2014年07月11日

税理士法人TOTAL OB・OG会

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

ご質問はここクリック

税理士法人TOTALのOB・OGの皆さんにお声がけいただいて、お酒を飲んできました。

独立して3年しないで何人も従業員を抱えている税理士、
独立して1年しないのにすぐに抱えきれないお客様がいる税理士、
独立直後の税理士
中堅の税理士事務所でがんばっている税理士・行政書士
税理士試験直前でがんばっている受験生
そして、忙しいだんな様を支えている奥様

みんなそれぞれの道で頑張っています。

税理士法人TOTALに入社してから税理士資格を取った方は23名。
元からの有資格者と併せると42名
思えばたくさんの税理士を輩出してきました。
ちょうど半分の税理士は税理士法人TOTALに残ってくれており、
残り半分の税理士は社外で頑張っておられます。

これからもたくさんのスタッフが税理士になるでしょう。
みんな残ってくれればもちろんうれしいけれど、そうもいきません。

税理士法人TOTALはのれん分けはしないけれど、たくさんの税理士が独立して頑張っています。同じ業界の仲間です。競い合っていきましょう!

みんなから電動クッションをいただきました。
肩こりに効くかな?
喜んで使わせていただきます。
本日はありがとうございました。



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2014年07月05日

女性税理士(税理士2世)の転職

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

大原の夏の就職情報誌(「WIN」)が配布されました。
人不足は会計事務所業界も深刻なようで、従来の白黒1ページから、カラー2ページにアップグレードした会計事務所が目立ちます。
税理士法人TOTALは白黒のままなので、若干?(相当?)古臭く見えるので頭が痛いです。
ちょっと出費は痛いけど次回はうちもカラー2ページかな。

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oka 様よりのお問合せです。

内容
■年齢 28
■性別 女
■資格 税理士
■職歴
 祖父の税理士事務所 2年 
→現在の税理士事務所(6名程度の個人)
■学歴  関西の公立大学理系卒
■会計事務所経験  上記3年
■居住地 関西
■その他
 祖父の事務所で手伝いはしていましたが、
 実質は社会人1年生

2013年3月2日の記事
(参照「20代 税理士試験官報合格者の価値」)
でご回答いただきましたokaと申します。その後、高橋先生の貴重な助言のおかげもありほぼ当初の希望通りの就職をすることができました。
本当にありがとうございました!!
現在、その事務所に勤務して1年程経過しましたが、そこでまたアドバイスをいただきたくコメントさせていただきます。

現在の事務所の先生や職員の方はとても面倒見がよく、よくしていただいています。
人間関係は良好だと思っています。
ただ、内勤のポジションでした(元々外回りはそんなにないと聞いていましたが、全くないとは思いませんでした。)
お客様の顔もほとんど見たことがありません。打ち合わせ等も同席していないので、先生との連携ができおらずお客様に同じ質問をしてしまったことや誤った処理をしてしまったことが何度もあります。

せっかく税理士になれたのに内勤で外に出るのはお使いのみの現状に疑問を感じはじめました。今すぐ転職するのは時期尚早かと思っていますが、いつかは転職すべきだと考えています。
Q. 1 
今の私のような状態だと何年くらいで転職するのがベストでしょうか?

また現在の事務所は上の層が厚いので、数年働いたくらいでは今のポジションから抜け出せることはなさそうです。 年収もOLの友人より安いか同じくらいで、社会保険もついていないので、将来に不安を感じています。
Q.2
私のような場合のお給料もどれくらいが相場か教えていただきたいです。

長文でまとまりのない文章になってしまいましたが、アドバイスいただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。

A.1
まずは、遅くなりましたが転職おめでとうございます。あれから1年以上が経ちますか。早いですね。
仕事に慣れてきて、向上心の方が現状を上回っておられるようですね。

落ち着いた小さな会計事務所の良い点はじっくり仕事を覚えられる点ですが、ゆっくり過ぎて事案や刺激が少なくて物足りなくなることもあります。もう少し大きい事務所、前回書いた、
―抄醗数30名以上の税理士法人で、体育会系・営業系の色が強くない、オールラウンドの事務所
の方がoka様には良かったのかも。今のままなら長居は必要ないかもしれません。

それでも、さすがにまだ1年なので、もう少し頑張ってみましょうか。
その間に漫然と同じ仕事をするのではなく、
 ・より速く、より正確に作業ができるようにする。
 ・相続税法に合格しているので資産税に手を上げてみる。
 ・営業の機会に恵まれないので、経営・営業の本を読む。
 ・恋愛・結婚等 プライベートを充実させる。
等、目的をもって日々を過ごしたらいかがでしょうか。

A.2
会計事務所は零細企業が多いので、給料は実際に働いた分に応じて、また、所長先生の置かれた状況や考え方で変わります。一般化はあまり意味がありません。

それでもあえて言うなら一般的には、官報合格者で実務経験3年なら、女性でも年収400万円にはなります。
(残業が多い、厳しい中堅・大手なら500万円以上もあり得ます)

ただ、現状を読む限りほとんど残業がないなら300万円前後でもやむを得ないような働きぶりに思えます。
残念ながら、給与の面でもoka様の実力を生かしているとは言えないと思います。

oka様に外回りをさせない理由は
(1)先輩(特に男性)は外回りしているので順番が回らない
(2)製販分離をすすめている(女性は原則入力のみ)
(3)税理士2世?だから
などが考えられます。

(1)は停滞する年配所長の小規模事務所の弱点です。
ただ、先輩が辞めれば、突然お客様訪問が増えるかもしれません。

(2)外回りには、従来以上に高いコミュニケーション能力や幅広い知識が求められ、男性担当者を中小企業の社長は好むことが多いので外回りは男性、女性は内勤という形の製販分離も増えてきています。
なお、最近は、お客様訪問は減っており、来客型が増え、場合によってはメールや電話のやり取りのみというお客様も出てきています。このため、お客様との接点は減る傾向にあります。
以前のように「月次巡回監査(+自計化)」絶対という時代ではなくなってきています。

