2011年12月

2011年12月29日

地方の公認会計士受験生の税理士試験への転向 

税理士事務所 求人・採用情報の
税理士法人TOTAL 高橋寿克です。

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だいすけ様よりご質問です。

■年齢  28歳
■性別  男
■資格  なし 税理士科目 なし
■職歴  一般事業会社(零細企業)の営業3年
■学歴  MARCH(経営学部)
■会計事務所経験 なし
■居住地 中国地方
■その他 実家にて受験専念

人の役に立つ専門性の強い職業に憧れ、また大学時代の友人(公認会計士)のすすめもあり一念奮起し公認会計士の資格取得を目指し会社を退職し受験勉強に専念してきましたが、3年間受験勉強に専念したにも関わらず先日の試験結果では不合格でした。
不合格の通知後これからのことについて真剣に悩んだ結果、税理士試験への転向を考えています。(決して公認会計士が不合格だったから税理士にしようという安易な考えではありません)

貯金も少なくなり始め経済的にも厳しくなっているため、現在、税理士事務所や会計事務所で勤務しながらの税理士資格取得を考えているのですが、私の住む地域ではこれらの求人は全くありません。またたとえ求人があったとしても日商簿記の資格もなく会計事務所での経験がない私が採用されるとは到底思えません。

Q.
私が考えているのは下記の2案です。
_餬廚篝婆海抜愀犬里覆ぅ▲襯丱ぅ箸鬚靴覆ら日商簿記2級と1級の取得、来年の簿記論、財務諸表論、消費税の科目合格を目指し、その後税理士事務所への就職活動を始める
一般事業会社の就職先を見つけそこで働きながら税理士資格取得を目指す
年齢、職歴、税理士試験の難易度等の要素も含めて高橋先生に今後のアドバイスを頂ければ幸いです。

A.
税理士事務所・会計事務所の業界でも、最近は公認会計士、公認会計士試験論文合格者、公認会計士試験からの転向組の募集が増えています。

税理士法人TOTALでは、大手監査法人の出身の公認会計士の方の入社が決まりました。今後は新しいサービスも提供できるようにしたいと考えています。いつの日か監査法人TOTALができると良いですね。
また、東京本部は年末で採用枠がある程度埋まったので、平成24年年始は千葉県在住者限定(引越し予定者は不可です)ではありますが、公認会計士論文式試験合格者の船橋本部での採用を引き続き行っています(東京本部は論文合格者の採用は平成23年12月現在募集停止中です。募集が多すぎたため十分な対応ができず、ご迷惑をおかけします)。履歴書等の郵送による応募をお待ちしています。
元公認会計士受験生については、現在3名在籍しており、3名とも今回の税理士試験で科目合格をしています。
優秀ですね。

私自身は、公認会計士試験は、受験したことはもちろん、考えたこともなかったのでよくわかりませんが、受験生を含めて素直で優秀な方が多いという印象はあります。
(税理士試験は、私が健康を害して、やむを得ず、なんとなく選んだように、挫折組がバネにして頑張るイメージです)

地方の就職状況は、首都圏にいる私には正確にはわかりません。
おそらく、一般事業会社にせよ会計事務所にせよ、いずれも厳しいのだろうとは思います。
なお、首都圏の会計事務所の正社員になるのは最近では、一般就活と同じで10倍から100倍の難関を潜り抜けなければいけません。
未経験者やいわゆる学歴・経歴が弱い人が10〜20事務所から書類落ちになったくらいでめげてはいられません。断られても断られても自分に合う事務所があると探し続けられた人だけが採用されます。
あきらめなかった人だけがなれるという点では税理士試験と同じです。
また、残念ですが、会計事務所の求人がないエリアに、だいすけ様が行きたい、あるいは場合によってはそのまま居続けても良いとと思うような一般事業会社が多くあるとは思えません。

本気で税理士を目指すなら会計事務所が一番良いと思います。
他の仕事との比較は私にはできません。
税理士事務所を目指すなら、税理士になって専門性高く生きたいと言うなら、

(1)地元の会計事務所を探す。
本当に地元で求人がないのか今一度、丁寧に探してみる。
ハローワークの求人票がなくても良い人がいれば採用するという事務所は結構あります。
あきらめずに会計事務所に就職する方法

