2014年04月22日

税理士事務所求人・情報 設立の趣旨

税理士試験受験生、会計事務所就職希望者の皆さん
はじめまして

税理士の高橋寿克です。
東京都・神奈川県・千葉県の税理士法人TOTALの代表をしています。
毎年、税理士業界未経験者と面接し
たくさん質問もいただきました。

税理士試験に専念して初めての就職を迎える方
会計事務所勤務経験がある方
子育てが可能な事務仕事をさがしている女性の方
大学院進学について悩んでいる方
アルバイトしてでも税理士受験を始めたい方
公認会計士試験からの転身を考えている方

たくさんの方と面接させていただき、
たくさんの方を採用しました。

実は、たくさんの失敗をしてきました。
特に、事務所とのミスマッチのために辞められた方もたくさんいました。
(最近ではだいぶ定着率が上がってほっとしているところです)

「こんなはずではなかった」と言うことのないように
会計業界志願者・税理士受験生のための
就職・転職情報をまとめてみました。

間違いだらけの就職活動!
某有名掲示板では
会計事務所の悪口のオンパレードです。
(まるで世の中には良い会計事務所は存在しないかのような書かれようです)
でも、その原因の多くは

税理士事務所は入社しないと内容がわからない

所長次第のロシアンルーレットみたいなもの

良い事務所もたくさんありますし、
(うちの事務所が良いと書き込む人は少ないでしょう)
事務所・所長との相性が悪いだけかもしれません。

=============
このサイトでは原則として税理士法人TOTALの採用に関するお問い合わせはお受けしていません。
採用については 税理士法人TOTAL採用ページ

税理士法人TOTALでは、お客様の増加に伴い、通年で募集を行っております。

なお、
東京本部スタッフのブログはこちら
船橋本部スタッフのブログはこちら
=============

ミスマッチが起こるのは
会計事務所側の情報発信不足
就職希望者側の情報収集力・分析力不足によるでしょう。

このサイトがミスマッチ解消に貢献できれば幸いです。

自分の反省も含めて
就職希望者・会計業界のために書き続けていきたいと思います。

最近では、分業が進みすぎ、外回りが減ったので、経験年数が長くても・税理士有資格者でも、入力・電話受けしかさせてもらえないという会計事務所が出てきました。価格重視の時代の流れでやむを得ない面もありますが、会計人としての成長が制限されるようで残念に思っています。

また、会計事務所という名前で採用をする人材派遣会社もあります。経験者が技術をもとに承知で働くなら自己責任ですが、未経験者が「派遣」で働くことはいかがでしょうか。未経験者が採用されにくいのはわかりますが安易な道に進むのは残念です。

税理士試験は努力が必要な試験です。
一定期間の下積みも必要です。
そして、税理士事務所は荒稼ぎできる商売ではありません。

「大きく儲けたい」
という方は金融、国際業務、不動産等をお勧めします。

それでも税理士は
勉強や経験といった仕事の蓄積が実力となり、
安定して成長していることを日々実感できます。

地域のベンチャー起業家、経営者、資産家といった
お客様に感謝され、
お客様の成長を一緒に喜べる
やりがいのある仕事です。

自分の心にうそをついて仕事をしたり
無理にセールスする必要もない。
社会的にも「先生」として
一定の評価をしてもらえる。

正しいことを正しくすすめて
お客様に、
「ありがとう」
と感謝される。

私はこの仕事が大好きです。

仕事は楽しいですよ。


一人でも多くの方に
素晴らしい会計人になってもらいたいものです。

なお、かなりはっきりした形で私見を書きますが
特定の税理士事務所を非難・中傷する意思はありません。
気にさわった方はすみません。
ご質問、ご意見はこちらへ

会計業界が良い業界になるよう、
業界に入った若者を失望させることが減るように願っています。

それでは就職活動の前にじっくりとどうぞ。



※なお、ご質問はここをクリック


また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら

税理士事務所の就職・転職に関するご質問・ご意見

税理士法人TOTAL代表税理士高橋寿克への
税理士事務所の就職・転職に関するご質問・ご意見は
このぺージのコメント欄にお書きください。

このサイトに記事の形で回答したいと思います。

なお、ネットの匿名性、質問をしてくれた方の状況が不明なことから
出来るだけ具体的な状況を省略せずに書いていただいた方が回答をしやすいです。
記入例)
■年齢
■性別 
■資格  簿記 税理士科目 受験歴等
■職歴  業種、職種、期間 転職歴
■学歴  大学の場合はある程度の幅で表記、
(旧帝大、早慶、MARCH、日東駒専、関関同立、大東亜帝国等)
     大学院免除はその旨も
■会計事務所経験 規模、専門性 正社員・パートの別
■居住地 東京 都市圏 それ以外の地方 等
■その他、特殊事情

また、それでも必ずしも適切でない回答をすることもあろうかと思います。
皆さんの真摯な思いに答えきれない場面も出てきています。
インターネットですので各人の個性は見えません。
このため、一般論で、私が標準的と考える記事を書きます。
ご質問者様の熱い思いをすべて受け止めて書いているわけではありません。
人の人生を左右しかねない危うさもあり、やや辛めに書くこともあります。
ネットの限界をご考慮の上でお読みただければ幸いです。

各個人の経歴、考え方そして時代背景その他で若干の変更も加えます。
このため、すべての記事の整合性が取れないこともあります。

なお、このサイトは税理士事務所・税理士法人・会計事務所への就職・転職に関する情報提供を目的としており他業種の採用及び税理士としての独立、会計事務所から他業種への転職についてはコメントする立場にはありません(公認会計士については同じ会計人で、隣接士業のためコメントすることもあります)。