(3)oka様のようなケースは間(親)が飛んでいるので税理士2世というのでしょうか。それとも3世?
事業承継でいつ退職するかわからないので、所長によっては2世を採用しないところもあります。採用しても退職をおそれて担当をつけないでバックオフィス業務ばかりという会計事務所もあります。

外回りしたい旨をリクエストして、それでもあと1〜2年たっても全く状況が改善しないなら、違う事務所に転職してもいいでしょう。その際は、もう少し大きめの会計事務所で、外回りをさせてくれるのか、資産税業務をやらせてくれるのか、そして年収を参考に決めると良いと思います。
社会保険は、税理士法人は必須ですが個人事務所は任意加入です(私は社会保険加入事務所に勤務していましたし、個人事務所経営の時代も途中からは社会保険に加入していました)。気になる場合は求人票で確認しましょう。
でも、もしかしたら希望の会計事務所・税理士法人に採用されなければ、タイミングを見て祖父の税理士事務所に戻って事業承継したり、ご自身で新規に独立した方が良いかもしれません。

=====================
税理士法人TOTALでは、現在税理士2世の方が4名頑張ってくれています。
税理士登録をしている人も、していない人も、それぞれ担当を持ってもらっていたり、この後すぐに担当を持つ予定になっています(お一人、今まで受験優先の「受験スタッフ」がおられますが、税理士試験後に「正社員」になってくれることになりました)。Mさん、よろしくお願いします。
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2014年06月15日

税理士に求められる3つの資質

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

(当初の回答に違和感があったので、大幅に加筆修正しました)


このサイトをご覧いただいている会計事務所への就職・転職希望者の中には、なかなか採用されずに悩んでいる方も多いでしょう。
一方で、会計事務所の経営者は、良い人が取れなくて悩んでいます。
人不足は会計事務所業界も深刻です。
会計事務所の求人媒体は、空前の活況です。
就職情報誌、「WIN」(大原簿記専門学校)、「会計人のための就職情報」(TAC)も今年の夏は厚みを増すことでしょう。

働く人が会計事務所に求めるものは人によって違います。
欲しい人材も会計事務所によって違います。
時期によって、おかれた状況によっても変わります。
応募者・求職者と会計事務所の間でミスマッチが目立っています。

税理士法人TOTALも、夏に向けて、秋葉原・新宿の拡張と千葉の出店が控えています。
もう1か所、出店計画もあります。年内には船橋も移転・拡張しないといけません。

計算すると人がどうしてもまだまだ足りません。
会計スタッフはもちろん、庶務・総務・人事・管理スタッフ、社会保険労務士、行政書士も募集しています。
どこかに良い人いないかな。
ただ今、スタッフ大募集中。早めのご応募お待ちしています。
よろしくお願いします <(_ _)>

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DAI様よりのお問合せです。

内容
■年齢 26才
■性別 男
■資格 税理士試験 財務諸表論(平成24年)
■職歴  現在の税理士法人のみ
■学歴 日東駒専 平成24年卒
■会計事務所経験 10名弱の税理士法人 平成24年秋入所
■居住地 首都圏

事務所の方針で「3年は営業に出さない」ということで入力業務中心で未だに所内での業務のみで今後やっていけるのか不安です。

毎日残業もあり、今年の確定申告後から体調も崩してしまってミスも増えて先輩にすごく迷惑をかけて今の職場から転職することを考えています(というよりも最近ではミスがあまりにも多くて、この仕事が自分に向いているのか不安になっています。)

事務所の方針についていけない所もあります(所長が帰るまで業務を続けなければならない等)
いわゆる体育会系の事務所で、先輩2人も試験を本気で受験するようには見えないのも今後どうするかを考える上で気になりますが、自分が抜けて事務所に迷惑かけるのもどうかと思っています。

Q.
回答を頂けたら幸いです。よろしくお願いします。

A.税理士になるために求められる資質は、
 1.コミュニケーション能力
 2.作業の早さ、正確さ
 3.勉強熱心さ・専門知識
です。

1.コミュニケーション能力
「3年営業に出さない」というのは、(郊外の歴史のある事務所等の)新卒を多く採用するような会計事務所ならよく見られます。
会計事務所の外回りは、無資格者でも所長の事実上の代理として動くことになるので、お客様の年齢を考えると、担当者があまり若すぎると釣り合いが取れません。
また、科目なし等比較的勉強の進んでいない者(DAI様も入社時点では科目なしですよね)を採用する場合、最初は手作業からというのは珍しいことではありません。

ただ、税理士になろうという方にとっては、入力業務等の所内作業のみだとコミュニケーション能力は磨きにくいのも事実です。
また、お客様を直接担当しないと、お客様に直接感謝されたり、自分が社会の役に立っていることを実感する場面がないので、やりがいを持って楽しく仕事ができません。こうなると成長もどうしても遅くなります。
26歳という年齢を考えるとそろそろ外回りをしたいですね。
焦る気持ちもわかります。

2.作業の早さ、正確さ
会計事務所は、繁忙期は毎日のように残業もあり、繁忙期が長く疲れがたまるため、確定申告前後くらいには体調は崩しやすくなります。
体育会系の事務所は、平均して残業が多く、また、気合と根性を強調するため不合理なルールが温存されやすいという欠点もあります。これにより体調が悪くなれば、ミスも増えます。
(所長が帰らないと仕事をやめられないってすごいですね)
ミスの多さは、頭が疲れていたことによる一時的なものでしょうか。

それとも、そうではなくて、暇な時期で体調が良くてもミスが多いなら、作業量・経験がまだ足りていないか、業務の標準化や手順等の教育が不足している可能性もあります。
ただ、ご自身が向いていないかもと心配するほどですから、残念ながら適性に恵まれていない可能性もあります。
もっとも、まだ26歳で若いですから、人並みに近いくらいまでは何とかなると思います。

3.勉強熱心さ・専門知識
税理士は、専門職です。やはり専門知識の蓄積、勉強は必要です。このため、多くの中堅の会計事務所は、2〜3科目合格者を募集します。
先輩が勉強していないこと、ご自身が昨年、おそらく簿記論を合格できていないことを考えると、勉強したり専門知識を身に着けるのには適していない会計事務所なのかもしれません。
実務優先で勉強がおろそかになる方が多いのかもしれませんね。
税理士試験は、暗記と速記が重要なので若い方が有利です。