また、ご自身では気づかれないかもしれませんが、
求人が少ないほどの地方で、公認会計士受験性で、中堅大卒で、20代といったら、素材的にはかなり上位に属するはずです。
もちろん、経験者優先、女性優先で採用する会計事務所も多いですが、素直で地頭が良い若手がほしいという会計事務所もあるはずです。
公認会計士試験に3年専念していたなら、会計事務所で働きながらでも簿記論・財務諸表論の合格可能性はそれなりに高いはずです。

(2)1年間専念する
3年の受験生活で経済的に余裕がないのは承知ですが、
会計事務所への就職が資格や経験の関係で無理なら、親元なら、親に頼みこんで専念する。
簿記論・財務諸表論・法人税又は消費税を1年で取るつもりで。
1年後は、地元の会計事務所に就職しても良いし、どうしても地元での就職がないなら、
大都市に出てきて、会計事務所で働くか、アルバイト(会計事務所以外のスタートでも良い。その場合もどこかで会計事務所に就職する)で働いて残り科目の受験をする。
ちなみに税理士法人TOTALでも地方の出身者(2か所目の会計事務所、前職は1年)で3年間、受験スタッフとして頑張って2科目合格して、地元に帰った方がいます。意思が強いがんばり屋さんでした。

(3)上記
個人的にはあまりお勧めできません。なんとなく低い方に流されていくような感じで。他の方法がなければやむを得ないし、強い意志がある方の場合は止めませんが。

(4)上記
勉強も出来て、環境も良い企業があれば、もちろん問題ありません。ただ、実際にそういう求人がどれくらいあるのかはわかりません。

なお、会計事務所希望なら、簿記2級・1級は会計士受験生はいりません。
簿記2級レベルの知識はあると評価するはずです。
また、簿記1級が評価されるのは、メーカー等の企業経理を目指す場合になります。

日本は、新卒採用を生かしきらないと著しく不利な社会だと感じます。
税理士は、それを補える数少ない方法です。社会に役に立つ専門家で、仕事も面白くてやりがいもありますし、社会的にも一定の評価をしてもらえる資格だと思います。
多くの若くて優秀な方に、税理士になって頑張ってもらいたいと思います。


※なお、
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2011年12月09日

税理士試験合格おめでとう! 

東京都千代田区(2012年春には、新宿本部も出店予定です)と千葉県船橋市の税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。

本日、第61回税理士試験の合格者が発表されました。

税理士法人TOTALでは、官報合格者(税理士試験最終合格者)が

な、な、なんと  ...





  4名!!!!

 おめでとう!!!!

すごいです。

税理士試験は、長い期間がかかる試験で、仕事と勉強の両立はみんな大変だったことと思います。

思わず泣き出すスタッフも。

朝はしばし拍手の嵐。


税理士法人TOTALは、有資格者以外は税理士試験受験生の比率がかなり高いです。
税理士試験科目合格者はこの他7名、税理士試験受験生は22名ですから、
官報と合わせて11名で科目合格率はちょうど5割となりました。
受験と仕事の両立を図るために選んでくれたスタッフも多いことと思います。
本当に優秀なスタッフに恵まれています。
経営者冥利に尽きます。ありがとう。



また、官報には、以前、税理士法人TOTALで働いてくれていたスタッフ2名の名前も。

おめでとう!



そして、今年の合格者の皆さん、あらためて、

合格 おめでとうございます。


一方で、官報にわずかな差で手が届かなかったスタッフもいます。
試験は水もの、時の運。実力は十分なのに非常に残念でした。
あなたたちの努力を私は知っています。
来年こそは、合格を期待しています。




船橋本部のスタッフは今日は7時前に全員帰りました。

本日は祝杯(ヤケ酒も)をあげてのんびりしてください。
お疲れ様でした。

会計事務所の経営者の役割

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同業者です。様からのご質問です。
■年齢 30代半ば
■性別 男性
■資格 公認会計士
■職歴 所長
■会計事務所経験 大手会計事務所から独立
■居住地 東京

異例かもしれませんが。採用する立場からのご質問です。

実は、今まで、正社員を雇ったことがなく、アルバイトのみを雇っています。こういう景気状況なので、正社員を雇うのは少々怖く、とはいっても、事務員が不要というわけでもないので、超簡単な雑用のみをやってくれるアルバイトのみをつかっていました(簿記2級あれば、2週間程度でやれてしまえそうな仕事しか与えていません。とはいっても、今までの採用は簿記1級以上or税理士1科目以上です)。