また、私が代表をつとめる税理士法人TOTALの採用に関する個別のご質問はお受けしておりません。
就職を希望される方は、お手数ですが、当税理士法人のホームページをじっくりとごらんいただき、よろしければ履歴書等をお送りください。

かなりはっきりした形で私見を書きますが
特定の税理士事務所を非難・中傷する意思はありません。
気にさわった方はすみません。

業務との両立の都合上、回答が遅れることも多いですし、すべての質問に回答できるとは限らないことをあらかじめご了承ください。
(質問で一番困るのは、ご自身の経歴を書かれて、「私でも採用されますか?」という形式のものです。
それは私よりも、希望する会計事務所に応募してみるしかありませんよね)

回答はこのブログに記事の形で行います。
記事に対するコメントは、ここではなく、各記事のコメント欄にお願いします。

なお、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。
ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
「過去の質問」はこちら

2014年04月12日

横浜本部 本日開設

本日、税理士法人TOTAL 横浜本部がオープンしました。
これで、TOTALグループとしては6番目の拠点になります。

神奈川県へは初の出店。
29歳とフレッシュな中薗輝本部長のもと、
税理士法人TOTALのサービスが税理士激戦地 横浜でどこまで通用するのか
若い力がどれだけやってくれるのか楽しみです。

私と同じ早稲田大学政治経済学部政治学科の出身で、
銀行の融資担当を経て税理士法人TOTALに入社してきてくれました。

実は、彼は学生時代から私のブログを読んでくれていたとのこと。
このことは、先日初めてお聞きしましたが、
「言葉の力」の強さ・怖さと同時に
縁を感じます。

新宿本部の拡大・引っ越し、所沢・東村山本部の開設は井上税理士、笹本本部長をはじめとするベテランの力が中心でした。
当社には幸いにして若い優秀なスタッフもたくさんいます。
今後の出店の多くは20代、30代の若手が担っていくことでしょう。

経営者は従業員一人一人の人生を背負っていくことになります。
責任に身が引き締まる思いです。
(え、全然しまってない? やせなくちゃ。)

本日、次の千葉駅前本部(仮称)の出店も決まりました。

より身近で、より便利で、より良いサービスを
リーズナブルにそしてTOTALに提供する。

あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい。

そんな企業グループを目指しています。

2014年04月05日

税理士事務所の就職事情(2014年春)

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

本日は愚痴です。

いつもとニュアンスが違うので読み飛ばしてもらった方が良いかもしれません。

今週、ある会計事務所の職員の方の強烈なブログを拝見しました。彼は以前からよく存じ上げている優秀で熱い(熱すぎる?)男です。
税理士法人TOTALへの明らかな誹謗中傷で名誉棄損に当たることが数か月前に書かれていました。

さすがに頭に来て告訴するかかなり迷いましたが、同業者でかなり有名な事務所さんですし、熱意ゆえのことと思ってまずはお電話しました。
その場でそのブログ記事は削除してくれましたが、なぜこんなことをするのかお聞きしたら
「〇〇〇(彼の勤務する事務所)+△△△△(ネガティブな用語)」で検索すると私のサイトが出るらしいのです。

私自身は、そのネガティブな用語は一切使っていませんし、その会計事務所を直接批判することは書いていないつもりだったので意味が分かりませんでした。
googleの検索機能もお利口過ぎて困ったものです。

会計事務所名・固有名詞を全部削除することも考えましたが、あまり情報を制限すると、就職希望者への情報提供、適切なマッチングという当サイトの趣旨から外れてしまいます。

かなり悩みました。

まずは表現をよりやわらかくして、特定の会計事務所の非難と取られないように文章を手直ししました。
(普段から非難にあたらないよう表現は気にしているつもりでしたが、古いまま放っておいたページもありました)

その会計事務所さんは、ネット対策が得意でネガティブチェックを徹底して、自社をブランド化しようとしているようでした。

最近では、ホームページで就職情報を書いたり、悪い書き込みを消させたりしている会計事務所が増えています。
中には一部ですが、離職率等、明らかな嘘の数字を並べているところも見られます。
それゆえにこのサイトの存在価値があると思って書いていたのですが、一部の方にはいい迷惑・邪魔な存在なのかもしれません。

社会的に役に立つことをしようと思っているだけなのですが、本当に正しいことなのか
これでいいのかよくわからないし、まだ迷っているところです。

疲れました。


税理士受験生が減っています。会計業界に入る人も減っています。中堅・大手の会計事務所の中には必要数が採用できず、募集基準を下げるところが増えてきています。
最近では大手・準大手の会計事務所も残業を減らす努力を始めています。
多くの産業同様に無理な労働時間を減らし、適切な労働環境を実現していく過渡期なのだと思います。

実際には、確定申告の疲れで、うちのスタッフからも愚痴が出ているのが実情です。なかなか現場は大変です。
安倍首相には悪いですが、経営者はやりたくても給与水準の引き上げは簡単にはできません。

税理士業界を産業化し、より働きやすい、魅力的な業界にするのが私の夢です。
まだまだ道半ばです。




※なお、
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2014年03月28日

30代前半4科目合格者の初年度年収

税理士事務所の就職や転職に関する情報を書き続けている 
税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

ご質問はここクリック

かずちゃん様よりのお問い合わせです。

■年齢  32歳  
■性別  男
■資格  簿記論、財務諸表論、消費税法、固定資産税
■職歴  メガバンク法人営業1年→外資商社経理4年
      →中小企業経理4年(マネージャークラス)
■学歴  旧帝理系
■会計事務所経験 無し
■居住地 名古屋