個人的には、
(1)早く他で働きたい(外回りをしたい)場合
今月いっぱいで辞めて、7月は試験に専念して、8月の試験後に転職活動するのが良いかなあと思います。
若いうちに勉強をすすめましょう。

退職時期については、2月〜3月前半、5月半ばに辞めるのは、同僚・事務所にとって迷惑だと思います。
ただ、6月以降やめる分には、それほど忙しくないし、税理士試験後の採用で補充すればいいだけです。
DAI様がそこまで気をつかわなくてもいいのでは。
なお、転職活動の際には、外回りにいつごろから出るのか、面接時に確認してみるといいかもしれません。

========================
税理士法人TOTALでは、受験に専念するために3月末や、5月末にお辞めになる方が毎年のようにいます。
受験スタッフも、今くらいから時間を減らし始めて、受験モードに入ります。

また、男性正社員なら多くは、入社3か月頃には外回りに出るようになります。
女性は希望をきいて、担当を付けなかったり遅くしたりするケースも多くあります。

そういえば、来週から作業ばかり3年半もやっていた男性税理士有資格者が税理士法人TOTALに入社します。
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(2)もうしばらく今の事務所で仕事をしたい場合
外回りをしないこの期間こそ試験勉強に集中しましょう。先輩にひっぱられることなく、今年・来年で最低でも簿記論は合格したいものです。

なお、 税理士に求められる資質
 1.コミュニケーション能力
 2.作業の早さ、正確さ
 3.勉強熱心さ・専門知識
は、小さな事務所や独立する場合は、一人である程度すべて備えている必要があります。
ただ、従業員30名以上の事務所になると機能分化・役割分担ができるので、
どれか一つの能力があれば問題ありません。
欠点を直して低いレベルで安定させるより、自分の得意なものを生かした方がいいのです。

DAI様は、まだまだ若くてこれからいくらでも変われます。
成長してよりよい会計人になってください。

========================
会計事務所は、新人教育が得意なところはBIG4を除くとほとんどありません。
また、会計事務所職員は若すぎるとお客様と話が合いません。社長さんは、自分より若い人を「先生」とはあまり呼びたくないものです。
それにもかかわらず 新卒等の若者を採用するのは、色に染まっていないので素直で、事務所のカラーで育てられるし、素直で簡単には辞めないためです。
都市部で税理士試験科目合格者の新卒を採用するのは、大企業と同じような感覚のポテンシャル採用です(BIG4や一部の税理士法人)。
優秀な中途の方が少ない郊外はともかく、「都市部」で税理士試験の科目も持たないような新卒が多い会計事務所は、やめにくい、染めやすい人を取ろうという傾向が顕著で、クセがある会計事務所も多くなります。
もっとも最近では、人材不足からやむを得ず新卒の採用を増やしている会計事務所もあります。
税理士法人TOTALも今年は新卒採用の拡大を検討しています。
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2014年06月14日

昔取った簿記資格 と 会計事務所の一般職

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

明日はワールドカップの初戦ですね。長男のおかげでサッカーを見る機会が増えました。夜更かししないで明日に備えようと思います。現地時間では午後10時からの試合のようですが…。

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さえき様よりのお問い合わせです。

■年齢 26歳
■性別 女
■資格 日商簿記2級
■職歴 一般事務(8年)
■学歴 商業高校卒業
■会計事務所経験 無
■居住地 岐阜

はじめまして
早速ですが、転職を考えています。

まず理由として、
1.仕事と給与の不釣合い
(私がいる部門は大体帰社が19時〜20時ですが他部門は定時〜18時。仕事内容はさほど変わらないが他部門は大卒者で給料が良い)
2.現在、取得した検定や資格があまり活かすことができてないので活かせる仕事に就きたい為
今、FPの勉強をしています。この資格を取得した後、会計事務所か税理士事務所に就きたいと思っております。

相談したいことは、
Q.1
私のような検定取得から約10年経ってしまい、間がある状態は、はたして資格保有の求人でもいいでしょうか?問題はありますか?

Q.2
ブログを拝見させて頂き、色々と勉強になりましたが(健康保険等の有無は驚きました)、例えば税理士等ではなく補助・入力スタッフに専念した場合、サイト等で掲示されている金額とどれ程違うものですか?

私の性格上、裏方が好きで税理士よりは皆様のサポートが出来たらいいなと思うぐらいです。あと私情ですが、私は母親と2人暮らしです。母親は障害や持病があり無職ですので、私が働き手で現状手取り17万で暮らしています。給与面や繁忙期の帰社時間が今より悪いなら転職も諦めます。ただ高卒入社で今の会社しか知らないので興味ある仕事や他の仕事をしたいのも事実です。

流石に自身で調べるのには限りがあり、また先生の意見が聞きたくて相談させて頂きました。長々と失礼しました。

A.1
会計事務所にとって、簿記2〜3級はエントリー資格です。会計は変化がないので10年前で古くても特に問題ありません。
(なお、税法の場合は陳腐化もするのであまり古くて実務せずに空いているとマイナス評価もあり得ます)

A.2
会計事務所の給料は、税理士を目指さない場合、中小企業の事務職と同じようなものです。
もっとも、中小企業の事務職自体が激減していますが…。

給与はスタートは今と似たようなものの気がします。
会計事務所の処遇等は個別性が強いですし、地域性についてはわからないので正確なことは言えません。
一般的に言えば、ある程度しっかりした会計事務所なら、地域の中堅企業と同等で、上場企業の中の下くらいかなというイメージです。
それにしては転職も容易ですし、家の近くにもあって自由度が高いのが女性にとってのメリットでしょう。
女性事務職(税理士を目指す専門職ではない)正社員は、額面200万円台スタートで、長く勤めれば350万円前後まではいきやすいですが、それ以上になると直接それなりに担当を持つか事務所内を多少取りまとめる必要があります。頑張っても普通は600万円くらいで止まるかな。
(規模が大きい事務所、専門性がある事務所はもう少し上がります)
以前に比べて年収で100〜200万円くらい下がっています。
専門性がそれほどないので派遣のファイリングと同じ水準ですが雇止めがなく身分が安定して落ち着いて仕事ができます。

