2012年04月

2012年04月29日

旧帝大卒、メガバンクからの転職

税理士事務所・会計事務所の就職情報
税理士 高橋寿克です。

ひろし様よりの質問です。
■年 齢  26歳
■性 別  男性
■資 格  簿記2級 簿記論A判定
■職 歴  メガバンク1年→外資系商社経理2年
■学 歴  旧帝大理系。一留
■会計事務所経験 なし
■居住地 大阪
■その他 現在、週20時間程度の勉強時間、
       試験への理解もない職場です。
      親元で生活すれば2年程度は貯金がもちます。

新卒で入った銀行で、融資を引き上げたお客様が自殺をしてしまうという事案を間近で見て、銀行という仕事が恐ろしくなり逃げるように早期退職してしまいました。
その後何かしら専門性を身につけられる仕事に就きたいと考え、銀行で学んだ簿記が面白かったことから経理職に就職しました。
この時すでに税理士という目標も持っていましたが、「税理士になるにしても一度は経理職を経験したほうがいいのではないか?」「もし税理士になれなかったときに「経理経験がある」というのは転職市場で武器になるのではないか」と思い、税理士事務所への就職はしませんでした。

しかし、年齢を考えたときに、今の環境で長く勉強するよりは早く税理士事務所に就職したほうがよいのではないかとも考えるようになりました。

Q.1
今後のキャリアを考えたとき
〇間をかけてある程度科目が揃うまで現在の企業で仕事を続ける
∩瓩っ奮で税理士事務所に就職する
2年ほど受験に専念をし、3〜4科目程度そろえた上で税理士事務所に就職する

というプランの中でどれを選択すべきでしょうか?

Q.2
すぐに転職をする場合、短期間の転職が2度も続くことになってしまいますが、こちらは税理士事務所の採用においてどのくらい不利になるでしょうか?

どうかよろしくお願いいたします。

A.1
税理士は、経営者にとって数少ない相談相手なので
お客様の自殺があると、他に何か方法がなかったのか、悩みます。
銀行の場合は、自殺の引き金を直接ひくだけに、お客様の自殺はよりショッキングですよね。

経理職としてサラリーマンを続けるのか、
税理士として専門職になるのか
この是非は私にはわからないので、税理士になることだけを念頭に意見を書きます。

税理士になるなら、早めに受験に専念することをお勧めします。
旧帝大理系卒なら、頭脳は優秀だと思います。
だから、働きながらでもと思うでしょうが、簿記論(算数の延長)以外は、
頭脳のキレはほとんど関係ありません。
大学受験に比べると、努力してきちんと覚えたか、書き・処理するスピードが速いかを判断する試験です(実務家登用試験としては、これは重要なのです)。
後に行けばいくほど、この点がわからないと苦労することになります。
働きながら受験するのは間違いなく不利です。

私の場合、東大受験には色々あって失敗しましたが、頭脳に過信があって税理士試験にはだいぶてこずりました。それだけに私のおすすめは、ですね。

2年程度専念できれば、3科目プラスαまでひろし様ならいける可能性があります。
(最良なら官報も)
そうすれば、中堅事務所に選ばれる可能性が高くなります。
最初の会計事務所の選択が、その後の会計人人生に大きく影響します。

なお、大学院に行くつもりなら、専念は1年でも良いかもしれません。


A.2
短期間で2回の転職はもちろん、ややマイナス評価です。
ただ、税理士事務所の求職者は、ピカピカのキャリアステップの人は少ないので
ひろし様の、旧帝、メガバンクという経歴だけで十分有利な状況なのでそれほど心配しないでいいと思います。

現在、中堅の会計事務所では税理士試験3科目持ちクラスが不足しています。
(公認会計士試験論文式合格者の採用はあまりうまくいっていません)
そのギャップのピークは2年後くらいだと思います。
ですから、ちょうとひろし様の就職時期は、求職者が有利になるような気がします。

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税理士法人TOTALでも、船橋本部はお客様の急増に伴い中堅人材が不足しており、転居を伴う求人募集を積極的に行うことになりました。遠方の方もご応募お待ちしています。
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40才女性税理士2世の転職

税理士事務所・会計事務所の就職情報
税理士 高橋寿克です。
GWの合間で少しのんびりしていますが、休み明けからは、3月決算、新宿出店とあわただしそうです。

momo様よりの質問です。
■年 齢  40才
■性 別  女性
■資 格  税理士、宅建
■職 歴  広告代理店、印刷会社(契約社員)、
      アパレルメーカー、飲食店アルバイト等
■学 歴  日東駒専程度 文系学部卒
■会計事務所経験 6年
       (当初3年間は週2〜3回、合格後はフルタイム)
■居住地 東京
■その他 税理士2世、社労士試験は2回不合格