はじめまして。いつもブログを楽しく拝見させていただいております。
今回は私の進路に関して相談したく、筆を取らせていただきました。
お忙しいとは思いますが、何卒アドバイスの程、よろしくお願いいたします。

もともと経理としての知識をつけるため税理士試験に挑戦しておりました。
あくまで「出来る経理」になるための学習であり、当時は会計事務所への就職や独立などは一切考えておりませんでした。

その甲斐あってか、現在の職場では経理の責任者として決算や税務申告などは一通り任せていただいております。
しかし4科目まで合格したことにより欲が出てきてしまい、現在は可能であれば税理士として仕事をしていきたいという気持ちも強くなっています。

しかし
Q.1 この年齢から未経験で会計事務所の門を叩く事は無謀か
Q.2 もし入所できた場合、収入はいくらぐらいが相場か

この2点が気になり、相談させていただきました。
特に後者は現在妻子がいる身なので、今から新卒程度の収入となればかなり厳しくなっています。(数年で収入が上がるならば貯金を取り崩して何とかなるのですが。。。。)

以上、よろしくお願いいたします。

A.1
経理として働きながら自己啓発で4科目合格ですか。非常に優秀ですね。

会計業界は、作業が得意でコミュニケーション能力があれば日常業務がこなせてしまう仕事です。
このため、数字を扱う仕事なのに文系の人がほとんどです。
本当は、法学は論理学で数学的思考ですし、
(私は税理士は「税務に関する法律家」だと思っています)
数値解析も必要なので理系、特に数学が得意だと仕事の幅がひろがり、精度も上がります。
もっと理系の人が税理士業界に入ってきてくれるといいですね。

32歳という年齢はほぼ平均か、気持ち遅い程度で全然無謀ではありません。
もともと、新卒組が多くない業界でなので、20代後半〜30代前半での入社が一般的です
====================
税理士法人TOTALの「会計事務所未経験者」の入社時の平均年齢は31歳です。
====================

A.2
32歳、4科目 会計事務所未経験者の初年度年収は、
年収で300万円〜700万円くらいでしょう。

残念ながら、会計事務所の仕事は専門職で、他の事務職の経験がそれほど生きません。
このため、一般的な中小会計事務所では実際の生み出せる付加価値はおそらく初年度は300万円〜400万円くらいでしょう。
これに家族構成、前職のキャリア、年齢・学歴等を鑑み他業界の世間相場考慮して期待分を上乗せ評価して初年度年収は350万円〜500万円くらいが多くなるでしょうか。
同じ事務所に勤め続けると経験や技術が蓄積されのでしばらくは給与は上昇していきます。

初年度から500万円以上を稼ごうと思うと
(1)成果主義の事務所に入って長時間労働をする。
一人あたりの売上高の30%〜35%程度(社保なしなら40%も)が標準的なので
長時間労働をして手際さえよければ給料は増えます。
================
所長が50代以上の中小の会計事務所は、一般的には実は他産業に比べて労働時間が短いです。子育て中の主婦や受験生が多い業界ですから。
激務・長時間労働なのは、慢性的な人不足の大手や、若い所長の事務所がほとんどです。
================

(2)大手会計事務所
BIG4や大手の会計事務所は4科目合格なら初年度年収(残業代込み)が500万円以上のところもあります。
ただし、(1)以上に長時間労働を覚悟する必要があります。
(大手の地方事務所はそこまで激務ではないかもしれませんが詳しく存じ上げません)

(3)パートナー・後継者含み
個人事務所が2店舗目の出店やブランド政策で税理士法人化したい場合、パートナー・後継者候補は、最初から給料がかなり高くなることがあります。
有資格者なら業界未経験でも最初から年収800万円前後になる例も複数見てきました。
かずちゃん様は4科目なのでその分はディスカウントされるでしょうが。

入社後の収入は、(3)以外はその人の生み出した付加価値なので
情報処理能力が高いであろうかずちゃん様は有利で、早めに上がっていくような気がします。
会計事務所はマネジメント経験がある方が少ないので、そこを評価してくれる事務所ならさらに年収が上がりやすいかもしれません。
パートナー級なら1000万円以上もあります。

ただ、1500万円以上稼ぎたければ独立した方が早いでしょう。
言うまでもなく、独立は違う資質も必要でリスクがありますが。


法人税法(又は所得税法)の試験まで待つかは悩むところですし、
独立をどこまで視野に入れるかで、選択は変わってくるかもしれませんね。



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2014年03月23日

夫婦で会計事務所勤務

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

確定申告お疲れ様でした。今年もスタッフの力に助けられました。

ただいま、税理士法人TOTALではスタッフを大募集中です。ご応募お待ちしています。

ご質問はここクリック

K様よりご質問です。
■年齢 29
■性別 女性
■資格 日商簿記2級
■職歴 一般企業(営業事務)1年半
  会計事務所(税理士補助)約7年 
  出産を期に退職、専業主婦2年
■学歴  商業高校卒
■会計事務所経験 小規模な個人事務所(税理士1名、社員5名程度)にて事務員として正社員勤務。
■居住地 東京
■その他、特殊事情
既婚、配偶者とは職場結婚で夫は現在も前職場に勤務中。私の退職後まもなくして税理士法人化しました。
配偶者が税理士を目指している。

はじめまして。
子育てをしながらの就職、また場合についてアドバイス頂きたく、ご質問致します。

Q.1
子供の保育園入園に伴い、私もまた仕事をはじめようと思うのですが
(1)前職である会計事務所へ復職する
(2)別の会計事務所へ就職する
どちらが良いか悩んでいます。
子育てとの両立を考え、正社員なら時短勤務、またはパートや派遣での勤務を考えています。

(1)の場合はすぐに仕事に慣れると思いますし、子育てに対してもそれなりに理解して貰えると思うのですが
配偶者と職場が同じとなりますのでデメリットもあると思います(公私が区別し難い、配偶者が転職を望んだ時に動き難い、業績悪化等の場合は夫婦共に収入減など)

(2)の場合で、配偶者が別の会計事務所に勤務していると、就職の際に不利になる事はあるでしょうか?