なお、会計事務所は、中小企業ですので、大企業ほど硬直的ではないので、おおむね実際の実力に応じて給与が払われます。
このため、作業が速くて正確な人は給料が上がりやすく、逆に作業が遅い人は年数の割には給料が上がりません。このため、作業をすることが多い女性は特に30代半ば以降の会計業界入りはやや不利になります。

繁忙期の帰社時間は、女性一般事務職の場合、事務所次第ですが、
主婦ならそこまで残業しないでしょうし、独身者ならそのくらいかもしれませんね。
なお、閑散期(年のうち半分くらい)の会計事務所は暇です。残業はあまりありません。

FP資格は、体系的・網羅的で勉強そのものは面白いのですが、残念ながら会計事務所ではほとんど評価されません。
知識のレベルが専門家として使うには中途半端ですし、独占業務もありませんから。
私も、CFPですが、FPの研修以外で使うことはほぼありません。

‖臑漢躪膺Δ鉢高卒一般職の差は、ここで議論するにはなじみませんが、今でもよく見られますし、逆から見ると一定の合理性があると思われているのも事実です。
会計事務所でいうと、ヽ芦鵑蠅鬚垢詬資格者・税理士試験受験生 と、内勤の女性を中心とした作業補助者の関係も似ているかもしれません。
勉強して頑張ってくれている分、有資格者・受験生を高く評価することになります。

さえき様の文章を読んでの率直な感想は、もし、今の会社が今後も業績が安定するであろう良い会社なら、そして中期的に年収400万円くらいまで行くなら無理にリスクを取って転職しない方がいいだろうな という感じです。

それ以下の条件なら、個別にていねいに比較衡量が必要でしょう。



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会計事務所の仕事と子育てと受験

  1. 税理士法人TOTALの高橋寿克です。

    先日、マネーフォワードの顧問に就任しました。会計業界もいよいよクラウドの時代が本格的に雇用としています。

    ご質問はここクリック

    ひいろ様よりのお問い合わせです。

    ■年齢  29
    ■性別  女 
    ■資格  簿記2級
    ■職歴  東証一部上場企業 経理1年半 監査4年半
    ■学歴  日東駒専 商学部
    ■会計事務所経験 なし
    ■居住地 東京
    ■その他、子供2人

    大学時代に税理士(簿財)の講座に通いましたが、就職活動を優先し一般企業に入社しました。
    製造メーカーで1年半経理、4年半監査をしています。製造業なので、今は主に簿記1級の工業簿記・原価計算を中心に勉強しています。

    ですが、もう一度税理士の勉強をしたいと強く思うようになりました。
    もうすぐ29歳になりますのでできるだけ早く始めたいと思っていますが、現在の仕事と子育てをしながらの勉強はかなり厳しいため悩んでいます。

    Q.
    現在の会社を辞め会計事務所でパートをしながら勉強と両立したいと考えていますが、29歳で未経験でも会計事務所に採用されるでしょうか?

    (貴法人からは、書類選考でお断りされてしまいました)
    仕事を辞めて勉強に専念というのは、考えていません。

    お手隙の際でかまいませんので、どうぞアドバイスを頂けたら幸いでございます。

    A.
    書類選考では失礼いたしました。

    ひいろ様の場合は、
    ・新卒で上場企業に勤務しており、社会人としてのマナーがしっかりしていること
    ・経理・監査という会計事務所に近い職歴を積んでいること
    ・年齢的にもお若いこと
    を考えると有利です。

    採用方針は会計事務所によって違います。
    ・女性の家庭と仕事の両立に理解があること、
    ・残業が比較的少ないこと
     (パートさんでも残業が多い中堅・大手事務所もあります)
    ・通勤時間が短い(自宅の近くである)こと
    を基準にいくつかの会計事務所に募集して面接を上手に乗り越えれば採用されると思います。

    =================
    税理士法人TOTALでは、手前味噌ですが、女性の家庭と仕事の両立に理解があります。
    受験に対する理解もあります。それなのになぜ書類落ちにしたのか理由を考えてみました。
    (ひいろ様の履歴書は、もちろん本名でないと思いますし、確認したわけではありません)

    ありがたいことに、
     家庭と仕事の両立をしたい、
     受験と仕事の両立をしたい
    という方に支持されて、採用が難しいこの時代に税理士法人TOTALは成長に合わせた採用がおおむねできています。

    ただ、一方で弊害も出始めています。
    何せ、延べ22人が出産し、そのうち20人が産休・育児休業を取得していますから
     入社1年以内に出産・育児休業入りとか
     同じ日に2人から出産報告を受ける
    くらいは予想の範囲内なのですが、出産後、働き続けるのはさすがにそれまでよりは大変なので
    仕事と家庭の両立で悩んで、復職後しばらくするとお辞めになる方も残念ながらいます。
    入社してくる人の両立への期待が大きすぎるんですね。
    当社も、一企業ですから特別なことができるわけではありません。

    仕事と受験の両立についても、
    専念受験生も合わせた税理士試験の平均的な科目合格率は10〜20%に対して
    税理士法人TOTALの実績は、科目合格率が37.5%とかなり上回っていますが
    (参照 「第63回 税理士試験合格者発表!」)
    受験と仕事の両立は、受験専念に比べればもちろんきついので、(科目)合格がないと辞めたくなる人も出てきます。
    今年は例年より多く、この時期、3名の方が受験に専念するためにお辞めになりました。
    (残念ですが、試験頑張ってください)
    女性の場合、独身なら結婚を意識しますし、既婚者なら家庭との両立も必要で、いずれにせよ受験との両立は男性以上に楽ではありません。

    税理士法人TOTALは組織で仕事をしているため、税理士を目指す人は、40歳までに平均的な税理士になれるかを採用の一つの目安にしています。
    このためには、30代前半までに数年、実務経験をきちんと積んで、30代半ばには税理士試験合格のめどをつけられるかを見ます。
    税理士を目指さない女性は関係ありませんし、採用基準は受験しない方がかなりゆるいです)

