計専攻)
     (注:大学のレベルは不明)
■会計事務所経験:なし
■居住地:東京23区

初めまして。
現在簿記論と財務諸表論を勉強しており、両親の支援もあり事実上専念しております。
しかし、今後の勉強のことや人生のことをふまえ、そろそろ就職活動のことも考えなければならないと思っております。

Q.1
出来れば今のうちに準備を始めようと思いますがいかがでしょうか?

Q.2
入社して3カ月で退職したため、ずっと決まらないままになってしまわないか心配です。その点はいかがでしょうか?

Q.3
今の年齢と経歴で会計事務所を探す際にはどのような規模の事務所を探すべきでしょうか?

アドバイスよろしくお願い致します。

A.1
税理士という仕事の良い点は、
お客様に感謝され、安定的な人間関係が築け、社会に評価されること、
経済的にも、大成功はしにくくても、リスクは勤務でも独立しても小さいこと
そして、新卒の就職で成功しなくても、その後失敗しても、
(人によって差がありますが)20代後半〜30代前半までは人生のやり直しができることです。
仕事は楽しいですし、やりがいもあります

ただ、税理士になるためには、他の資格よりもやや長い時間、きちんと勉強しないといけないでしょう。
税理士になった方は、「税理士」という仕事を選んで良かったと思っている方が多く、
もちろん、私も数ある仕事の中で「税理士」という仕事を選んで後悔はありません。

その一方で、初心を忘れて勉強を続けずに、業界外に去っていく人も多数います。
もっと悲惨なことに、税理士という資格を取ることをあきらめ、
会計業界の悪口を会計業界の中で言い続けてしまう人もいます。

tkoh6803様は、新卒就職を短期間で辞めてまで税理士になろうと決心されたのですよね。
だったら、就職について考えるのは後回しにして、今はまず、出来るだけ本気で勉強をすることを勧めたいと思います。
幸い、しばらくは就職市場は売り手市場です。
税理士法人TOTALは1年中採用活動をしていますが、最近は内定を3つも4つも持っている受験生も多いのが実情です。

2科目持ちくらいの受験生が、早めに希望の中堅以上の税理士法人に内定を取りに行くのは止めませんし、そういう方も増えています。
ただ、tkoh6803様の場合は、ゼロ科目なので試験の手ごたえがわからないこの時期に就職活動をしても有利に働かないでしょう。

A.2
会計事務所は、新卒で入る人が少ない職場なので、前職を3か月で辞めたことは若さとあわせて、あまり問題にならないと思います。

A.3
従来、大手会計事務所は最低3科目以上合格を募集条件としていました。
最大手クラスなら、会計2科目+法人税法合格を課していることも珍しくありませんでした。
これは、3科目合格以上なら、仕事にも比較的スムーズについていけるし、最終的に税理士になる確率が高く、短期間で辞められる心配が少なかったからです。
言い方を変えると、大手は激務の事務所も多いので、2科目以下合格で働き始めると仕事もつらいし、最終合格する上で不利だし、短期間で転職しやすかったということです。

最近では、受験生の減少で人手が不足していること、
親の経済力も落ちており、受験専念を長期間続けられにくくなっていること、
いざとなったら大学院に進学する人が増えていることから、
応募条件を2科目合格以上にする事務所がほとんどになってきました。

両親の支援はありがたいことです。
可能なら、親に感謝しつつ、働き始める前に最低2科目、できれば3科目合格を目指してもらいたいと思っています。

合格する人は本気で勉強しています。決していい加減な勉強ではありません。
試験に合格しない人は、どこか甘いところがあるのです。
そのことは官報合格するころになるとよくわかります。

=================
古い話で恐縮ですが、
私は、受験生時代は午前7時のメロディーを大原簿記学校のある水道橋駅で聞いて、1日12時間くらい、1年にわたって勉強して5科目一括合格を目指しました(結果は3科目合格)。
結局2年間専念しましたが、2年目は競馬をしながら遊んでいました(1科目残しました)。
その後、就職しましたが、仕事が楽しかったこともあり、仕事を言い訳に勉強をしているふりをしていただけだったような気がします。、
おかげで合計7年も試験に費やすことになりました。
受験仲間の多くが、先に合格していきました。
=================

簿記論・財務諸表論が確実に合格でき、なおかつ税法3科目を働きながら初学から合格できる学力があるなら止めませんが、そうでないなら、場合によってはもう1年専念して簿記論、財務諸表論+税法1科目合格の方が税理士になるには楽でしょう。

学歴や将来の希望がわからないので多少ぶれますが、
(1)2〜3科目合格の場合なら、
  ー宅に近い中規模以上のしっかりした事務所
  ■毅安絨幣紊寮罵士ののんびりした中小規の模事務所
のいずれかがお勧めです。
,覆蕁⊆験仲間もいるでしょうから切磋琢磨できますし、受験に対するモチベーションも続きます。
△覆蕁∧拔時間を確保しやすいでしょう。

今夏の段階で、2科目の受験が終わります。(不明ですが)学歴又は(tkoh6803様は違いますが)職歴に見るべきものがあり、試験の手ごたえが良ければ、「2科目合格者」に準ずると考えることもできますし、中堅税理士法人はそういう評価をすることもあります。
それだけ税理士法人も人手不足に悩んでいるということです。

ただ、家庭の事情によっては、2〜3科目合格まで就職を待てないこともあるかもしれません。
(2)0〜1科目合格の場合は、
  _餬彁務所のパート
  (パートでも残業が多い場合があり要注意)
  ■毅安絨幣紊寮罵士ののんびりした中小規模の事務所
でしょうか。
いずれにせよ、受験勉強をできるだけの時間と気力を残さないといけません。
通勤時間が短く、通勤ラッシュもつらくない近くの事務所の方が良いかもしれません。
半強制の飲み会が毎週のようにあったり、遊びのイベントが多い「熱い」会計事務所は、働く一体感を生み出す上では良いのですが、試験勉強には残念ながらマイナスでしょう。