Q.2
先生の奥様は司法書士の資格を取得されておられるとのことですが
税理士の伴侶が持っていると役立つ資格や資質等についてもお話し頂けると幸いです。

確定申告時期でお忙しいとは存じますが、よろしくお願いします。

A.1
ご自身で分析している通りでしょう。
まずは、ご主人の勤務している税理士法人(K様の勤務していた税理士事務所)が、この後どんな業績をたどるか、代表者が独立に対してどんな姿勢かによるので、事情がわからない私がコメントしても不正確になります。
割り引いてお読みください。

税理士法人TOTALでも、社内結婚が3組あったので、夫婦で同じ事務所ということがありました。そういえば、私も夫婦でTOTALグループです。

夫婦で働いて、独立に伴って旦那さんが先に辞めるというのは2組ありましたが、(一部の人は独立するものと思っているので)私の場合は特別な思いはありません。情報漏えいについては一定のケアをするのは当然ですが。

また、税理士法人TOTALには、現在配偶者が他の会計事務所勤務という方が4名、税理士の子息(いわゆる税理士2世)が4名おられます。私は、素直さや結果で処遇し、能力をきちんと評価するので、差別はありません。

個人的な感想としては、
(1)ご主人が近い将来、独立(して成功)する可能性が高い場合
今の事務所に戻るのが楽かなあ。
うちでも最近独立した税理士も妻が社内に残ってくれています。

(2)すぐではなくいずれいつかは独立・同業へ転職すると思っている場合。
家から近い(子育てとの両立には通勤時間の短さは重要です)別の会計事務所に就職する。
元の会計事務所が、発展性・安定性があれば復職もいいのですが、規模的にも、また業績悪化を疑うようでは盤石ではないのでしょう。
一般論としても、歴史が長く従業員数が10名弱の事務所は、最初に勤務する事務所としては今が成熟期なので安定していていいのですが、長くいると衰退期に入るので後継者が優秀でない限り危険になることが多いでしょう。
ご主人が後継者候補だというのでなければ辞める可能性が高そうですね。

会計事務所の就職の特徴は、経験者が有利で、入力者の女性は時短勤務が認められやすいという面もあります。
そういえば、最近、税理士法人TOTALでも、週10時間勤務の女性(会計事務所経験者)に内定を出しました(かなり特殊です)。
元の事務所よりも安定していて、技術レベルの高い事務所に採用されれば、将来のためにも、仕事と家庭の両立のためにもいいでしょう。

配偶者が別の事務所に入っていると就職しにくいかは、私は気にしませんが、一般的には事務所によるとしか言えません。
選んでくれる事務所に入ればいいだけです。

(3)独立しなそうな場合
会計事務所ではなく、一般企業の事務(経理・総務等)に転職する。
同じ会計業界ではあまりリスクヘッジになりません。

A.2
(1)税理士の配偶者が持っていると便利な資格は、
一般論なら
・弁護士、医師、
 この辺は明らかに有利ですね。難易度の高さは言うまでもありません。うちにも奥さんが弁護士というスタッフがおられますが、仕事上のやり取りも多いです。
以前、旦那さんが医者という方もおられましたね。親兄弟が医者というスタッフは結構おられます。

・税理士・公認会計士、司法書士、不動産鑑定士
 お得で実用的。ただし、難易度はそれなりに高い。
何と言っても税理士・公認会計士は便利。二人いれば、税理士法人が簡単に作れます。
うちの奥さんは、法学部卒ではないのに畑違いの損保のOLから、30代の半ば過ぎから子育て中に司法書士を取ってくれました。正直(のろけて悪いですが)相当優秀だと思っていますし、助かっています。

・行政書士・社会保険労務士
 取得は比較的容易で、実用性もある。単体ではあまり女性には向かない資格ですが夫が税理士で独立するならそれなりに使えるかも。

K様が目指すなら、商業高校出身ですし、会計事務所への再就職も視野に入れているので税理士試験が良いのでは。最終合格できなくても科目合格でいいと思いますよ。

(2)独立税理士の奥さんが持っていると良い資質は、
人前では夫を立てて事務所経営に口を出し過ぎないことかなあ。
経営者ですから浮き沈みはありますし、心配でしょうが。

夫婦間ではともかく、事務所内では所長は夫ですから、
経営者でもない妻が口うるさいと職員はうんざりするでしょう。
奥さんが強すぎる場合、同じ事務所にはいない方が良いかもしれません。
(うちの奥さんは、会計にはタッチしない人ですし、
人前では私を立ててくれるのでそれほど、スタッフには迷惑はかけていないと思うのですが)

私の恩師のM先生の奥様は大変出来たお方で、意図的に夫を立てて必要なだけしか事務所に来ないようにしておられました。

資質とは違うかもしれませんが、子育て・家事はどうしても奥さん中心になるので、仕事の助け以上にこちらを上手にこなしてくれた方がありがたいかもしれません。
税理士も独立すると激務なので、仕事が順調で、夫婦仲が良くて、子供もきちんと育っていて親子関係も良好な家は多くはないのが現状ですから。