    おそらく、子供2人を抱えて、「仕事」と、「家庭」と、「子育て」と、「受験」の両立は、かなりきつだろうという判断をしたのでしょう。
    税理士試験の大変さは痛いほどわかっていますので。
    このため、大学院進学も広く認めています。現在3名が大学院在籍中で、うち1名は事務所で学費を全額負担しています(その他に大学院修了者が7名います)

    最近では、受験をしない一般事務職(正社員やパートさん)の採用を強化しており、こちらは各本部の近くにお住いの方には比較的、門戸を広く開放しています。
    =================

    もちろん、会計事務所によって方針は違います。マイペースでゆっくり勉強している人もいますし、そんな税理士をきちんと処遇している会計事務所もいくらでもあります。

    女性にとって会計事務所の良い点は、フレキシブルにいろいろな勤務形態を選べて、どこにでもある仕事なので転職も容易なこと、場合によっては年齢が高くなっても家庭環境に応じて開業できることだと思います。




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2014年06月05日

アラフォー未経験者の会計事務所への転職

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

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きみえ様よりのお問い合わせです。
■年齢 39歳
■性別 女性(未婚)
■資格 日商簿記3級(2月に合格)
■職歴  18歳 販売業(正社員)
     19〜25歳 引きこもり(無職)
     25歳〜埼玉県の小箱のキャバクラ
     28歳〜吉祥寺の大箱のキャバクラ
     (在籍女性が100人いるお店で
     ナンバー10に1年間入ってました。
     今は寂れた店になってるみたいです)
     32歳〜歌舞伎町のキャバクラ
     33歳〜蒲田のキャバクラ
     35歳〜工場の倉庫で梱包作業
     38歳〜無職
■学歴 高卒
数学は好きです。
現在、通信制大学に入学して10単位取りました
(あと114単位取れば卒業です。10年かけて卒業を目指しています。)
■ 首都圏で1人暮らし

35歳に激太りし、見た目がびっくりするぐらい劣化したため
水商売のお店も不採用続きて働く店がなくなり、
35歳から工場で働いていたのですが 最近は工場も不採用続きです。

今更遅いとおもいつつ
人生をやり直したいと思い、通信制大学に入学し勉強を始めました。
簿記の面白を知り もっと知りたいと思い税理士事務所で働きながら勉強したいと思ったのですが
36社も書類選考落ちし、 一度も面接できません。
貯金も残り20万円しかありません。
夏ボーナス時期になるので水商売のお店もたくさんの女性を採用するはずですが不採用です。

Q.どうにか税理士事務所で働く道はないでしょうか。

A.
きみえ様が税理士事務所で働く道は
「あるかもしれないし、ないかもしれない。」

対策は
(1)特殊な税理士事務所を狙う
嘘のような話ですが、懇意にさせていただいている税理士に、メイド喫茶出身者を積極採用している方がおられます。
「お帰りなさいませ、ご主人様」をやると営業成績は上がるそうです。

また、キャバクラ・水商売専門の税理士も都内には複数おられます。
なんらかの理由でキャバクラ出身者を優先して採用する事務所はあるのかもしれません。

(2)近くの会計事務所
最近は、他の業種同様、会計事務所も採用難なので
家から近くの税理士事務所なら、もしかしたら採用されるかもしれません。
税理士法人TOTALでも徒歩・自転車10分圏から応募の方にはかなり甘いです。

(3)ダイエットする
ダイエットについては、私も「やるやる詐欺」になっているようになかなか容易ではないですが…。
見た目をきれいにできれば就職も有利になります。
お茶出し、接客は営業の基本ですから。

やれることを、悔いのないように頑張ってください。


ここから先は大きなお世話ですが、

連続して書類落ちして面接に進めないように、30代後半になったらキャリアチェンジは一般的には難しいでしょう。
アラフォーの転職は、原則としてそれまでしてきた仕事を評価して即戦力として何ができるかで採用することが多く、事務系の仕事をしたことがないのは大きな減点になります。

上記対策等でも難しい場合は、一定のところで見切りをつけた方がいいかもしれません。

過去を振り返ったり、不利を嘆いても始まりません。
40歳を過ぎると、前を向いて何が出来るかを考えて人生を選び取っていく覚悟も必要になります。

数学が得意だと、簿記の勉強は楽しいですよね。
残念なことに、この10年で一番減った職種が会計事務だといわれています。
コンピューターの普及が仕事を変えていっているのです。

大学での勉強を含めて、自分の将来を考えて何を学んでいくか、学ぶべきことを再検討してもいいかもしれません。

そういえば、以前、30歳前後のキャバクラ嬢の方とお話ししたときに
(接待されました。自腹で払える余裕はありません。愛妻家?ですし、子供と遊んでいる方が気が楽です)
看護師の学校に通っているという方が多くてしっかりしているなあと思ったことを思い出しました。
看護学校のレベルもかなり上がって、お金と若さも必要そうなのでアラフォーではきつい気がしますが。

きみえ様の場合、接客も得意なようですし、向学心もあるので、
たとえば、介護系の資格を取れば(難易度は低いです)、就職は比較的容易でしょう。
おじいちゃん、おばあちゃんという生身の人間を扱うので、接客能力が必要なこと、
若者の流入が少なく、資格のレベルが高くなりにくく取りやすいこと、
需要は当面増加し続け、慢性的な供給不足で40代からの就職も容易なことなどがあります。
以前は給与の安さが嫌われていましたが、色々な業種の生の数字を知っている税理士から見て、介護業界は特に給料が低い職場だとは思いません。
(国から給与アップのための手当が出ていますし、他の産業との差は詰まってきました)

他の業界も含めて、自分に向いている仕事は何か、社会で必要とされている仕事は何かを考えてみても良いでしょう。

======================
仕事については、私は、35歳までに何をしてきたかが重要だと思っています。
専門職は、知識の蓄積や一定の密度が必要なのでその傾向が強くなります。

税理士試験の受験中は、仕事と勉強の両立が大変です。合格への気力を持ち続けてがんばってもらいたいですね。

その後、税理士有資格者(主婦を除く)になったら、受験生と違って心置きなく仕事に精進してもらいたいと思います。
30前半までの若い人は体力もあるし、家庭環境も許すでしょうからこの時期にこそ仕事は頑張ってほしいです。