今までの採用基準は、資格を揃えられそうな人、かつ、揃えられたら転職できそうな人という基準です。ということで、年齢+資格の保有状況のみで書類選考し、面接の結果、性格が悪くなければ採用です。

ただ、募集を出すたびに、それとは外れた人達が応募してきているので、当然、書類選考で落としていますが、だんだん、それでいいのか悩んできました。

今までのアルバイトは、20代前半のみで、中には学生もいます(かつ、全員業界未経験)。

週2〜3日程度ですが、よく働いてくれるのですが、たしかに、簡単な仕事しか与えていないので、ほとんど彼ら、彼女らの経験にはなっていないと思います。

これで本当にいいのかという気もするし、学生とか、卒業1年目とかで、受験専念なら、受験勉強をできる環境を与えて挙げている今の状態なら、他業種(コンビニ、飲食店など)で働くよりは、会計事務所経験という意味ではマシな気もするのですが、正社員として他事務所で働けるスキルを与えるという意味では、これも悩みどころです。

とはいえ、経験者を雇って、正社員登用なしというのも残酷な気がします。また、人を育てるほどの日数だと、受験に支障をきたすような気もします。

大学生を雇って、24歳くらいまでに3科目習得させて巣立たせるのが、精一杯の善意なのですが、これでいいのかというのも気にはなっています。

Q.正社員登用を前提としない雇用なので、どういう人を雇えばいいでしょうか。
同業者として、どう思われますでしょうか。

A.
同じ経営者ですので、私なんぞがコメントする立場にはないのですが
一経営者の戯れ言だと思ってお読みください。

私は人を採用するとき、その人の人生をじっくり考えます。
若い応募者の方は、自分でもまだ考えていないであろう今後30年を
  どうやって、その方に資格を取らせてあげられるか
  その後キャリアを積ませてあげられるか、
  50代はどこでどういう仕事をしているのだろう。
そんなことを考えながら、1時間以上お話を聞きます。
(筆記とあわせて2時間です。ちょっと長すぎですね)

 一緒に、一生付き合っていける方なのか、
 この人の人生を背負う覚悟があるのか
 転職しても、ご主人が転勤になっても、キャリアを生かせるだろうか。

自分に問いかけます。

同業者です。様も似ていますね。
だからこそ、これで本当に良いのだろうかと悩まれるのでしょう。

私は、最初から、未経験の正社員を中心に採用してきたのでえらく大変でした。
未経験者は、教育コストがかなり、生産性はそれほど上がりません。それでも、正社員なのである程度の待遇を用意してあげたくなります。
このため、うちは7年目までずっと赤字でした。

今は、税理士法人TOTALには
  経験者も、未経験者も、 
  正社員も、パートさんも、受験スタッフも
バランスよく在籍しています。
ただ、それは人数がいて初めてできることです。
開業間もなくスケールがないうちは、
   あれもこれも ではなく
   あれかこれか です。

同業者です。様は、会計事務所未経験の将来税理士になりそうなスタッフの入り口として十分役割を果たしていると思います。
会計事務所も、他の業界同様に就職難です。特に未経験者にとっては狭き門です。

 伸びている、中堅以上の税理士法人は教育している「時間」がないし、
 小さい会計事務所には、教育する「仕組み」が不足しています。

短い時間、ルーティンワークのあまり責任が重くない作業をすることによって、
未経験者でも税理士試験受験との両立は可能になりますし、
(税理士法人TOTALでは「受験スタッフ」と呼んでいます)
彼ら・彼女たちも、受験が進めば次は「経験者」として違う会計事務所に勤務することも可能になります。

働く人は、心配しなくても、自分にとって一番良い環境を自らの意思で選びとっていくものです。

我々会計事務所経営者には、若い、次の世代の会計人を育てる責務があります。
未経験者の若手をぜひ積極的に採用してあげてほしいと思います。

いずれ、時間がたち、必要な人材が変われば心配しなくても同業者です。様も、自然とそういう人にも目が行きますよ。

=============
さて、本日、税理士試験の結果が発表になり、税理士法人TOTALは
なんと、4名( + 2名で6名?)の官報合格

詳しくは「税理士試験合格おめでとう!」

人材が育っているのを実感できる、経営者冥利に尽きる一日でした。

本日合格した税理士試験受験生のみなさんへ

 合格おめでとう!



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