この辺は、普通の会社経営者の妻と変わらないかもしれません。

==================
昔、税理士の若手の飲み会で、自分の結婚相談をしたら、十人近くの全員に反対されたことを思い出しました。
相談の仕方も悪かったのかもしれませんが、独身、離婚組が多く、仲良く子育てしている人が少なかった記憶があります。

うちの奥さんは、経営者の妻、母に加えて、自分自身も部下を持つ経営者でもあり大変そうですが、睡眠時間を削ってよく頑張っています。ありがたいことですが、無理させすぎかな。
==================


※なお、
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ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。
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2014年03月12日

新卒就職 会計事務所の教育・賃金・労働時間

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

ただいま、スタッフを大募集中です。ご応募お待ちしています。

ご質問はここクリック

maeya 様よりご質問です。
■23歳
■男 
■資格
 〈合格済〉 簿記1級、簿記論、財表、消費税
 〈学習中〉 法人税、事業税  同大学院1年)
■会計事務所経験  1年程度アルバイト経験あり(月30~50時間程度)
■居住地 地方大都市
 
高橋先生、はじめまして。現在、就職活動中の大学院1年生です。最終的には税理士になり、中堅・中小企業の味方としてお客様に頼られる存在になりたいです。しかし、先生の以前の記事にあったように、税理士事務所は研修制度が整っていない所が多く、新卒で入社することに不安があります。
そのため、現在3つのプランを考えています。

1.現在、とある上場企業から会計・税務の知識を買われて、お声がかかっています。その企業はITと会計・税務・経営などを組み合わせてお客様にソリューション提供を行います。そこに新卒入社して、社会人としての基礎、ITスキル、営業スキル、各種業界・業種の知識を身につけて、数年後、税理士事務所(税理士法人)へ転職。
  *懸念事項
税理士になりたい強い意志があるにも関わらず遠回りしているように感じます。また、会計事務所未経験の状態での転職に不安があります。

2.研修制度が整っているBIG4への新卒入社を目指す。
*懸念事項
やりがいはあるが、顧客が大企業なため、案件が大きすぎてお客様の役に立っている実感があまり湧かない、業務が細分化されており業務全体を見渡せないという話をよく目にします。

3.顧客の多くが中堅・中小企業で、かつ、研修制度が比較的整っている中堅税理士法人に新卒入社を目指す。
現時点では、
【A社(事情により変更して表記しています)】
【税理士法人TOTAL】を考えています。
*懸念事項
奨学金返済が約900万円あるため給与面が少々心配です。

もしよろしければ先生のアドバイスを頂ければと思います。

A.
過去に関連する記載がありますのでお読みになっているかもしれませんが…。
会計事務所は新卒ではいるべきか、中途入社が良いか
会計事務所未経験者の退職理由(お局さん・番頭さんの役割)

財閥系や金融・一部大手メーカー(以下「財閥系等」)なら1か月くらいの集合研修や、1年程度のOJTでの一通りの教育もあるようです。
それに対して、会計事務所で、研修制度が整っているところは少ないのが現状です。
中小事業所が多く、そもそも研修に人手を割けないのが最大の原因ですが、
一方で、財閥系等のように終身雇用を前提としていないだけにやむを得ないところもあります。

最近では、動画研修を売りにする会計事務所も増えてきました。
うちも録音や動画を利用していますが、他の中堅若手税理士法人の方に聞いても
「採用広告」として強調してるだけで効果はあまり期待していないようです。
1週間程度の動画研修でうまくいけば楽なんですが…。
実際にはある程度の集合・動画研修のあと、実務(OJT)で鍛えていくことが多いと思います。

1.上場企業(IT・会計・税務・経営ソリューション)
会社名がわからないので、不正確になるという前提で個人的な意見としてお読みください。

財閥系等なら、組織がしっかりしていて人のレベルも高い会社で新卒時に社員教育を受けるのはうらやましいいし、ありうると思います。ただ、組織がわかる・キャリアが生きるには最低3年できれば5年程度は在籍した方が良いので自分にとって遠回りかどうかの判断することになります。
このルートで税理士として成功した方は結構おられるはずです。

また、公認会計士が会計の知識を生かしてソリューション会社を作るのは今後も続くでしょうし、そのうちの一部は大成功を収めるでしょう(TKC、オービック等)。

上場企業の良さと、会計税務からあまり離れないことの相乗効果を期待しておられるのかもしれませんが、残念ながらこのタイプのソリューション会社から転職してきて税理士として成功している方を私は知りません。
むしろうまくいかなかった例をたくさん見てきてしまっているので個人的にはお勧めしにくいです。

2.BIG4
BIG4についてはおおむね maeya様の分析のとおりかと思います。

繁忙期の真っ最中ですが、税理士法人TOTALでは採用活動を続けています。この時期の転職希望者で多いのが激務で耐えられなくなっておやめになったBIG4をはじめとする大手会計事務所経験者です。
通常の街の会計事務所の勤務者だと、お世話になっている会計事務所のことを考えて3月末(または5月末)をもって退職する方が多いのですが、大手は激務過ぎて最繁忙期の前に退職される(逃げる)方も多いようです。

先日もあるBIG4及びそれに準ずる最大手クラスの元職員の方と面接しました。
閑散期でも終電近く、、繁忙期だとタクシーや泊まり込みなど
退職者なので割り引いて聞かないといけないと思いつつ大変だなあと思うような話が多くなっています。
「体や精神が壊れる前に転職しました」みたいな…。
中堅以上はどこも人手が足りなくなっているのでより厳しくなっているのかも知れません。