34歳まで自分がやりたいこともはっきりわからず3年程度で転職を繰り返し、
結婚・離婚を機に、初めて父親の職業を意識して税理士試験の勉強を始めました。
事務所を継ごうとも継げるとも思っていなかったのですが、
父を見ていて定年もなく自分の裁量で仕事ができる士業はいいな、と。
法人税合格後に父が事務所に来て手伝えと言ったので、アルバイトを変える程度の気持ちで事務所に行き始めました。ただ、合格後はほかの事務所で経験を積みたいと考えていましたが、
3年の実務経験を積んで登録するまでは動かない方がいいと父に言われ、
すでに不況で年齢等から考えて簡単に就職できるような状況ではなく、
父の仕事を間近で見られる時間はもうそんなにないのではないかと考え、事務所に残り今に至ります。

父は、斡旋されてくる相続の仕事が、売上の大きな部分を占めていますが、あとは古くからのお客様と個人の確定申告で縮小傾向です。
以前は父が廃業したらもらえる仕事だけもらって、アルバイト1人ぐらい雇って細々とできればいいや…と考えていたのですが、そんなに甘くないことが分かってきました。
おそらく私の実務レベルは相当程度低いと思います。
若いお客様を増やそうとホームページを作ってみたりもしましたがうまくいきませんでした。

今の環境は正直言ってラクですが、これからのことを考えると不安になります。
父はあと2年で顧問契約が切れたらおそらく廃業すると思います。

Q.
私の経歴・職歴で2年後に再就職することは可能でしょうか?
規模にはこだわりませんが、できれば税理士という資格を生かしてフルタイム勤務、
でも繁忙期以外で忙しすぎず、あまり残業がなく年収400万円ぐらいというのが希望なのですが…。
(先日再婚し、子供を持つ予定はありませんが家事を疎かにしたくないため)
外回りは厭いません。
それとも父の廃業後などと悠長なことを言っていないで少しでも若いうちに再就職するべきでしょうか?
忌憚のないご意見をお聞かせ願えればと思います。
宜しくお願いいたします

A.
結論から言うと、(8月より前の)早めの就職活動をお勧めします。

転職市場では40歳以上は早ければ早いほど有利で、今が一番若いからです。
従来、中堅会計事務所の求人募集の中心であった、税理士試験3科目以上、実務経験3年以上のスタッフは、
公認会計士試験の影響を受けて税理士受験生が減って、慢性的に不足しています。
また、不景気でより良い条件での転職が難しくなり、他方、所長もそのクラスには気を使うようになって、優秀なスタッフはやめなくなっています。
中堅会計事務所では、人材不足が表面化しはじめ、昨冬は専門学校の求人誌が久しぶりにページを増やしました。
この傾向は、会計事務所の淘汰が進み、一方、公認会計士試験バブルの影響も薄れる、数年後まで続くでしょう。
ここ数年は、税理士事務所の経験者・有資格者が不足し、実務経験がある税理士は転職が容易です。

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税理士法人TOTALでも、船橋本部はお客様の急増に伴い中堅人材が不足しており、公認会計士、税理士、税理士試験2科目以上合格者の転居を伴う求人募集を積極的に行うことになりました(東京・新宿本部は、原則1時間以内の募集に限ります)。
遠方の方もご応募お待ちしています。
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人生はどうなるかわかりません。
考えて予想して、選び取ることも大事ですが、転職をしてみて早めに肌で感じることも大事だと思います。
転職活動が厳しくてなかなか採用されなければ、自分のどこが悪いのか見直すことができます。
採用されなければ、父親とがんばると覚悟を決めればいいだけです。
会計事務所に転職できたら、通用しなければ、技術と忍耐を学べばいいでしょう。
技術やコミュニケーションが通用すれば、営業を学んで父親の事業を引き継いでもかまいません。
父の引退が先なら、自分で将来マイペースで開業しても構いません。
(ちょっとホームページを作ったくらいで仕事が増える時代ではありませんよ)
もちろん、その会計事務所で一生働いてもいいと思います。

年収400万円程度なら、都内の会計事務所の多くは、採用する場合は税理士に支払うでしょう。

ただ、momo様にとって良い事務所が、どこかにあるわけではありません。
(忌憚なくということなので)きびしい意見ですが、3年で飽きるかのような転職を繰り返しているのは気になります。
職場や上司に合わせて、また、お客様(ひいては社会)の役に立つように、自分を変え、心も成長しないと
どんな資格を取ろうとも、どんな職場で働こうとも、
どこにも「青い鳥」はいないと思います。

逆に言うと、そのことさえわかってしまえば、
これまでの色々な苦労、人生経験が、よりよい税理士になるのに役に立つことと思います。


2012年04月08日

地方出身者は都市部と地元のどちらで就職すべきか?