また、スタートが遅れて35歳未経験で入社した場合には、
他の人が早く帰っている時でも、あえて仕事量を増やして
「3年くらいは無理しても頑張ってね」と言っています。
今しか追いつく機会がないかもしれないのです。

若いうちの知識・経験の蓄積が「専門家」として生きていくためには重要です。
もっとも、その後もアップデートはもとより、いっそうの研鑽を求められ続けるのですが…。

仕事を楽しめる人が「専門家」には向いています。
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2014年05月04日

公務員から会計事務所への転職(&社内結婚4組目)

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

先日、4組目の社内結婚の報告がありました。
大物?独身貴族と目されていた、社員(パートナー)の渡邉税理士からも結婚報告がありました。
2組とも「おめでとうございます!」
また、社内結婚の先輩Yさんが、今月育休から復帰します。
当社は、日本の人口減少防止にかなり貢献しているかも。

今回、私は初めて社内結婚を見破れませんでした。
今までは、付き合い始めから知っていたのですが。
管理者失格を嘆くべきか、組織の成長を喜ぶべきか。
現場大好きの税理士としてはちょっと微妙です。

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S.T様よりのお問い合わせです。

■年齢 29歳
■性別 男
■資格 簿記2級
■職歴 公務員 2年
■学歴 関関同立 大学院卒業
     会計科目免除予定
■会計事務所経験 未経験
■居住地 関西
■その他 過去に会計士試験受験経験

はじめまして。 転職の相談をしたく投稿させていただきました。

現在、公務員として2年勤め、3年目に突入しました。公務員試験を受けたときも、会計や税に関する仕事をしたいと考え、国税専門官を第一志望として2回受験し、2回とも面接で不合格でした。今の職場に採用されたときは、会計士試験を含め度重なる失敗に挫折し、会計とはあまり関係の無い仕事を選ぶことになりました。

最近、大学時代の同期が税理士法人に転職したことを聞いて、一度はあきらめた会計や税務の仕事に就きたいという気持ちが再燃してきました。

そこで、転職を考えているのですが、仕事柄忙しいときは終電一本前ぐらいまで残業をするため、仕事をしながら勉強を両立させることは現実的ではないと考えています。

そのため、一度退職して2年ほど税理士試験に専念してから、税理士事務所等に転職しようかと考えています。

Q.
会計事務所での勤務経験はありませんが、転職ができる可能性があるかどうか不安です。先生の御意見を頂ければ幸いです。

A.
新卒採用優先の大企業、年次・試験結果が影響する公務員と異なり、アラサーになってもキャリアチェンジできるのが会計事務所の魅力です。
従来は3科目持ちが中堅以上の税理士法人の採用のハードルでしたが、最近では、税理士受験生は減っており2科目合格まで下げているところが多いです。31歳もごくごく普通です。
2年間で2科目程度合格できれば、31歳で2(+1免除)科目合格ですから転職は容易です。

会計士試験をある程度本気で受験していたなら、会計科目残り一つは比較的容易でしょう。
会計科目で選択するなら、算数(数学ではない)が得意だったなら簿記論、単純暗記をまじめにコツコツが得意なら財務諸表論です。

税法も最初の年からやれば、専念2年目には少なくとも1つは合格するような気がします。
うまくいけば最初から有資格者(4科目合格+免除)で働き始める可能性もあります。
科目選択については、5年前の記事でちょっと古いですが
他業界(公務員)から会計事務所への転身 税理士に絶対になる!
も参考にしてみてください。

採用されないとしたら
(1)BIG4 若さも要件になるでしょうから、未経験31歳は厳しいかも。
(2)あとは、いわゆる熱血系
・営業力のある成長中のベンチャー色が強い会計事務所、
・(受験生を歓迎しない)明るさを売りにする事務所、
・多少、洗脳がかった?理念経営中心の事務所
くらいでしょうか。
このあたりだと公務員はもしかしたら堅くて頭でっかちで使いにくいと判断される可能性はあります。
国税専門官での面接に2回不合格ではありますが、公務員には採用されており、公務できたえられた経験もありますからコミュニケーションも一定水準以上ですよね。
普通の会計事務所なら高い確率で採用されるでしょう。

ところで、採用後の話になりますが、最初の職場や最初の会計事務所がどこであったかは、その後の社会人としてのキャリアや考え方に決定的な影響を及ぼすことがあります。

例えば、公務員やそれに準ずるような電力会社、鉄道会社等は、安全性や確実さが求められます。
ミスしないこと、きちんと根回しすること、前例を踏襲することが重要でしょう。リスクを取ることは通常は求められません。
人員は、繁忙期を基準に配置されます。このため、繁忙期は忙しいですがそれ以外の時期は本当に暇な職場もあるでしょう。
(一方でいわゆる高級官僚が民間以上に働いていることはもちろん承知しています)

(普通の)民間企業なら、いかに繁閑の差を埋めるかを考えるし、効率やサービス精神を求められます。
お客様に合わせるので、休日出勤や夜間対応もない話ではありません。
会社によっては終電、タクシー帰り、泊まり込みなんて例もあります。その際に労働条件の悪さを嘆いても同情されません。きちんと職場を選んで、嫌なら辞めるだけです。経団連の会長・副会長企業でも36協定で月間80時間以上の残業が可能な企業が7割です。
身分は公務員ほどには保証されないので社内での出世競争に勝つか、自分の専門性を上げてキャリアを磨くか、組織に夢を持てずに自分がやりたいことをするためやマイペースで仕事するために独立・転職するか…。
大企業ならしがみつくこともできるかもしれませんが、中小企業ではそれも難しい。
会社も個人も、「変化」しないことは時の経過とともに「死」を意味します。

会計事務所の就職も、ややステレオタイプに言うなら
(1)税務署OBの事務所:節税というよりは国家のためにしっかり納税すべき、
(2)TKC会員事務所:自計化を推進し、記帳代行には否定的。税理士は独立した第三者
(3)それ以外の事務所:節税するし、記帳代行も選択してもらう。税理士もサービス業
などなど。
==================
あくまで一般論ですよ。税理士法人TOTALでも、TKC会計事務所出身者はもちろん、国税OB税理士の方もサービス精神旺盛に頑張ってくれています。
==================