BIG4や最大手が給与が高いのは労働時間が普通の会計事務所より3割以上多いということが一番大きな理由です。
(長期にわたって勤めれば、高付加価値業務の分、給与が高くなりますが、入社してしばらくはそれほどでもありません)

なお、ご存知だと思いますがA社は、BIG4に次ぐ監査法人の系列の税理士法人です。
個別の内容は知りませんが、
最近特に成長しているということはなさそうですので、準大手監査法人系列らしい
業界的には恵まれた社員教育と比較的高い給与水準だと思います。
注意点は、
こちらのトップご自身がおっしゃっているように、アップorアウト(成長か退社)の企業風土であること
maeya様が大学院で英語を鍛えられていると思うので英文系の仕事が集中するであろうこと
(BIG4等でもTAXには英語がビジネスレベルで強い人は多くないので特定の人に仕事が集中しやすくなります)
お客様との接点は少ないであろうこと(クライアントは外資系と中堅企業が多いはずです)
そしておそらくはかなりの激務であろうことです。

3.税理士法人TOTALについて
本来ならこの掲示板では税理士法人TOTALの採用情報は書かずに
税理士法人TOTAL 採用情報」をご覧になっていただくのですが、
最近の傾向を少々書き記していきたいと思います。

ありがたいことに、最近当社を志望してくれる方が多くなってきました。
関東近県はもとより、東北から九州地方まで。
そういえばスタッフ数も今年中には100名を超えるでしょうから、中堅税理士法人になろうとしています。

ただ、過大評価してもらっているのかなあという危惧もあります。

「あこがれていました」とか言われるとちょっと…。
まだまだ、とてもとてもその水準にはありません。

当社は、給与水準は都内の平均くらい。郊外ならやや高いかなあという程度です。
これは、労働時間が「普通」だからです。
都内はオフィス賃料が高いので、長時間労働の事務所が多くなります。郊外は賃料が安く主婦が多いのでのんびりした事務所が多くなります。
うちは業界平均くらいの労働時間
 閑散期は9時〜6時半
 繁忙期は9時〜9時半
くらいです。
(もちろん、主婦の方は4時〜6時半くらいには帰られます)
このあと、繁忙期と閑散期の平準化は進めますがしばらく時間がかかるでしょう。

これだと、労働時間が、平均と比べて郊外だとやや長く、都内の平均くらいなので給与もそれに連動するというだけです。

税理士法人TOTALでは、主婦には多様な選択肢を用意していますし、税理士受験生にも受験スタッフのような制度も用意しています。
受験スタッフの要件もだいぶ緩和して、学生・院生の受け入れも始めました。
それでも、受験生にとって両立は厳しいですし、税理士試験受験に専念するためにお辞めになる方もいます。
本気で受験との両立、家庭との両立を目指す中堅税理士法人が少ないので、うちの事務所に期待され過ぎるのかもしれません。

また、うちは素直で伸びそうな方、地頭が良い方、経験がある方を採用するので、本人は自分が優秀なことをよく知っておられるので(やや厳しい言い方をすれば誰でも人間は自己評価がやや甘くなるので)不満は尽きません。

給与が不満でおやめになる方も(あまり本人はそういう言い方はしませんが)もちろんいます。中長期的な成長を支援する方向で処遇していますから目一杯は働いてもらっていませんし。
受験や家庭の縛りが少ない方はそれなりに働いてもらって給与水準も上げています。

できれば社員の給与は上げたいと思っていますが、一方で、当社は成長企業なので一定の限界はあります。
実は前期は3年ぶりの実質赤字でした。あと数年でスケールメリットが利き、付加価値を取りやすい体制にしたいと思っています。
社内外の安定した人間関係により、中長期的な成長を続け自然と給与が上がる仕事をしてもらうのが理想です。
税理士法人TOTALの経営者としては、2〜3年中に給与の絶対水準を10%〜上げて、繁閑の差を縮小させるのが目標です。

maeya様は、大学院まで自ら道を切り開いてきたことと思います。
最近では大学院進学者の過半数が奨学金を使っているとお聞きしています。
返済を考えると、奨学金の借金の多さは気になります。
おそらく、年収は額面で100万円近くが借金の返済に消えるでしょう。

体力に自信があって頑張れるなら、BIG4等、給与の高い法人又は初任給が高い企業で働く。
体力に自信がないなら資格を取るまでは(大学院免除でないなら)実家から通えるところで働くという選択肢もあると思います。
もちろん、一経営者としては当社に応募していただけると嬉しいのは事実ですが…。

どの選択をするにしても、すべてに満点ということにはならないと思います。
優先順位を考えて、悔いがない選択をしてください。


※なお、
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2014年03月09日

受験スタッフ 募集中

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

確定申告も残すところあと1週間、会計事務所勤務の皆さんはあわただしく過ごしていることと思います。
うちも先週あたりからが忙しさのピークです。

今年は20代前半の若い「受験スタッフ」2名も、頑張ってくれました。
若いっていいですね。
最近、ちょっと疲れ気味の自分にはうらやましいです。


税理士法人TOTAL では税理士受験生を対象に「受験スタッフ」を募集しています 。

会計事務所未経験・税理士試験未受験でも構いませんが簿記3級程度の知識は必要です。
(従来は受験経験等を必要としていましたが要件を緩和いたしました)