税理士事務所・会計事務所の就職情報
税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。
確定申告は終わり、3月決算5月申告と新宿出店(6月)に控え、スタッフも頑張ってくれています。

かいひろしさんよりの質問です。

■年齢  26才
■性別  男性
■資格  簿財
■職歴  大手住宅メーカー 営業 2年半
■学歴  産近甲龍(工学部卒)
■会計事務所経験  なし
■居住地  関西都市部
■その他

会社退社後、専念で簿記を0から勉強し、そのちょうど一年後に税理士試験初受験で簿財合格しました。
現在、専念2年目で今年の法人と相続の受験後、就職を考えております。

私の出身は北陸地方なのですが、学習環境や前職の関係から現在の居住地は関西都市部です。就職するにあたり、関西か地元北陸かでの『就職する場所』で悩んでおります。
関西での就職であれば、出身地よりも多様な仕事と経験を得ることができると感じます。仕事をしていく上での可能性は北陸よりも遥かに多く感じます。
しかし、やはり将来的には出身地に帰りたい、地元で活躍したいという想いが強いのも事実です。仕事は縁が大事と言われる中で、早く地元に帰って一から経験と自らの輪を広げていくのも大事なのではとも感じています。

Q.
将来、私が税理士として仕事をしていく上で、まずどちらで就職するのが好ましいのでしょうか?
これからの状況に鑑みて地方での仕事は著しく厳しいのであれば関西での永住でもやむを得ないとも考えております。また、現状で、資産税等専門分野での仕事をしたいという希望はありません。

以上、ご意見お聞かせいただければ大変嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

A.
私は、船橋出身(都市圏郊外)で、東京で中・高・大学時代を過ごし
船橋と東京の専門特化型でない会計事務所で勤務して、
今、船橋と東京の事務所を経営しています。
正確には、地方の状況がわかりません。

関東出身者の感覚でいうと、「地方は大変だな」というのが偽らざる気持ちです。
公共工事、行政(県庁)、農林漁業、観光業が産業の中心で、
一部あった工場もアジアとの競争で勝てなくなって撤退していく。
人口の減少、経済の縮小の影響を最も受けて、道州制でも実施されると県庁所在地も持たないかもしれない。
故郷を愛し、そんな漠然とした危機感を感じつつも、
いや、だからこそ郷土のために力になりたいとしたら、素晴らしいことだと思います。

1、地元の優良な会計事務所
故郷への思いが本当に強いなら
一番は、実家から通える、教育ができる地元の中堅・優良の会計事務所、県内1、2の事務所に入ることだと思います。

会計事務所で、業務の標準化ができている所は非常に少ないのが実情です。
意識すらしていない会計事務所の方が多いでしょう。
業務レベルは、残念ながらばらつきが多いのです。

所長税理士が、40代〜50代前半くらいで、従業員数が15名以上いる
離職率が高くない事務所があれば、理想的です。

ただ、そんな良い税理士事務所は、地方では各県とも1〜2か所しかないでしょうし、実家からの通勤圏にはないかもしれません。
また、たまたまその税理士事務所の求めるもの・時期と合わなければ、採用されません。

2、都市圏郊外の総合型事務所
1で適切なところがなければ、都市圏「郊外」の総合型中堅事務所が良いと思います。
都「心」部になると、高い家賃を正当化するための高付加価値、資産税・医療等の専門型事務所が増えます。

かいひろしさんは、1年で簿記論・財務諸表論を取ったのも優秀ですし、今、税理士業界で不足している若くて営業経験がある、会計科目もち税法受験経験者なので、関西圏の希望する事務所に就職できる気がします。

地元に帰った時に高いレベルのものを持ち帰るためにも、仕組みの整った、40代〜50代前半の所長が経営する中堅以上の事務所が良いでしょう。

関西での永住もかなり視野に入れるというなら、こちらが第一かもしれません。

なお、地元に早く帰りたいという理由が、勤務時代の「人の縁」作りだというなら、残念ながらほとんど役に立ちません、昔と違って、のれん分けは期待できませんし、お客様の評価は、勤務事務所のスタッフとしての評価で、独立する税理士としての評価ではありません。
1件か、2件、あまり優良でないお客様をいただけるか(人によっては奪うように持っていくか)という程度です。
人脈は、独立してから自分の力で作ったものが本物です。それができない人は今の時代、独立するのは危険です。会計業界の営業よりはるかにつらい住宅営業経験者ですから問題ありません。
ただ、地域によっては、建設、観光、農業等が多いというような業種に癖があります。これは、地元で勤務した方が情報・技術面で有利です。

まずは、夏まで税法科目受験に注力し、7月くらいから何通も通履歴書を送って、試験後に同時並行で地元と関西でどちらということではなく、両方で就職活動をしてみてはいかがでしょうか。
営業経験があるかいひろしさんなら、所長のスタンスを面接で知るのは難しくないはずです。

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税理士法人TOTALでも、独立を目指して故郷に帰った地方出身者がいます。いつか成長した彼らと再会したいものです。

なお、税理士法人TOTALでは、船橋本部は男性が不足しているため、地方出身者の受け入れをすることにしました。未経験でも2科目以上ある方を歓迎します。ご応募お待ちしています。
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高橋寿克

東京・横浜・千葉・埼玉の総合士業グループ(税理士、司法書士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士)
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■ 船橋駅前本部(船橋駅)
TEL 047-770-9000
■ 船橋塚田本部(塚田駅)
TEL 047-438-3001


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