=============
税理士法人TOTALも、2科目合格者以上を男性正社員の一つの目安にしていました。
受験スタッフ(受験優先のパートさん)も積極的に受け入れています。
最近では、人が不足している本部(時期によって異なります)では学歴・職歴によってはゼロ科目の受験生も正社員で採用することもあります。
=============


人手不足で、仕事と受験の両立をうたう事務所も増えてきました。
このブログの目的は一人でも多くの方に素晴らしい会計人になってもらうことですし
両立支援自体は歓迎すべきことだと思っています。

ただ、最近では、採用広告に虚偽と思われるものも目立ってきました。
・合格実績は、入社前の受験生ばかり
(働きながら合格した人はほぼいない)
・まともに勉強している受験生がほとんどいない
・資格者は大学院免除者ばかり
・閑散期もないし、試験直前も休みにくい
・パートなのに連日9時〜10時まで働かされている

ただ、広告が虚偽か真実かは相当な分析力がないと受験生の皆さんにはわからないかもしれません。


そこで

税理士試験の勉強がしにくい税理士事務所」のパターンを4つ

(1)税理士・有資格者が、スタッフ数に比べて極端に少ない。
恒常的な長時間労働だと税理士試験に合格できません。
業務レベルが低いと、「税理士」を採用できないかすぐに辞められてしまいます。
こうして、労働時間が長い、業務レベルの低い無資格者ばかりの事務所ができます。
税理士が何人かは、日税連のHPで確認できます。
「税理士 検索」でページを出して
https://www.zeirishikensaku.jp/sch/zs_sch0.asp
「条件を指定して検索したい場合」の「税理士」を選択
https://www.zeirishikensaku.jp/sch/zs_sch3.asp
「事務所名」に就職希望会計事務所を入れればすべて出てきます。
(ここでは登録していないいわゆる「税理士有資格者」は検索できません)
標準的会計事務所なら、税理士有資格者が最低でも従業員数の10分の1以上が望ましいでしょう。

=============
税理士法人TOTALは税理士16名、税理士有資格者11名で、合計27名、5分の1強が有資格者です。
TOTAL・NEXTグループでは、他に司法書士3名、社会保険労務士8名、行政書士7名の有資格者がいて、3割以上が有資格者になります。受験生は50名弱です。
(平成27年4月現在)
=============

(2)都心の一等地の大型高層ビルに入っている
大型高層ビルは、10階建くらいまでのビルより極端に家賃が高くなります。
コストを回収するためにも残業を多くしてくれないと事務所としては困ります。
「激務」「長時間残業」が多くなり「不夜城」と言われたりします。
残業時間が恒常的に多すぎる事務所は勉強がしにくくなります。
(普通の会計事務所は決して労働時間が長い職場ではありません)

BIG4が典型ですが、このタイプで税理士・有資格者数が多い事務所は、事務所としての業務レベル(か営業レベルのいずれか)が高いことが多いです。
受験生にとっては辛いですが、官報合格者にとっては、覚悟を決めて修行するのには良い税理士事務所も多いでしょう。
このタイプの事務所には官報合格が見えてから働くことをお勧めします。

なお、都心の一等地の高層ビルで人物重視、受験・合格科目不問の場合は、コミュニケーション能力優先の採用で、税務処理の業務レベルは期待しにくくなります。

(3)番頭格の職員が無資格で受験をあきらめていて、受験生ですらない
中小税理士事務所のナンバー2が男性(いわゆる「番頭さん」)で、
「仕事に資格は関係ない」と言い切ってしまうタイプだと、
事務所内での地位にしがみつく自己保身が入りますので、試験をする環境としては難しいと思います。
一方で、ナンバー2が女性(いわゆる。「お局さん」)の事務所は、必ずしも受験しにくいとは限りません。

(4)無資格でいることを勧める事務所
最初から税理士試験合格を目指さない、「無資格」事務職員を集めようという動きも一方で目立ってきました。
キャッチフレーズを見るとわかります。

「明るく、元気、税理士にならなくても無資格職員でも輝ける…」
 若いうちなら無資格でも良いですが、40代半ばを過ぎたらどうするつもりなのでしょうか?
 税理士にならないとわからないことや見えない景色もあるのです。

「コンサルタントとして専門特化」
 会計人の行うコンサルタントは、戦略コンサルタントやITコンサルタントと違い
 会計によって立つところが特徴です。
 その場合には税理士資格という信用、そしてその勉強の中で培われた技術が生きるのです。

「これからは税理士資格を取っても役に立たない」
 本当にそう思うなら、なぜ税理士事務所を続けているのですか。
 税理士の仕事を辞めて商売替えすればいいじゃないですか。
 勉強しない職員が欲しいだけじゃないですか。
 税理士は資格の中では今でも安定している方です。
 私は税理士資格の将来について悲観していません。

「お客様は資格を評価するわけではありません」
 いえいえ、きちんと評価してくれますよ。
 無資格者が担当だと嫌だというお客さまも増えてきています。

tkoh6803様には、税理士になることを目指して、ぜひあきらめずに頑張ってほしいと思います。




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商業利用(おまとめサイト等を含む)は原則として有料になります。
利用料の金額等、詳しくは税理士法人TOTALまでお問い合わせください。


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高橋寿克

東京・横浜・千葉・埼玉の総合士業グループ(税理士、司法書士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士)
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TEL 048-606-9040
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TEL 042-508-9008
■ 西東京本部(田無駅)
TEL 042-464-8390
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