残業のない比較的短時間の仕事です。
また、試験前は受験専念していただきます。

週20〜35時間の範囲で時間を決めていただきます。
仕事と受験のバランスを受験生ご自身で決められます。

科目合格者には学費を全額負担しています。
正社員への採用に当たっては優遇いたします。

通年採用を行っています。

受験と仕事の両立を目指しています。
試験を受けながら仕事についても学びたい方、学費程度は稼ぎたい方
ご応募お待ちしています。

2014年02月26日

税理士試験の科目選択(会計事務所勤務中)

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

ただいま、秋葉原、 新宿、船橋で人員を大募集中です。
ご応募お待ちしています。


ご質問はここクリック

それでは、
かっちゃん様よりのご質問です。
■年齢 29
■性別 男
■資格 財表合格
 2014年、簿記論、国税徴収法受験予定
■学歴 不明
■会計事務所経験 会計事務所勤務中
■居住地 地方

ときおりブログ拝見しております。
税理士試験の科目選択ですが、現在の確保できる勉強時間(平均2時間)などを考慮すると、インプット時間の少ないとされる国税徴収法や、酒税法、固定資産税、事業税、住民税を検討したりしているのですが、よく言われる実務にあまり役立たない、インプットが少ない分、逆に凄まじい競争要素が高くなるといった見解からあまりいい評判は聞きません。某専門学校はそのインプットの少なさを強調して、週一講義で合格レベルに引き上げるといった宣伝で煽ったりしているのを見ますが(笑)。

Q.
高橋先生の周りで選択科目で、上記の科目を選択して合格、ご活躍されている方はいらっしゃいますか?逆にそれらの科目の高い競争に参ってしまっている方がやはり圧倒的に多いのでしょうか?もしよろしければ高橋先生なりのご見解を伺いたいです。

まずは有資格者になって実務面の研究に時間を取りたいという考えなのですが、科目選択の発想が安直でしょうか?その点についてもご教授いただきたいと思っております。

A.
税理士試験の科目選択は悩ましい課題です。
若くて(20代前半スタート)専念受験生なら、国税三法(法人税法・所得税法・相続税法)か、所得税法・相続税法を消費税に変えるというのが昔からの王道です。
税理士になる以上、いずれこれらの税法は試験で受けるかどうかにかかわらず、かなりの勉強をしなくてはならないので、時間に余裕があるなら、仮に1〜2年税理士試験合格が遅れても、人生全体を考えるとかえって早道だからです。

ただ、会計事務所に勤務している人にとって、勉強時間の確保は大変です。まず、担当を持つと、切り替えがしにくいですし、気力を維持するのも困難です。
一日2時間勉強できているなら頑張っている方でしょう(9月から頑張って年間700時間です)。

ミニ税法受験者で合格している人・活躍している人はもちろんいます。
=============
税理士法人TOTALの官報合格税理士のうち
 国税三法+消費税           3分の2
 ミニ税法1、ミニ税法2がそれぞれ  6分の1
です。
=============
資産税(相続税の申告等)を担当させるときに相続税法を持っているかどうかは気にしますが(このため、相続税法を勉強していない人用の研修ビデオ等は充実させています。なお、他の資産税専門事務所の一部は相続税合格を要件にしているところもあります)、それ以外ではあまり科目は気にしません。

確かに実務にはほとんど役に立たない科目もあります
(個人的には役に立たない順に 酒税法、住民税法、事業税法、国税徴収法、固定資産税法)

国税三法とミニ税法のどちらかがが特に競争が激しいということはありません。税法科目の合格率は国税庁発表の統計のとおりでどの科目も10%強です。ミニ税法のどの科目も8人に1人しか受からないのです。

=============
税理士法人TOTAL 25年 税理士試験結果
  税理士試験受験者   24名
  税理士試験科目合格者 9名
  最終合格者         3名
でした。

働きながらの受験で、勉強不足でも受験しないといけない雰囲気にも関わらず、
税理士試験の平均合格率(12〜20%)はもとより専門学校の既習者クラス以上の成績でした。
みなさん、よくがんばってくれました。
税法科目間に合格率に関する有意な差はありませんでした。

また、年齢が高くなったり仕事がきつい管理職になった3科目持ちスタッフには働きながら大学院に行くことを進めることもあります。
今年も大学院に3名通学することになっています。
=============

税法科目は、基本的に簿財合格レベルの人の競争になるので、合格するのが容易な科目はありません。
強いて言えば、酒税法が母集団の水準が一番低く、相続税法が一番高い気がします。
(税法合格者がどれくらいいるか。大学院免除者がどの科目を狙うかということに関係します)
それでも、どの科目も、理論をきちんと覚えて、計算も(国税徴収法を除き)速くないと合格しません。
「なんとなく試験範囲は理解している、計算の算式は覚えた」では話になりません。
理論を「て、に、を、は」まで覚えて、計算はマシンのように速くて正確という人と争うのです。
このことは、税法に合格していない受験生には理解しにくいでしょう。
簿記論・財務諸表論は、合格率が20%くらいと高く、母集団のレベルと併せて税法よりかなり楽です。

私は5科目一発合格を目指してミニ税法を受験しましたが、最後の1科目がミニ税法で、なかなか受からなくて苦労しました。
ミニ税法のレベルをなめていて毎年不合格、今から思うと詰めが甘かっただけです。

ミニ税法は、所要時間が短いため、会計事務所に勤務中の受験生にとって意味があります。暗記と速記が得意なら合格も近いでしょう。

逆に、暗記と速記が苦手なら、ボリュームがあり、受験生が多い科目だと手が回れば合格できることもあります。このため、時間がありコツコツ勉強できるタイプの方は国税三法又は消費税の方が早かったりします。