公務員か民間か、どういう事務所が最初が良いのかという話ではなく、そういう傾向があるというだけで、どちらが正しいというわけではありません。
公務員からの転職の場合、文化の違いに最初戸惑うことと思います。転職先では変化に柔軟に対応する努力が必要になります。

厳しいことを書きましたが、この厳しさゆえに一流になるのに時間がかかり、その後もアップデートや変化を求められるので40代はもちろん、50代でも成長を続けられ、マネージャーはもとより、現役プレーヤーであり続けることも可能なのが専門職としての税理士の魅力でもあるとも言えます。

やりのこしたことにもう一度チャレンジして、悔いがないようぜひ頑張ってください。


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2014年04月25日

経理と会計事務所勤務

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

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一念発起様よりのお問い合わせです。

■年齢  31歳
■性別  男
■資格  日商2級
■職歴  上場企業経理(8カ月) 転職歴(4社め)
■学歴  早稲田大学中退
■会計事務所経験 無
■居住地 首都圏

初めまして。先生の助言を頂きたく投稿させて頂きました。
大学中退後中途半端な人生を送ってまいりましたが(監査法人1年→営業職2年(2社)→経理8カ月)今後の人生を考え真剣に税理士になりたいと思いました。
そこで先生の助言を頂きたいのですが、

Q
(1)今すぐにでも会計事務所に転職するか
(2)最低3年は経理経験を積みその間に3科目以上合格を目指すか
で迷っております。

私自身はこれまでの職歴から考えると今すぐの転職は不利になることは間違いないが、35歳になるまで会計事務所未経験よりは年齢面で早いに越したことはないのかなと一長一短で結論が出せない状況です。

お忙しい中大変恐縮ですが、助言を頂ければ誠に幸いです。 何卒宜しくお願い致します。

A.
私たちの母校、早稲田大学は「中退」の方が出世すると言われることが多い不思議な学校ですよね。

最近の話題でも、タモリさん、宇津井健さん、石田純一さん
他にも上田晋也さん、小室哲哉さん、ラサール石井さん、大橋巨泉さん等。

中退はほとんどいないだけにかなりの高率ですね。

ところで、先日、当社で内定を出した方がいましたが、結局、現職の引き留めにあい内定を辞退して経理職にとどまることになられました。
税理士法人TOTALをお辞めになって経理に移られる方もいます。

逆に、パートナーの渡邉税理士をはじめ、当社にも経理出身者がかなりたくさんいます。

経理と会計事務所勤務は、やる仕事は似ていますが、適性にはだいぶ差があるような気がします。
経理は、言われたことをじっくりとミスなく確実にこなし、社内のコミュニケーションが重要、
会計事務所勤務(男性外回り)は、自分で考えて速く処理することが求められ、社外のコミュニケーションが重要になります。
(内勤の女性なら、経理と会計事務所で求められる資質はかなり近いと思います)

会計事務所勤務の男性は、事務処理能力だけでなく、専門知識を勉強するのはもちろん、法人のルートセールスに近い対人スキルが必要とされます。

安定を求め、堅実なタイプは「経理」が、
ストレスに強ければ、仕事に面白さを求めるなら「会計事務所」の方が合っていると思います。

当社の男性の業界外への退職理由を調べると、
仕事がつらい、業務レベルについて行けないが多く、
仕事がつまらないと言って辞める人はほとんどいません。

一念発起様がどうすべきかは、上場企業経理の地位をどれくらい重視するかだと思います。
試験がうまくいかないときに経理にとどまりたいかまたは、将来経理に戻りたいのか。

現職の待遇が良くて(又は今後の待遇アップが見込めて)、仕事も楽しい・肌に合うなら今の仕事を続けた方が幸せかもしれません。

短期間に転職回数をこれ以上増やすと、上場企業に戻る機会は減るでしょう。
上場企業の経理は、会社によって差はあるでしょうがそれなりにお忙しいでしょうし、付き合いもあります。3年で3科目合格するという、試験に対するモチベーションも上がりません。

よく言われるように、仕事は35歳までに何をやったかが重要です。
もちろん、大器晩成で年齢が高くても素直に伸び続けられる人もいますが、一般的には30代後半スタートでは技術を身に着ける時間や、吸収するスピードが足りないことが多くなります。

迷いがあり、無理に一念発起したい、しなくちゃと自分を奮い立たせている状態なら(2)の現職での受験が良いと思います。

そうではなく、一念発起して仕事ができる「税理士になりたい」という思いが真剣・本物なら、(1)の今すぐ転職をお勧めします。もっと若ければ、経理として働きながら試験合格を目指す手もありますが、残念ながら時間がありません。
試験との両立は時間的にも経済的にも大変ですがやるしかありません。退路を断つ覚悟が必要です。
なお、当初3年くらいは、勉強と仕事の両立ができそうな会計事務所の方が良いでしょう。
(最近は、両立支援をうたうところも多くなり、誇大広告も増えて見極めが難しくなりました)
なお、会計事務所は、他業種での転職回数の多寡より、会計事務所経験の長さを評価します。

私は、30歳くらいまでは過去をよく振り返りました。
何であのとき…、
もしも、…だったら
大学が…、資格試験が…、就職が…。

30半ば以降は、過去を振り返ることはほとんどなくなりました。
私は税理士という仕事を選んだこと、今の人生を後悔してはいません。
楽しんでいますし、これからも頑張ってより実り多きものにしたいと思っています。