なお、国税三法及び消費税はいずれにせよ勉強しなくてはきちんとした税理士にはなれません。
私は、国税三法で受験しなかった科目は専門学校で受講しました。それでもどうしても受験した科目よりは弱いのが実情です。

できるだけ早く合格したいと思うのは当然です。長くなると受験勉強を続ける気力が続きにくくなります。
質問に対する答えになっていませんが、早く合格するためにどの科目が良いかは人によって異なると思います。
会計事務所勤務者ならボリュームが少ない科目を狙うのは良いと思います。ただ、詰め切るかセンスが必要になります。

仕事と受験勉強の両立、大変ですが頑張ってください。



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2014年02月17日

会計事務所未経験者の採用面接

税理士事務所求人・採用情報の高橋寿克です。

当社は、新宿本部、東京(秋葉原)本部、船橋本部に、今月から所沢・東村山本部が加わり、4本部体制になりました。今年の夏までには横浜本部も加えて神奈川県にもサービスエリアを拡大する予定です。

ただいま、 新宿、秋葉原、船橋で人員を大募集中です。
ご応募お待ちしています。


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それでは、
よう様よりのご質問です。
■年齢 25
■性別 女
■資格 簿財合格済 法人消費勉強中
■職歴 なし
■学歴 学部:関関同立
    免除院:地方公立
■会計事務所経験 なし
■居住地 関西

はじめまして。就職活動の面接について質問させていただきます。
私は学部卒業後、税理士試験の様子見の意味も込め免除大学院に進み、今春修了予定です。そのため関係ない業種のアルバイトをした程度で職歴はありません

先日受けた面接で「税理士業務とはどういうものとイメージしているか?」という質問を受けました。
「税務代理や書類作成、税務の専門知識を活かしてその会社がより良くなるようなアドバイス」というようなことを答えたところ「アドバイスの内容を具体的に」と聞かれました。
私は社会人経験はなく、税理士業務についてもぼんやりとしたイメージしか持っていなかったために面食らってしまいしどろもどろになってしまいました。

そこで質問なのですが、

Q.
社会人経験のない者が就活するにあたって、職務内容についてはどの程度具体的にイメージや理解をしておくべきなのでしょうか。
もちろん、会社や事務所によって求める程度は変わってくるでしょうが、一つの目安としてお伺いしたいと思います。

A.
税理士法人TOTALは、昨年・今年は年間20人前後の増員のためその数倍の面接が必要で、そのほとんどに私が立会っています。
長く一緒に働くかもしれない人のことですので、かなり長時間にわたって人となりを丁寧にお聞きします。
このため、面接については、かなりの経験者?です。

大規模な会計事務所の場合、採用担当者がいることがあります。
昨年末、大原簿記学校(水道橋校)の「会計事務所事前説明会」で採用のための講演会を行いましたが、他の3会計事務所(辻・本郷、山田パートナーズ、古田土会計)は、採用担当のマネージャークラスがお話をしており、トップが話したのはうちだけでした。
私は、会計事務所は人が財産だと思うのでスタッフについてはかなりこだわっています。

おそらく、従業員20人くらいまでの会計事務所なら、トップ自ら採用面接に立ち会うか最終判断することが多いでしょう。

会計事務所の採用面接は、その事務所にふさわしい、一緒に働いていきたい人を選別する場です。
(一部で、とりあえず採用して合わなければ、勝手にやめるか、必要に応じて辞めさせるという事務所もありますが)

経験者なら、やってきた仕事の内容、身につけている技術の確認を行います。
それまでの経験が当社で生きるかが重要で、お互いの求める条件等が合致するかをチェックします。

未経験者の場合、会計事務所は専門職ですので、特に正社員・外回り要員での採用は、(自前でじっくり教育する一部の事務所を除き) 会計科目合格程度を求めるのが普通です。
ただ、未経験者は、知識や経験が不足していて当たり前です。
知識そのものよりも、性格や素質を判定するのが中心になります。
質問に対する反応の速さ、素直さ等を見ています。

よう様で特殊な点があるとしたら、学部卒業後、社会人経験なしに大学院に入学しているので
「会社がより良くなるようなアドバイス」と言われると、中期的な目標・姿勢としては良いのですが
会計事務所経営者としては、「頭でっかち」ではないかと心配したかもしれません。
会社経営者は、中小とはいえ人生をかけて経営をしています。会計を大学院で勉強した程度で、生きた経験が足りない人が中途半端にアドバイスをすると危険・有害ですらあるのです。
知ったかぶりをする人、理屈っぽ過ぎる人は嫌うかもしれません。
よう様が、そういうタイプでないことを確認した可能性が強いと思います。
(応募したのがコンサル中心を熱く掲げる事務所なら、その熱意を見る質問ということもあり得ますが)

ネタばらししてしまうと面接がやりにくくて困りますが…、
自分の言葉でなく、なんとなく取り繕った中途半端な回答は、人生経験で勝る所長は簡単に見抜きます。
あまり知識を増やして耳年増になっても逆効果なような気がします。
わからないなら、「具体的にはわかりません。これから学んでいきたいと思います」で十分です。
未経験者の場合、これから伸びそうな誠実で素直な人を多くの会計事務所では求めると思います。
素の自分を評価してくれる相性が合う事務所に就職すべきでしょう。

================
先日、娘の受験の父兄面接に参加しました。質問者がどういう意図で質問しているかがよくわかりました。私がしゃべりすぎて面接慣れしていると思われないようにと意識しました。
娘が、誠実な回答をしているのを見て「成長」を実感しました。
================



※なお、
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