今より若いときはありません。
自分の未来は、自分で一つ一つ選び取って作っていくものだと思います。

一念発起様には、「内なる自分」に問いかけてもらいたいと思います。

答えになっていなくてすみません。
人生は一度きりです。そして、人生はこれからです。頑張ってください。



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2014年04月22日

税理士事務所の就職・転職に関するご質問・ご意見

税理士法人TOTAL代表税理士高橋寿克への
税理士事務所の就職・転職に関するご質問・ご意見は
このぺージのコメント欄にお書きください。

このサイトに記事の形で回答したいと思います。

なお、ネットの匿名性、質問をしてくれた方の状況が不明なことから
出来るだけ具体的な状況を省略せずに書いていただいた方が回答をしやすいです。
記入例)
■年齢
■性別 
■資格  簿記 税理士科目 受験歴等
■職歴  業種、職種、期間 転職歴
■学歴  大学の場合はある程度の幅で表記、
(旧帝大、早慶、MARCH、日東駒専、関関同立、大東亜帝国等)
     大学院免除はその旨も
■会計事務所経験 規模、専門性 正社員・パートの別
■居住地 東京 都市圏 それ以外の地方 等
■その他、特殊事情

また、それでも必ずしも適切でない回答をすることもあろうかと思います。
皆さんの真摯な思いに答えきれない場面も出てきています。
インターネットですので各人の個性は見えません。
このため、一般論で、私が標準的と考える記事を書きます。
ご質問者様の熱い思いをすべて受け止めて書いているわけではありません。
人の人生を左右しかねない危うさもあり、やや辛めに書くこともあります。
ネットの限界をご考慮の上でお読みただければ幸いです。

各個人の経歴、考え方そして時代背景その他で若干の変更も加えます。
このため、すべての記事の整合性が取れないこともあります。

なお、このサイトは税理士事務所・税理士法人・会計事務所への就職・転職に関する情報提供を目的としており他業種の採用及び税理士としての独立、会計事務所から他業種への転職についてはコメントする立場にはありません(公認会計士については同じ会計人で、隣接士業のためコメントすることもあります)。

また、私が代表をつとめる税理士法人TOTALの採用に関する個別のご質問はお受けしておりません。
就職を希望される方は、お手数ですが、当税理士法人のホームページをじっくりとごらんいただき、よろしければ履歴書等をお送りください。

かなりはっきりした形で私見を書きますが
特定の税理士事務所を非難・中傷する意思はありません。
気にさわった方はすみません。

業務との両立の都合上、回答が遅れることも多いですし、すべての質問に回答できるとは限らないことをあらかじめご了承ください。
(質問で一番困るのは、ご自身の経歴を書かれて、「私でも採用されますか?」という形式のものです。
それは私よりも、希望する会計事務所に応募してみるしかありませんよね)

回答はこのブログに記事の形で行います。
記事に対するコメントは、ここではなく、各記事のコメント欄にお願いします。

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税理士事務所求人・情報 設立の趣旨

税理士試験受験生、会計事務所就職希望者の皆さん
はじめまして

税理士の高橋寿克です。
東京都・神奈川県・千葉県の税理士法人TOTALの代表をしています。
毎年、税理士業界未経験者と面接し
たくさん質問もいただきました。

税理士試験に専念して初めての就職を迎える方
会計事務所勤務経験がある方
子育てが可能な事務仕事をさがしている女性の方
大学院進学について悩んでいる方
アルバイトしてでも税理士受験を始めたい方
公認会計士試験からの転身を考えている方

たくさんの方と面接させていただき、
たくさんの方を採用しました。

実は、たくさんの失敗をしてきました。
特に、事務所とのミスマッチのために辞められた方もたくさんいました。
(最近ではだいぶ定着率が上がってほっとしているところです)

「こんなはずではなかった」と言うことのないように
会計業界志願者・税理士受験生のための
就職・転職情報をまとめてみました。

間違いだらけの就職活動!
某有名掲示板では
会計事務所の悪口のオンパレードです。
(まるで世の中には良い会計事務所は存在しないかのような書かれようです)
でも、その原因の多くは

税理士事務所は入社しないと内容がわからない

所長次第のロシアンルーレットみたいなもの

良い事務所もたくさんありますし、
(うちの事務所が良いと書き込む人は少ないでしょう)
事務所・所長との相性が悪いだけかもしれません。

=============
このサイトでは原則として税理士法人TOTALの採用に関するお問い合わせはお受けしていません。
採用については 税理士法人TOTAL採用ページ

税理士法人TOTALでは、お客様の増加に伴い、通年で募集を行っております。

なお、
東京本部スタッフのブログはこちら
船橋本部スタッフのブログはこちら
=============

ミスマッチが起こるのは
会計事務所側の情報発信不足
就職希望者側の情報収集力・分析力不足によるでしょう。

このサイトがミスマッチ解消に貢献できれば幸いです。

自分の反省も含めて
就職希望者・会計業界のために書き続けていきたいと思います。

最近では、分業が進みすぎ、外回りが減ったので、経験年数が長くても・税理士有資格者でも、入力・電話受けしかさせてもらえないという会計事務所が出てきました。価格重視の時代の流れでやむを得ない面もありますが、会計人としての成長が制限されるようで残念に思っています。

また、会計事務所という名前で採用をする人材派遣会社もあります。経験者が技術をもとに承知で働くなら自己責任ですが、未経験者が「派遣」で働くことはいかがでしょうか。未経験者が採用されにくいのはわかりますが安易な道に進むのは残念です。

税理士試験は努力が必要な試験です。
一定期間の下積みも必要です。
そして、税理士事務所は荒稼ぎできる商売ではありません。

「大きく儲けたい」
という方は金融、国際業務、不動産等をお勧めします。

それでも税理士は
勉強や経験といった仕事の蓄積が実力となり、
安定して成長していることを日々実感できます。

地域のベンチャー起業家、経営者、資産家といった
お客様に感謝され、
お客様の成長を一緒に喜べる
やりがいのある仕事です。

自分の心にうそをついて仕事をしたり
無理にセールスする必要もない。
社会的にも「先生」として
一定の評価をしてもらえる。

正しいことを正しくすすめて
お客様に、
「ありがとう」
と感謝される。

私はこの仕事が大好きです。

仕事は楽しいですよ。


一人でも多くの方に
素晴らしい会計人になってもらいたいものです。

なお、かなりはっきりした形で私見を書きますが
特定の税理士事務所を非難・中傷する意思はありません。
気にさわった方はすみません。
ご質問、ご意見はこちらへ

会計業界が良い業界になるよう、
業界に入った若者を失望させることが減るように願っています。

それでは就職活動の前にじっくりとどうぞ。



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